FC2ブログ
Q&A③派遣スタッフの活用方法 ~SSC談話013~
先週の水曜日・木曜日に引き続き、某社のシェアード・サービス・センター(以降、SSC)の勉強会でのQ&Aからです。改めて当時の資料を読み返したのですが、本当にこの時の皆さんは総じて熱心でした。今回の質問は、ちょっと回答が長くなってしまっています。しかもちょっと偉そうですねぇ、すみません。

質問③: 御社のSSCでは、社員とそれ以外の方(契約社員や派遣スタッフなど)について、それぞれどのような役割を区分して仕事をされていますか。また、それは設立期と現在とではどのように違ってきていますか。

回答③: 私が責任者をつとめていた設立時とその後しばらくは、全体の半数が派遣スタッフでした。極端な話として8割迄なら派遣スタッフ中心でやっていけるかなと思っていました。立場上の違いは配慮しますが、基本的には社員と派遣スタッフの役割は区別しません。管理職と一般社員の役割も仕事の上ではほとんど区別しないでやっていました。これが方針でした。多分、特殊な考え方かもしれません。

一般的にいって、派遣スタッフには乱暴に分けると2つのタイプがあると思います。

①派遣スタッフとして、限定的に与えられた役割に対しては責任をもって働くが、自分の時間も確実に確保したい、必要以上の責任は持たされたくない。

②派遣スタッフであっても、仕事をやるからには責任と意欲をもって仕事を行い、仕事の中で自分を成長させていきたい。

いうまでもありませんが、固定で置く派遣スタッフとしては、②タイプの人材しか入れません。当社では業務内容に関わらず同一の派遣スタッフの契約は最長で3年迄というルールがあります。②のタイプの人はもともとは正社員志向があるはずですから、社員同様に仕事を担当してもらい、契約満了の3年後にはどこかの会社の採用選考に合格して、やりたい仕事につけるようにしてあげればよい、と割り切っていました。事実、多くの派遣スタッフが他社の人事系業務の正社員として旅立っていき、その後の貴重なネットワークを構築してくれています。これも当社の財産です。

人事給与業務の経験がある①タイプの派遣スタッフよりは、未経験者の②タイプで優秀な人の方を選んでいました(「プロ論」を参照)。最長で3年しか勤続できないことを前提に派遣スタッフを中心の業務体制をまわすことは、引継ぐ担当者には苦労させるかもしれませんが、組織的には良いことだと思います。

3年間でどんどん人が変わってしまうということは、引継書やマニュアル作成もいやおうなく進みますし、仕事も定型化させていこうと思わざるをえません。ブラックボックスに入ってしまう仕事も発生しません(「担当者3年交代論」を参照)。

ただし、設立時はまさに「変革期」でもあります。ですから、徹底的に組織をフラットにして、遊軍的に仕事ができる体制をとることが必要でした。管理職だ一般職だ、社員だ派遣だといっている場合ではありませんでした。その後、私が引継いだ後は当社のSSCも「安定期」に入ってきているので、組織もやや階層的に見直しているようです。組織は環境に対応する必要があります。

※「SSC談話」のシリーズは、私が人事SSCを立ち上げ、リーダーとして3年間試行錯誤の経験をしたことをベースに書いています。すでに異動して2年以上を経ていることと、あくまでも事業範囲が人事・給与・教育・採用のSSCであったことを割り引いてお読みください。不定期に思いつきで書いています。また「Q&A」のシリーズは、某社のSSCの勉強会でお話をさせていただいた際のQ&Aからです。非常に印象的な企画でしたので引用させていただいています。もちろん表現は少々変えて内容を普遍化させていますので、一般的な話としてお受取ください。SSCに興味のある方は、左側の「カテゴリー」欄から「シェアード・サービス」を選択し、過去のバックナンバーも是非、ご参照ください。


※《2008年4月29日》 昭和の日ですね。結構、歩きました。そうでもないか。

ビジネスブログ100選
  ←ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
スポンサーサイト



【2008/04/29 23:00】 | シェアード・サービス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |