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企業と学生の間にあるギャップ
就職シーズン真っ只中に突入しつつありますね。採用担当時代が長かったので意味もなく身が引き締まります。よく、最近の学生は……なんて話がでますが、これは数十年前から出ている話。今の学生だけがどうのということではありません。社会に出たことがない学生に企業のことが生々しくわかるわけがありません。ですから、企業と学生に認識のギャップがあるのは当たり前。

でも、学生ばかりを問題視せずに、もう一つのギャップである企業発のギャップを真剣に考えてみる必要はないでしょうか。。
経済産業省の2005年の調査で、「新卒採用プロセスの問題点」を企業・大学・大学生に聞いたものがあります。「採用/就職活動の早期化」、「採用/就職活動の長期化」といった企業・大学・大学生ともに問題だと指摘ている事項もありますが、企業と大学生で認識が明確に分かれたのが「採用基準が明確でない」という項目。大学生の61%が指摘しているにも関わらず、大学は33.5%、企業にいたっては問題があるとしたのはわずかに15%だけです。また、同じ経済産業省の調査の中で、企業に聞いた「求める人材像は学生に伝わっているか」という設問がありますが、「きちんと伝わっていると思う」「ある程度は伝わっていると思う」をあわせると73.4%の企業が求める人材像が伝わっているとしています。このギャップはなかなか凄まじいですね。まさに企業側の一人よがりの世界です。情報伝達は相手に伝わってはじめて情報伝達なんですけどね。

最近、学生の皆さんと話すときには、この数字を引用して、企業社会を代表して「ごめんなさい」といっています。学生もギャップがあることを認識した上で情報と接した方がいいでしょう。ギャップを埋めるには、よりリアルな情報を取りにいく必要がありますからね。また、社会中にこのギャップというものは存在し、ある意味ではそれを埋めるのが仕事というものだ、という感じもしますし。

本日、私の属するある実践共同体をJMAMが発刊する「人材教育」に取材いただきました。4月号に掲載予定です。
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【2008/01/29 23:16】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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