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「文系人材に未来はあるのか?」 ~アーカイブ:『Learning Design』第1号「議論白熱 #001」
なんか頼まれてちょこまかいろんなところに書いたりすることがあるんてすが、整理がよくないので記録がほとんどされていません。なんとなくもったいないなぁという気もするので、とりあえず手元にあるものであまり長くないものについて、ブログでアーカイブをやろうと思い立ちました。あの頃の自分に負けていないか!と自分を鼓舞させるような意味合いも少しあります。

実はたまたまとある編集者の方から退職のご連絡をいただき、その方との過去のメールのやりとりに書いた記事があって、そうだこんなこと書いてたんだぁと感慨深く思ったのがきっかけです。で、思い立ったらGO。

初回は大好きな専門誌「人材教育」が廃刊になり、その後継として昨年から出された『Learning Design』の創刊号です。大好きな専門誌の後継の創刊号に少し書かせていただけるなんて本当に光栄でした。まだ1年前くらいに書いたものです。「文系人材に未来はあるのか?」というタイトルに対して、4人のHRパーソンが応えています。目茶、文字数少ないのでなかなか大変です。

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『Learning Design』第1号「議論白熱 #001」 (2018.7)
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「文系人材に未来はあるのか?」
国立大改革で減りゆく人文社会系学生。しかし、18年の就職率は「文高理低」。一時、遡上に載せられた「文系不要論」をどう見るか?
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「境界を踏み越え、能力の可能性を広げるべき」
文系、理系を選択するのは20歳前後。長いビジネス人生の間にテクノロジーが進化していけば、必要になる能力、スキルはきっと変わっていく。文理というわかりやすい境界をつくってしまったがために、私たちはいらぬ苦労をしているのではないだろうか。境界は自分の心がつくるものだ。文系人材であろうと理系人材であろうと、いつまでもしなやかに学ぶ力があれば、何でもできる時代が到来しているように感じる。
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新酒場探訪シリーズ019 縁@東銀座 ~銀座から新富町までたまに歩くことがあるんですが、この途中にはなかなか魅力的な店があります。その一軒。店内〆ラーができるのが素敵。必ず、丹沢山があります。これも嬉しい。
新・酒場探訪シリーズ019 縁① 

新・酒場探訪シリーズ019 縁②

新・酒場探訪シリーズ019 縁③

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【2019/03/26 21:46】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
先生、今年の新人の特徴は、何ですかね? ~中原先生のブログに連ブログ
相変わらず、早起きの中原先生の今日のブログ。
ちょっと引用しますが、まったく同感です。

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毎年、この時期になりますと、研究室に、メディアの方々から、お問い合わせがございます。
なんだか最近肩身が狭い?人文社会科学の研究者にお問い合わせをいただけること自体、ありがたいことであり(!?)、なるべくお役に立ちたいとは思うのですが、ちょっと気になることがあります。
といいますのは、この時期増えるお問い合わせのなかで、僕が大変気がかりなのは、
「今年の新人の特徴は、何ですかね?」
 というご質問です。

「先生、今年の新人の特徴は、何ですかね?」
 この問いに対しては、「ほにゃらら型」とか「ちょめちょめ型」とか「ほげほげタイプ」とかいう回答を期待してくださっていると思うのですが、小生は、いつも困惑してしまうのです。他の方はどうお答えしても、小生は何ら気にしません。ただし、僕は胸がザワザワしちゃうんです。
 胸がザワザワしてしまうポイントは
1.同世代人口でおおよそ100万人くらい存在する「新人」を「今年の新人」という「同一カテゴリー」で十把一絡げにしようとする点
2.「今年の新人」という「十把からげカテゴリー」に対して、しかし、それでいて「特徴」という「個人的資質」を想定しようとしている点
3.しかも、その個人的資質が、毎年、変化することを、ひそかに期待されている点
 です。
 だって、新人ていったって、めちゃめちゃ、いるんだよ・・・。
 いったい「誰のこと」を応えればいいの?
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こういうのって、結構、組織内でも何気に聴かれるんだけど、まあ応えないとかえって面倒なときは、「今年の新人は元気です」「今年の新人はいろいろいます」とだけだいたい応えています。まあ、採用方針からもしれませんが、確かにこの2つは成り立っていると思うし、「元気」は無意識に先輩たちが新人に求めていることなので安心してもらえるし、「いろいろ」は何十人か他人が集まれば、絶対に本当のことなんですから。とにかく、人には個体差というものがちゃんとあるのです。

