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次世代DVD規格に考える
次世代DVD規格の決着がつきましたね。SONYファンの私としてはよかったことですが、今回の件にはいろいろと考えさせられますね。

東芝の撤退判断についての是非はいろいろな人がいろいろというでしょうが、ワーナー・ブラザーズの離反、それに続いてのアメリカ小売大手のブルーレイ・ディスク支持宣言を受け、勝ち目がないと感じてからの判断のスピードは早かったと感じます。もちろん既に数百億円という損失は見込まれているでしょうし、購入者やマスコミがあれこれと批判はすることと思います。しかし、この判断がさらに遅ければ損失額もさらに脹らむでしょうし、被害を被る消費者も増えたことと思います。
東芝の推進したHD-DVDは、国内ではまだレコーダー2万台、プレーヤー1万台、対応パソコン2万台の5万台しか販売されていないそうです(海外ではプレーヤー70万台、対応パソコン27万台で、なぜか合計はちょっきり100万台)。もう随分と昔のことですが、13年間の長きに渡って続いたVHS・ベータ戦争では、国内だけで400万台のベータ方式ユーザーが犠牲になったとのことですから、今回のケースは消費者には良い早期決着だったといえます。また、ごくごく初期に規格統一や撤退判断がされたわけではなく、そこそこ両陣営が競い、その結果として実売価格がかなり下がってきた後の決定であったのも、消費者にとってはありがたい時期だったといえるでしょう。

私は個人的には東芝の西田社長が、ここでも選択と集中を明確に行った、なかなか凄い決断だと感じます。同時にフラッシュメモリーの新工場建設を発表し、「選択」だけでなく「集中」もアピールしたあたりに気概が感じられます。ひょっとすると、数年後にはフラッシュメモリーがすべてのディスク類を一掃しているかもしれませんし。

それにしても、このようなハードの覇権争いが、ワーナー・ブラザーズの離反というソフトがキーになって結論がつくのが今の時代の象徴です。さらに、映画等の画像情報の視聴が、ハードの媒体を経由せず、ネット経由に移行するという、究極のソフト化も既に起こりつつありますね。製造業に身を置くものとして、考えるべきことは多そうです。


※ 《2008年2月24日》 ところで、生命保険会社の今のコマーシャルって完全に横並びで、私たちは丁寧に説明をしています、といってお客様を社員が訪問するタイプのばかりになってしまいましたね。確かに説明不足でいろいろと批判を浴びたので、気持ちはわかりますが、あまりに単純すぎるような。そもそも、「商品の説明をきちんとする」「お客様の状況が変わったら、新たな状況に合わせたプランを紹介する」なんてことは、他の業界の営業担当ははるか昔からやっている、あまりに当たり前のことのように思うのですが。そんな当たり前のことをやっているというのを説明するために公共の電波と数年万円にのぼる広告宣伝費を使うなら、その分を配当金にまわしてくれた方が嬉しいなぁとか思います。でも、どこの業界も中に入ると中の事情があるんでしょうね、きっと。申し訳ありませんが、食品業界はまだ値上げをせざるを得ない状況が続いていますので、よろしくお願いいたします。

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【2008/02/24 22:27】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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