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実践コミュニティとしての食品SS連絡会 ~SSC談話008~
昨日の続きでまた長くなりますが、食品会社のシェアード・サービス担当者で構成している食品SS連絡会という会を通して、実践コミュニティについて整理したいと思います。わからない方には伝わらないかもしれませんが、失礼します。

《実践コミュニティとは…》
「人々が相互に知恵や知識を持ち寄り、企業内の部署や担当者といった垣根を超えて、コミュニケーションを図りながら問題を解決するような自発的な集団

《食品SS連絡会とは…》
2002年に設立された食品会社のシェアード・サービス担当者で構成している会で、現在は10数社が参加している。主に人事給与担当者が中心。定期的に持ち回りで総会を開催し、情報交換をしている。また、総会以外にテーマを決めた分科会で実務担当者が切磋琢磨したり、ベーシック・アドバンスの2レベルの給与実務担当者講習会を会社横断的に実施したりしている。また、日常的には何か困ったことや、聞きたいことをメーリングリストに投げると、各社が自社の状況を説明するといった実務に即したギブ&テイクの情報交換が成り立っている。

食品SS連絡会は、典型的な成功した実践コミュニティの1つだと思いますが、そのポイントというのを考えてみました。

ポイント① 自主的な活動
設立から時間が経過し、好きで立ち上げた初期メンバーの頃とは異なり、シェアード担当になったので会社から派遣されている立場の方が大半になっている。最初の参加動機は「会社からの派遣」だが、それ以降は自発的・自主的に各活動に参加し、お客様意識・受講者意識を持たず、何か自分が貢献できないかを考えるメンバー同士の集団であり続けられている。

ポイント② 専門的な刺激の場
慶応義塾大学の教授や社労士を始め、外部専門家とのネットワークを維持・拡大し続け、またメンバー自らもシェアード・サービスの専門家として相互刺激を与えられるような集団であり続けている。

ポイント③ 垣根を超えて
責任者だけの会でなく、日頃は組織を超えてコミュニケーションする機会が少ない、シェアード・サービス・センターの主役である実務担当者が交流できる集団であり続けられている。

ポイント④ コミュニケーション例会自体も講義形式ではなく交流形式で、そして何よりも例会後の懇親会や分科会を大事にする集団であり続けている。メーリングリストでの情報のやり取りも頻繁かつ密度が高い。

ポイント⑤ 価値の創出
上記の①~④にみるとおり、実践コミュニティにとって一番大切な「価値の創出」を続けることができている。

このような会は、「どれだけ続くか」よりも「どう続くか」ですね。場合によってはシェアード・サービスという仕組み自体が過渡期的な存在として将来に総括されるのかもしれません。この会をはじめ、すべての組織は合目的的に存在する必要あります。目的がなくなったら、目的を効果的に果たせなくなったら解散する。そんな潔い緊張感を持ちながら運営されることがよいのではないかと感じます。そして、何よりも実践コミュニティとしては、「行って楽しい会」であることですね。

実践コミュニティについて詳しく知りたい人は、以下の本がありますよ。

コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (ハーバード・ビジネス・セレクション)コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (ハーバード・ビジネス・セレクション)
(2002/12)
エティエンヌ・ウェンガー、リチャード・マクダーモット 他

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※ 《2008年3月9日》 本日はお世話になった方への手土産菓子を買おうと、谷津の「ル・パティシエ・ヨコヤマ」へ。ここは今は「岩シュー」という一日限定600個販売のシュークリームが有名で、開店時には既に60名程の行列が。1人10個までルールがあるので、60番までであれば安心です。「谷津干潟の卵」というやや日持ちをする菓子を手土産に、「岩シュー」にもう1つ名物の「谷津ロール」などたくさん買い込んで帰宅しました。
http://p-yokoyama.jp/

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【2008/03/09 21:36】 | シェアード・サービス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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