FC2ブログ
不機嫌な職場、あなたの職場は大丈夫?
「不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか」という、ある意味では身もふたもないタイトルの本を読みました。現実にこれに近い職場は存在するのでしょうし、またどんな職場にも「不機嫌な職場」につながる要素はあると思います。少しでも自分の職場にその兆しがあると感じる人は読んでみてもいいのではないでしょうか。

本書でいう「不機嫌な職場」「ギスギスした職場」とは、こんな状況の職場です。

○「皆のために」と一生懸命頑張ったのに反応が薄い。
○熱意を込めて書いた提案メールにレスポンスがない。あるいは冷ややかな反応ばかり返ってくる。
○何回頼んでも、誰もきちんと対応をしてくれない。
○そのくせ、一方的な指示を出してきて、こちらが対応をしていないと、キレる。
○ランチタイムは社員同士ばかりでつるんで、派遣社員やパート社員は蚊帳の外。
○イライラした空気が職場に蔓延し、会話がない。
○困っていても、「手伝おうか」の一言がない。
○「おはよう」等の挨拶もなく、皆淡々と仕事をはじめる。
○新しいことに参加してくれない。
○隣の席にいる人とも、やりとりはメールのみ。

どう考えても、あまり楽しそうな職場ではないですね。

この本では協力関係を阻害する構造的要因を、以下の3つのフレームワークで整理してくれています。
○「役割構造」…誰と協力すべきなのか?
○「評判情報」…この人はどんな人なのか?
○「インセンティブ」…協力への動機づけは働いているか?

グーグル、サイバーエージェント、ヨリタ歯科クリニックという協力し合う組織のケースを確認した上で、前出の3フレームから解決の糸口を探っています。もちろん単純な処方箋等はないわけで、多面的・持続的な取り組みをリーダーが思いをもって進めることが大事なのですが、私はヒントは「効力感」と「認知」にあるかなぁと感じます。特にすごいことをやったからとか、高い成果を上げたからということでなく、日常的な業務の中で軽やかな「認知」の応酬が自然に発生すると、「効力感」も得られていくでしょうし、並行して「感謝」も生まれてくるように感じます。

本書、なかなか売れているようですが、著者チームの思いが伝わってくる点と、秀逸なタイトルのなせる業でしょうか。また、このような職場が相当に増えているという社会的ニーズもあるのだと思います。ある意味では困ったことです。

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)
(2008/01/18)
河合 太介、高橋 克徳 他

商品詳細を見る


※ 《2008年3月6日》 本日、静岡でお通夜でした。業務用モバイルがやや改善されて往復の新幹線でも「それなりに」使用できるようになったのはいいのですが、やはり「それなりに」なのです。

  ←仕組みをよく理解していないのですが、ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
スポンサーサイト



【2008/03/06 23:43】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |