FC2ブログ
業務改善の目的と罠
物流改善について勉強をする必要が出てきており、本をつまみ読んでいます。その中でなかなかわかりやすい考え方に出会いました。ちょっと、要約をしてみます。

「物流における業務改善への取り組みを行う企業は多いが、目的が明確になっていない場合が多い。基本的には物流における業務改善の目的は、コスト削減のはず。もしも物流業務を社員主体でまわし、その企業が社員の雇用を守る方針の企業であり、社員の配転が容易でないのであれば、いくら業務を改善させても、社員をクビにしない限り、投入経費は変わらないのでコスト削減にはならない。改善が自己目的化して、真の目的を見失っている改善運動が相当に多い」。

といったような趣旨の話です。

これって、他の業務でもいえていますよね。業務改善ってことばざわりが良いので何かとても仕事をしているような気がしますが、その結果として投入経費が減らなければ、何も実質的な効果は出ていないんですよね。これが業務改善の罠です。

ただ、このケースにあてはまらないパターンが2つあります。

1つは業務改善をして創出した余力で新規の顧客を受注するなどといった余力創造目的の業務改善です。

もう1つは固定費の変動費化を図るための業務改善。例えば「仕事の見える化」を進めて、正社員を派遣スタッフに切り替えるのなんかもそうですね。変動費化が進めば、今度はさらなる業務改善によって(変動費化した)投入経費を削減することが可能になります。

おそらくいまどき「業務改善」を口にしない職場の方が少ないでしょう。皆さんの職場のメンバーは「業務改善」の目的について、同じ見解を職場全体で共有化できているでしょうか。業務改善運動そのものが仕事になってしまっていたりしませんか。それこそ、手段の目的化の良い例ですね。

「物流管理」の常識・非常識 (PHPビジネス新書 26)「物流管理」の常識・非常識 (PHPビジネス新書 26)
(2007/03/17)
湯浅 和夫

商品詳細を見る



※ 《2月21日》 進めていたプロジェクトも紆余曲折を経て、順調にいけば明日に承認されます。ようやく楽しい、明日に向けての実務フェースが始ります。

  ←よろしければクリックして一票投票を
スポンサーサイト



【2008/02/21 21:25】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
| ホーム |