なんか頼まれてちょこまかいろんなところに書いたりすることがあるんてすが、整理がよくないので記録がほとんどされていません。なんとなくもったいないなぁという気もするので、とりあえず手元にあるものであまり長くないものについて、ブログでアーカイブをやろうと思い立ちました。あの頃の自分に負けていないか!と自分を鼓舞させるような意味合いも少しあります。 実はたまたまとある編集者の方から退職のご連絡をいただき、その方との過去のメールのやりとりに書いた記事があって、そうだこんなこと書いてたんだぁと感慨深く思ったのがきっかけです。で、思い立ったらGO。 初回は大好きな専門誌「人材教育」が廃刊になり、その後継として昨年から出された『Learning Design』の創刊号です。大好きな専門誌の後継の創刊号に少し書かせていただけるなんて本当に光栄でした。まだ1年前くらいに書いたものです。「文系人材に未来はあるのか?」というタイトルに対して、4人のHRパーソンが応えています。目茶、文字数少ないのでなかなか大変です。 ************************************* 『Learning Design』第1号「議論白熱 #001」 (2018.7) ************************************* 「文系人材に未来はあるのか?」 国立大改革で減りゆく人文社会系学生。しかし、18年の就職率は「文高理低」。一時、遡上に載せられた「文系不要論」をどう見るか? ************************************* 「境界を踏み越え、能力の可能性を広げるべき」 文系、理系を選択するのは20歳前後。長いビジネス人生の間にテクノロジーが進化していけば、必要になる能力、スキルはきっと変わっていく。文理というわかりやすい境界をつくってしまったがために、私たちはいらぬ苦労をしているのではないだろうか。境界は自分の心がつくるものだ。文系人材であろうと理系人材であろうと、いつまでもしなやかに学ぶ力があれば、何でもできる時代が到来しているように感じる。 ************************************* 新酒場探訪シリーズ019 縁@東銀座 ~銀座から新富町までたまに歩くことがあるんですが、この途中にはなかなか魅力的な店があります。その一軒。店内〆ラーができるのが素敵。必ず、丹沢山があります。これも嬉しい。 スポンサーサイト
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相変わらず、早起きの中原先生の今日のブログ。 ちょっと引用しますが、まったく同感です。 **************************************************************** 毎年、この時期になりますと、研究室に、メディアの方々から、お問い合わせがございます。 なんだか最近肩身が狭い?人文社会科学の研究者にお問い合わせをいただけること自体、ありがたいことであり(!?)、なるべくお役に立ちたいとは思うのですが、ちょっと気になることがあります。 といいますのは、この時期増えるお問い合わせのなかで、僕が大変気がかりなのは、 「今年の新人の特徴は、何ですかね?」 というご質問です。 「先生、今年の新人の特徴は、何ですかね?」 この問いに対しては、「ほにゃらら型」とか「ちょめちょめ型」とか「ほげほげタイプ」とかいう回答を期待してくださっていると思うのですが、小生は、いつも困惑してしまうのです。他の方はどうお答えしても、小生は何ら気にしません。ただし、僕は胸がザワザワしちゃうんです。 胸がザワザワしてしまうポイントは 1.同世代人口でおおよそ100万人くらい存在する「新人」を「今年の新人」という「同一カテゴリー」で十把一絡げにしようとする点 2.「今年の新人」という「十把からげカテゴリー」に対して、しかし、それでいて「特徴」という「個人的資質」を想定しようとしている点 3.しかも、その個人的資質が、毎年、変化することを、ひそかに期待されている点 です。 だって、新人ていったって、めちゃめちゃ、いるんだよ・・・。 いったい「誰のこと」を応えればいいの? **************************************************************** こういうのって、結構、組織内でも何気に聴かれるんだけど、まあ応えないとかえって面倒なときは、「今年の新人は元気です」「今年の新人はいろいろいます」とだけだいたい応えています。まあ、採用方針からもしれませんが、確かにこの2つは成り立っていると思うし、「元気」は無意識に先輩たちが新人に求めていることなので安心してもらえるし、「いろいろ」は何十人か他人が集まれば、絶対に本当のことなんですから。とにかく、人には個体差というものがちゃんとあるのです。 ただ、世代的特徴というものは、きちんと整理するとある程度はあるんじゃないかとは思います。私たちの世代のように、バブル前夜に学生時代を過ごし「私をスキーにつれていって」あげることに必死になったり、就職したら時任三郎に「24時間戦えますか」と当たり前のように問われ続けてきた世代は、時の首相が働き方改革を論じる時代に社会に出てきた人とは、当然に何かが違いますよね。 私たちの大学生の頃に、居酒屋でサワーなるものが吞まれ始めました。酒類の多様化の始まりの時代なのですが、ファジーネーブルやカシスウーロンはありませんでした。そして、乾杯は全員普通にビールでした。しかも、まだ瀕死状態のアサヒビールがコクキレの商戦を始める前であり、ビールには顔がなく、ただ「ビール」という売り物だった時代でした。もちろん、日本酒にも顔がなく、「日本酒」といってオーダーしていた時代、「越の寒梅」とかが偉そうに出てきたのはもう少しあとだったと思います。そして、芋焼酎は「さつま白波」だった時代です。(個人的時代観ですが…) で、今は違います。「仙禽」頼むんだっていろいろあるんだから。いちいち面倒なくらい個がたっているんです。そんな時代に、いまだに「今年の新人の特徴は、何ですかね?」なんて問いを繰り返す人たち、メディアってやばいなぁとあらためて思います。ちゃんちゃらおかしいですよね。 酒場探訪シリーズ046 大坂屋@門前仲町 ~大好きな酒場の1つ。お店の中で写真を撮ると怒られるので外観写真のみ。不思議に居心地がいい。常連さん優しい。シロ・フワ・軟骨・シロ・軟骨・フワ・シロ・軟骨・軟骨・玉子スープ、って感じかな。 |
今日の中原淳先生のブログから。
採用面接で資格についての話になったときに、聞くのはどんな資格を取ったかではなくて、「資格をとろうと思った動機」と、「資格取得のプロセス」の2つです。この2つに納得感があると、面接の評価は高まります。結構、資格を取得するのが大変な資格もあります。gcdfだって、大変ですよね。利き酒師だって大変です。これをなぜ取得しようと思ったのか、そしてどのように勉強したのかは、面接では、その方を知るためにはなかなか役に立つ情報になります。とった資格の名前よりも、動機とプロセスです。で、先の資格取得学校の講演では、こういう話まできちんとして主催者を少しは安心させていました。これは本当に実感することです。
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