新入社員研修の振り返り③ ~習慣化する
新入社員研修の振り返り、3日目です。

今年から、研修全体のメッセージを3つに絞ったのですが、
それが
「カラをやぶる」
「本気になる」
「習慣化する」  です。

カラをやぶる」「本気になる」について、昨日、一昨日は取り扱ってきたので、
「習慣化する」についても語りましょう。

新入社員の初期成長の3段階とでもいうべきものがあります。
最初のステップは、「我武者羅にやる」。
エントリー期には大切な精神です。少なくとも周囲には好感をもたれます。
でも、「我武者羅にやる」で高い成果を仕事で出すことはなかなかできません。
そんなにお仕事、甘くないのです。
で、次に求められるのは「原理原則を知る」。
例えば、ビジネスマナーなんかもこれに含まれます。
こういうときはこうやった方がいいんだよ、ということとか
様々な業務知識とか、フレームワークとか。
私たちは「原理原則」を学ぶことにより、業務の生産性を圧倒的に高めています。
新入社員研修では、たくさんの「原理原則」を学ぶことになります。

でも、学んだ「原理原則」はそのままで使えません。
「知っている」と「できる」の間には大海原があるのです。

なので、3番目のステップとして「習慣化する」が必要になります。
我武者羅にやり、原理原則を学び、それを習慣化して、再現性のあるものにして
はじめて配属後の現場で戦える武器になります。

当社の新入社員研修、というか若手研修のすべてのベースにおかれている思想は
「経験学習理論」です。

この経験学習のサイクルを回すことが習慣化できれば、成長はもうすぐそこです。
経験学習サイクルを意識してまわすことを理解し、実践できるようにすることに
新入社員研修では相当な手間と時間をかけています。

このあたり、「月間人材教育」の4月号の特集記事の中でも少し語っていますので、
ご興味があれば、ご覧いただければと思います。

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【2017/05/23 23:50】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
新入社員研修の振り返り② 本気になる
昨日、新入社員研修の振り返りを少ししたので、その続きを。

新入社員研修は、毎年毎年、本当に真剣にいろいろと考えるので、
気づいてみたら、メッセージもコンテンツもリッチ過ぎるようになる傾向があります。
で、今年のメッセージは大切なことの3つだけに絞りました。
もちろん、それ以外もあれこれやるんだけど、
新入社員研修で求めることを3つのメッセージにとにかくしてみたわけです。

その3つとは、
  「カラをやぶる」
  「本気になる」
  「習慣化する」  です。

昨日のブログでは、「カラをやぶる」を取り扱ったので、今日は「本気になる」についてです。

グーグルで「動物」「赤ちゃん」とキーワードを入れて「画像」で検索してみてください。
どうでしょうか。めちゃめちゃ可愛い写真が並びますよね。
彼ら彼女らの共通項は、まずはもちろん「かわいい」だと思います。
でもさらによくよく見ていくと単に可愛いだけではなく、
生きていくことに対するひたむきさ、生きていきたいという本気さが伝わってきませんか。
あらゆる動物には母性本能があるものなのでしょうか。
動物の赤ちゃんの訴える可愛さ、ひたむきさ、本気さに応えるように
親は赤ちゃんは育てるのです。
職場でも同じです。本気に迫ってくる新入社員に対しては、
先輩は育ててやろうという気持ちに自然となるものです。

でも、「本気になる」ことはかなりストレスフルなことです。
本気になることによって、成長への必要な通り道であるストレス・ゾーンに人は足を踏み込みます。
なんといっても、本気になるというのは、自分と対峙することになりますから。
「カラを破る」と少し重なるのですが、
学生のときは本気にならなくても、そこそこやっていけたような人でも
社会での仕事が同じようにできると思ってはいけません。
そこには数段のレベルの差があります。というか本質的な違いがいくつかあるのです。

もちろん本気になり方は人によって違います。
大きな声を出すことが本気の表現だと勘違いしている人がたまにいますが
秘めた本気もあってよいわけです。ただし、それが相手に伝わる必要はあります。
ほんとに秘めているだけでは、社会では価値を生みません。

プロ野球と比較すると数段稚拙なプレーが続く高校野球があれだけ人気があるのは
人は皆、「本気」が好きだからでしょう。
プロ選手の八百長に憤るのは、「本気」が裏切られたと感じるからでしょう。
「本気」に対しては、人は自然と応援したくなる傾向があるようです。

あと、「本気」になることは、自分本位から離脱するためにも必要です。
新入社員は、最初はどうしても視線が自分にむかっています。
正解がわからなくて、恥をかきたくなくて、自ら手を挙げて発言ができないのも
視線が自分にいっているからです。
そんな人は、発表のときに照れ笑いをしてしまったり、仲間に楽屋落ち的な発言をしたりします。
聴いている人には何一つ価値を提供しない、単に自分のための価値のない行為です。
プロの役者は舞台の上でけして照れ笑いはしません。仲間と楽屋落ち的な会話もしません。
それは舞台の上で「本気」になっているからです。