ただ、世代的特徴というものは、きちんと整理するとある程度はあるんじゃないかとは思います。私たちの世代のように、バブル前夜に学生時代を過ごし「私をスキーにつれていって」あげることに必死になったり、就職したら時任三郎に「24時間戦えますか」と当たり前のように問われ続けてきた世代は、時の首相が働き方改革を論じる時代に社会に出てきた人とは、当然に何かが違いますよね。
私たちの大学生の頃に、居酒屋でサワーなるものが吞まれ始めました。酒類の多様化の始まりの時代なのですが、ファジーネーブルやカシスウーロンはありませんでした。そして、乾杯は全員普通にビールでした。しかも、まだ瀕死状態のアサヒビールがコクキレの商戦を始める前であり、ビールには顔がなく、ただ「ビール」という売り物だった時代でした。もちろん、日本酒にも顔がなく、「日本酒」といってオーダーしていた時代、「越の寒梅」とかが偉そうに出てきたのはもう少しあとだったと思います。そして、芋焼酎は「さつま白波」だった時代です。(個人的時代観ですが…)

で、今は違います。「仙禽」頼むんだっていろいろあるんだから。いちいち面倒なくらい個がたっているんです。そんな時代に、いまだに「今年の新人の特徴は、何ですかね?」なんて問いを繰り返す人たち、メディアってやばいなぁとあらためて思います。ちゃんちゃらおかしいですよね。

酒場探訪シリーズ046 大坂屋 

酒場探訪シリーズ046 大坂屋@門前仲町 ~大好きな酒場の1つ。お店の中で写真を撮ると怒られるので外観写真のみ。不思議に居心地がいい。常連さん優しい。シロ・フワ・軟骨・シロ・軟骨・フワ・シロ・軟骨・軟骨・玉子スープ、って感じかな。



【2017/04/04 23:50】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
喰える資格、喰えない資格、美味しく喰える資格

今日の中原淳先生のブログから。
テーマは資格ビジネスです。まずは、ちょっと引用を。


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先日、某駅のあたりを歩いていたら、ふと、下記のような「看板」を目にしました。
 誰でも取得できて、高収入確実!
 簡単に学べます
 あなたも資格ホルダーになりませんか?
 こうしたうたい文句を背景にして、大量の資格希望者を集客し、何の入口管理も出口管理もおこなわない機制のことを「資格ビジネス」といいます。
 本来、資格とは「資格をもっている人」と「資格をもっていない人」のあいだに「境界」をつくりださなければならないはずなのに、「資格ビジネス」ではそれを行いません。
 なぜなら、利潤をあげるためには「資格をもつ人」を無条件に増やしつづける必要があるからです。
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あはは、ですね。
実際、これに惹かれて、それなりの金額を払う人が結構、いるから、このビジネス成り立っているわけです。でも、本当に食える資格って、排他的な権利を保障する、つまりその資格がないとその仕事を開業できない、医師とか弁護士とかいうのでないと、なかなかきついですよね。
これに対してよい資格について、次のように整理されています。確かにそうですね。gcdfなんか、結構、こんな感じできていますよね。


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 1.誰に知識を配分するかを決める「入口管理」がある
 2.体系的かつ構造化された知識が配分される「学習機会」が提供されている
 3.当人に資格を付与するかどうかの「出口管理=試験」がある
 4.資格を取得後に継続教育が提供される
 5.継続教育の成果によっては、資格の継続や剥奪を決めることができる
 6.資格の教育内容が改善されるシステム、および、資格保者の人数を制約するシステムが内在している


「資格」とは「境界」をつくりだすことです
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新卒の採用面接でも、履歴書にたくさんの資格がならびます。以前に何回か、企業の採用担当者の立場で、資格取得学校で講演をさせていただいたことがあるのですが、「ほとんどの資格は採用には役に立たない」という主催者の気持ちを無視した話をさせていただきました。

