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定期昇給、って結構好きな概念なのですが
春闘の季節ですね。

今年は多くの業界・会社でベア要求の復活が拡大しています。ただし、既に「ベア」という言葉は使用されずに「賃金改善」という言葉が踊っています。一律にベースを上げるではなく、若手の底上げ、現場の底上げ、休日手当の改善、次世代支援施策の拡充などといった感じて、限られた賃上げ原資を政策的に労使の合意によって投資しようという発想ですね。これはこれで合理的なことだと感じます。

「ベア」とともに古典的な賃金用語に「定期昇給」がありますね。毎年ある時期になると社員全員の号俸がアップして定期的に昇給を得る仕組みですが、年功序列の象徴みたいに敵対視され、多くの企業が特に管理者層には職務給・役割給といった賃金システムを導入し、定期昇給を完全廃止、もしくは大幅に薄めてきました。これはこれで当然のことです。

でも、私は「定期昇給」ってなかなか素敵な言葉だと思うのですが……。もともと定期昇給には、大事な前提というか約束事があったんだと思います。それは「社員であるからには、絶対に去年よりも高い価値を上げること、去年と同じ仕事をやっていたのではいけない」、「会社・管理者は責任をもってそれを支援し、育てる」という両者の暗黙の了解です。だから、それに対して会社は給与を毎年上げる仕組みを取り入れてきたのではないかと思います。

去年と同じ仕事を同じようにやっていては給与があがるわけがありませんね。ましてや、今のように去年よりも徹底的にいろいろな取り組みをやってようやく会社業績が維持されるような時代では、去年と同じことしかやっていない人は、10%や20%は給与が下がって当たり前といってもいいのでしょう。労使双方が高い志をもって、自信をもって「定期昇給」を制度化できるような集団にあこがれます。


※ 《2008年3月14日》 連日のように採用面接実施中です。いろいろと考えさせられますねぇ。

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【2008/03/14 20:15】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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