書店力
私は書店が好きです。
街の書店が壊滅状態で、大型の巨艦店でないと
書店もなかなか生き延びれない時代になってきました。
書店が1店もない市区町村もあるそうです。

良い書店というのは、買うつもりがなかったり、まったく知らなかった本を
ついつい買ってしまう書店です。
絶対、アマゾンのリコメンド機能ではリコメンドされないような本、
そんな本が、目に飛び込んでくるような書店です。
そんな書店を書店力のある書店と私は勝手にいっています。

私の自宅の近くの駅前にある街の書店は
けして大規模ではないのですが、
それでも専門書を除けば一通りの書籍をおいている街の書店としてはそこそこの規模です。
ここはなかなか書店力があります。
好きな店員がいるんだと思いますが、
いろいろと手書きのPOPが書棚に置かれ、ここに様々な情報が満載されています。
で、買う気もない、知りもしない本を買うことがあります。

最近の書店はどこも書店力がなかなか高くなってきています。
でも、なんとなく自分として得意な書店とそうでもない書店があります。
例えば、高田馬場の芳林堂は好きな書店です。
ここは何といっても、中学校・高校の頃に毎週通っていた書店です。
まだ、ビックボックスが赤かった頃のお話です。
いったい、ここで何冊の書籍を買ったことでしょうか。

当日と棚の配置はがらっと変わっているのですが、
今でも行くと、本の大人買いをしてしまいます。
書店力が高いのは間違いないですが、ホーム感覚があるんですかね。

どれだけアマゾンが便利になっても、
書店の書棚めぐりの愉しさは消えません。

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【2016/12/01 23:57】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
梶尾真治著「怨讐星域」全3巻
だいぶ前の話、今年の夏休みについてです。

今年の夏休みの読書は、これでした。梶尾真治著「怨讐星域」全3巻、1300ページ程の大作です。
梶尾真治さんは、私がほぼ全作品を読んでいる数少ない作家の1人です。本作は昨年度に発刊されたのですが、手に取るのも読むのも遅れました。以前だとありえないことですが、なかなか読書能力が低減しています…。

で、これ凄い作品ですよ。SFのエッセンスがすべて詰まっています。梶尾真治さんらしい情緒的なモチーフもあり、センスオブワンダーに溢れる未開の惑星でのサバイバルのシーンあり、基本構想のド派手さあり、壮大な年代記としての構成あり、年代記の中で輻輳する登場人物の絡みあり……、夏の日の読書にうってつけでした。

梶尾真治さんは熊本出身の大ベテランSF作家です。私の初読はハヤカワJA文庫の「美亜へ贈る真珠」。タイトル買いしてしまいそうな素敵なタイトルですね。それに対して、ここ最近の梶尾真治さんの作品のタイトルはなんとなくもったいない感じがします。本作ももっともっと情緒的なタイトルを付けた方が売れるんじゃないかなと。

梶尾真治さん、知らない方、10年ちょっと前にSMAPの草彅君主演で「黄泉がえり」が映画化されました。柴崎コウの主題がとても素敵でしたね。

たまたま、検索していたら、面白い記事がありました。今年の年初のSMAP解散騒動の時の奴ですね。

**********梶尾真治さんのツイッター**********
今、新聞の文化部さんから、なに間違ったのか「SMAP の解散にニュース聞かれていかがでしたか?」と。よりによって何故に私に。ぷっと吹き出す。「全員生きてるんだからいいじゃないですか。何十年かして同窓会ツアーするとき追っかければ。ボウイの方がショックですよ」と答えました。

**********で、翌日の新聞記事から**********
熊本市の作家、梶尾真治さん(68)の小説「黄泉がえり」が2003年、メンバーの草彅剛さん主演で映画化された。草彅さんの印象について「真面目で感じのいい人でした」と振り返る梶尾さん。「驚いたけど、みんな1人でもやっていけると思う。何年かたてば、再結成の可能性もあるのでは」と話す。

ほとんど創作ですね。マスコミは自分達の書きたいことを書くために、都合よく取材をしているというのの典型例ですね。

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【2016/09/03 07:07】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦著 
すんごい図書紹介をさぼっていますが、久しぶりに気軽な奴を。

先月の連休に出張ではなく、旅行で大阪にいったのですが、グランフロントの紀伊国屋をゆっくりみました。巨大だということもありますが、とてもよい書店です。よい書店の条件は、買うつもりのなかった本を買ってしまう、読んだこともない、もしくは聴いたこともない著者の本を買ってしまうというところだと思います。しかも、アマゾンのようにアルゴリズムの連鎖なしに、それが起こるところです。

で、その際に荷物になるのは承知の上で、5冊ほど購入。うち、3冊は読んだことのない著者の本でした。

本書は、基本的にはタイトル買いです。とても秀逸な街角ファンタジーです。住宅地の空き地にペンギンの群れが現れます。それから街にはいろいろと不思議なことがおこります。主人公のおとなびた小学生の目でそれらが語られ、進行します。まさに日本の街角ファンタジー。最近とんとあとくなってしまいましたが、日本SF大賞受賞作です。

書籍の紹介というよりは、よい本屋とはというブログになったような気がします。

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【2015/11/13 23:57】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
小説で読みたい 名作のSF映画
今日の日経プラスワン。トップの企画は「小説で読みたい 名作のSF映画」でダントツのトップにノミネートされたのが、フィリップ・K・ディックの「ブレードランナー」。原作は「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」。原作と映画、どっちも大好きですが、それぞれテイストがかなり違います。

「ブレードランナー」はSF映画の転換点になった映画のようにも感じます。
未来は明るいものでも、宇宙に行けるものでもないし、正義が勝つわけでもないという意味で。

ディックの映画化作品をネットで拾ってみました。
ほとんどもともとのタイトルで映画化されていないのと、短編が映画化されているケースが多いが特徴でしょうか。

ブレードランナー(1982年)『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
トータル・リコール(1990年)『追憶売ります」
バルジョーでいこう!(1992年)『戦争が終わり、世界の終わりが始まった』
スクリーマーズ(1995年)『変種第二号』
クローン(2001年)『にせもの』
マイノリティ・リポート(2002年)『少数報告」
ペイチェック 消された記憶(2003年)「『報酬」
スキャナー・ダークリー(2006年)『暗闇のスキャナー』
NEXT -ネクスト-(2007年)『ゴールデン・マン』
アジャストメント(2011年)『調整班』
トータル・リコール(2012年)『追憶売ります』

で、今回のランキング。ちなみに2位以下はこんな感じです。
2位「2001年宇宙の旅」、3位「惑星ソラリス」、4位「宇宙戦争」、5位「スターシップ・トゥルーパーズ」、6位「遊星からの物体X」、7位「ストーカー」、8位「スローターハウス5」、9位「猿の惑星」、10位「プリデスティネーション」。
最近のものが上位にいるほかは、そこそこマニアックですかね。

ハヤカワのディック作品の表紙が皆、下劣なデザインに変わってしまいましたが、以前の表紙がとっても好きです。だいぶぼろくなったけど、この「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は大切です。「ユービック」とか「火星のタイムスリップ」とか「パーマ・エルドリッチの3つの聖痕」なんかの表紙絵も最高ですよね。

無題
【2015/06/06 21:11】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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