採用面接で資格についての話になったときに、聞くのはどんな資格を取ったかではなくて、「資格をとろうと思った動機」と、「資格取得のプロセス」の2つです。この2つに納得感があると、面接の評価は高まります。結構、資格を取得するのが大変な資格もあります。gcdfだって、大変ですよね。利き酒師だって大変です。これをなぜ取得しようと思ったのか、そしてどのように勉強したのかは、面接では、その方を知るためにはなかなか役に立つ情報になります。とった資格の名前よりも、動機とプロセスです。で、先の資格取得学校の講演では、こういう話まできちんとして主催者を少しは安心させていました。これは本当に実感することです。


たぶん、gcdfのようなキャリアカウンセラーの資格を取得して、それだけで喰えている人はほとんどいないはずです。フードコーディネーターとかもそうですね。もし、それで喰えている人がいたとしたら、少なくとも「資格をとろうと思った動機」がしっかりしていて、「資格取得のプロセス」にもとてもよいものがあるんじゃないでしょうか。


今日は久しぶりに中原先生のブログに反応してみました。


ところで、お好み焼き検定が今週の日曜日にあります。これも資格ですが、絶対に就職には役に立ちませんし、これで喰えるということはありません。でも、これで酒宴で話のネタができますし、洒落たうん蓄話が語れるようになりますし、何よりも家庭で美味しいお好み焼きが食べられるようになります。こんな資格もいいですよね。これぞ、まさに「美味しく喰える資格!」。今年は閉め切っちゃいましたけど、来年もやりますよ。


酒場探訪シリーズ032 文字平 











【2016/12/05 23:12】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
インターン生の言葉から
五月雨的に人事にインターン生を受け入れています。

いずれも2週間の期間で、大学のカリキュラムのものです。少しずつかぶりながら、続いています。一番最初に入った慶應義塾大学商学部の2人が終わり、次に入った京都産業大学と同志社女子大学の1人ずつがこの金曜日に終り、今は法政大学キャリアデザイン学部から2名と明治大学から1名が来ています。

このインターンシップでは、普通に社員と席をならべて、社員からの依頼仕事をやってもらいます。ある程度は、レクチャーなども挟み込みますが、とにかくオフィスの中で実務をやることにより、リアルな職場体験をして欲しいと思っています。学生同士のチームでのプレゼンとかにはあまり意味を感じません。

また、なるべく多くの様々な社員とランチに行くように促し、様々な社会人の声を聞くようにしてもらっています。インターンで一番大切なのは、「働きたい」という思いを持つことと、「人はどうして働くんだろう」ということを思索することかなと思います。

後者でいえば、ほんとに人それぞれです。まずは、人それぞれなんだということをリアルに納得して、では自分はということを考えてもらうきっかけになればいいと思います。けして、人はお金のためだけで働いているのではありません。

前者については、この金曜日も嬉しい発表がありました。最初の日に2週間の目標を立て、最後の日に我々に対して成果発表会をやってもらいます。その中で出た話なのです。

インターンをやるまでは、誰もが職場ではたんたんと仕事をやっているんだと思っていた。でも、ここにきてそんなことないんだということを知った。真剣になる時は真剣になるが、リラックスをしながらなごやかに仕事もできている。みんなで仕事をやっている。何となく、社会に出るのが怖くなくて楽しみな感じになった。

そんなような話です。

世の中では、学生向けに社会のネガティブ・キャンペーンが繰り広げられています。ブラック企業報道がその最たるものですが、もちろんごく一部にはやばい組織もあるでしょう。でも、多くの日本の職場はそうではありません。心ない大人たちのネガティブ・キャンペーンにより、働くこと、職場というものが怖いもの、不気味なものに感じてしまう、素直な学生は少なくないようです。インターンでそれを払しょくできれば、いい感じの気持ちで就職活動に入れるに違いないと思います。

DSC_0012.jpg
※ご存知ですか。東京大学の本郷キャンパスにある、もう1つのハチ公像。



【2016/09/04 23:52】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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