難しいのは、「本気になろう」と思っても簡単にそれができないことです。
本気というのは、いろいろなことにチャレンジしている中で、
「あれ、俺、今、本気だったかな」と感じるものなのです。
だからそういうチャンスをたくさん研修の中に散りばめてあげる必要があります。

研修をプロデュースする人も、ディレクションする人も、ファシリテーションする人も、
すべて一瞬たりとも気を抜かずに本気にならなければいけません。
そういった徹底した態度も、新入社員を本気にいざなうためには大切なのです。
「よいお兄さん」「よいお姉さん」になってしまっては
よい新入社員研修はできません。

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【2017/05/22 23:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
新入社員研修、3つに絞ったメッセージ
5月ももうすぐおしまい。
4月入った新入社員が街になじみ、そろそろ先輩たちとの区別がつかなくなる頃です。
4月の半ばくらいまでは、ほんとに「新入社員だ!」とわかっていたのが
自然となじんでいくのが面白いものです。組織社会化の1つのあらわれですね。

で、少し新入社員研修を振り返ります。
私たちがやっている新入社員研修は、ある意味、日本一というような自負があります。
でも、まだまだ発展途上ですし、毎年相当なてこ入れがもとめられます。
ほんとうに難しい……。

毎年毎年、いろいろと考えるので、
気づいてみたら、メッセージがとても多く、複雑になっていました。
で、今年は大切なことを3つだけに絞りました。
もちろん、それ以外もあれこれやるんだけど、
新入社員研修で求めることを3つのメッセージにしました。
今までは、これが10くらいあったんですね。

その3つは、
「カラをやぶる」
「本気になる」
「習慣化する」  です。

これができれば、配属されて何とかなるんじゃないかなと考えました。
新入社員研修の主催者側の目的は、
「多様で過酷な現場で他者の力を借りながら自力でサバイブできる」状態まで
新入社員をもっていくことです。
そのためには、この3つが一番大切なんだと感じたわけです。

でも、本当に「カラを破る」まで、3週間から4週間が必要です。
特に学生の頃にそろそろできた人の方がこれは難しい。
学生の頃にそこそこできたくらいでは、社会ではよい仕事はできません。
学生の頃にスーパーにできたような人は、普通の会社には入ってきません。
なので、皆がきちんと「カラを破る」ことが大切です。

「カラを破る」ことができると、
「ジョハリの窓」の「開かれた窓」が大きくなります。
そうすると、周囲とのコミュニケーションの質は自然とあがっていきます。
そして、他者からのフィードバックに耳を傾け、自己変革をできるようになります。
また、「カラを被っている人」よりも、先輩にかわいがってもらいやすくなります。

とにかく新入社員研修のうちに、早く「カラを破る」ところまで
もっていってあげたいと思い、様々なメニューを波状的に取り入れています。
まれにカラを破らなくても新入社員研修を乗り切れる人がいます。
もしくは、上手にぎりぎりで逃げ切れる人がいます。
でも、配属後のリアルな仕事まではやっぱり乗り越えられません。
それはとても不幸なことなので、新入社員研修の役割はやっぱり大切です。

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【2017/05/21 20:41】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
転校初日と初訪の古典酒場~引き戸をあけたあの瞬間
僕は転校生でした。
2年に1度、転校をするんです。
それは決まって夏。
1学期の終業式に「サヨナラ」して、2学期の始業式で「ヨロシクオネガイシマス」をします。
それが2年に1度。
だから、2回に1回は友達のいない夏休みを過ごします。しかも誕生日は8月。

幼馴染という仲間がいる人をときにうらやましく思います。
転校生は、表面的な人づきあいが上手になります。生きていくための技術です。
そして、逆に深い人づきあいが苦手になります。どうせ2年の付き合いですし。
たぶん、子供の頃、転校生という生活をしていた人は、似たような感じになるんじゃないかな。
たまに講演や講義の自己紹介の中でこんな話をすると、
私も同じですという声をよくいただきます。

転校初日の緊張感ったらないです。
担任の先生に連れられて、教室の前の引き戸をガラっと開けた瞬間。
24の瞳(もっと多いな)がこちらを観るんです。その視線。
アウエー感などというドライな単語では語りつくせない、あの緊張の感覚…。

時は流れて、50代になった自分。
趣味の1つは古典酒場での吞み歩き、です。
初訪の酒場。いかにも常連ばかりで「いちげんさん」にはちょっと敷居が高そうな酒場。
でも、魅力的で入ってみたい酒場。
入り口の引き戸をガラッとあけたとき、常連の皆さんの24の瞳がこちらを観ます。
この視線……。
初訪の呑み屋にいくと、あの転校の日を思い起こすことができます。

酒場探訪シリーズ036 明治屋 
※内容にあう「引き戸のある」写真がなかなか見つからず、大阪の明治屋さん。ただし、ここは全然、刺さるような視線はなくて優しさがありました。










【2017/05/05 09:25】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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