2003年に、1回実技試験を落ちた末にキャリアカウンセラーの資格GCDFを取得しました。
厚生労働省のキャリアコンサルタント5万人養成計画とともに、多くのキャリアカウンセラーの資格が乱立しましたが、ほぼGCDFとCDAに勢力図は二分されてきたようです。CDAのプログラムは良く知りませんので比較はしませんが、私はカリキュラム・講師ともにGCDFにはかなり満足をしています。網羅的に理論を得られたのもありがたかったですが、カリキュラムが知識取得中心ではなく「ヘルピング(GCDFではカウンセリングのことをこう呼びます)」の時間数がしっかりと取られており、どれだけ勉強をしても本当に「ヘルピング」は難しいものだと実感した上で資格を取得するようになっているのは本当に良いことです。 ところで、私がこの資格を取得しようと思った動機は以下の5点です。 ①もともと、この分野にかなりの興味があった。 ②長らく人事におり、面談も毎年相当数行っており、独学では面談スキルを勉強してはいたものの、もっと専門的スキルを身につけて応対をしないと、面談をする社員に失礼だと感じるようになった(その頃にたまたまいくつか難しいケースに直面したことにもよります) ③当時のメンバーのうち一人が、社会人大学院でカウンセリング心理学の修士号を取得、さらにGCDFを受けてみるといっていた。うーん、負けてられないなぁと思ったが、何となく修士号をとった人が受けるなんて難しそうだなぁとも感じてしまっていた。 ④そんな時に、以前に派遣会社の担当責任者であったマネージャーの方が何かの用件でご来社された。雑談の中で、その方がGCDF資格者ということが判明、うーん、この人がとれるなら何とかなるかと思った(大変失礼な話ですが、ある意味では恩人です)。 ⑤そんな時に、今年の4月末までに開講した研修に行けば教育訓練給付金が80%出るが、それ以降は大幅減額になる制度変更があることを知った。今、申し込めばまだ4月のコースが空いていることも知った。転職経験のない身としては、ここらで雇用保険料取り返さなきゃとの思いがわいてきた。 って感じです。今から考えると、この5つの項目って新しいものに一歩踏み出す際に必要な環境要因、動機要因をとてもよく網羅しているケースのように感じられます。当時は相当に忙しい時期だったのですが、5つの要素が束になって決断をさせてくれました。 で、結果は大正解、本当に良い仲間に恵まれて、あの時の判断に感謝します。 本日は親会社の会議に終日出席。部下の育成テーマでとても熱い討議が続き、なかなかいい会社じゃないか、と改めて思ったり。でも、議論の行き着く先は上司である我々のマネジメントがどうあるかです。 ![]() スポンサーサイト
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