早くも、5月もお仕舞いです。なんかどんどん日が経つのが早くなるなぁというのは、人間、誰にも共通のことのようですね。
ブログも書き始めて4カ月ほどになりますが、とにかく吸収したことを何でもアップしておけば、語句で検索ができるのでとても便利です。 今回は、資料請求に対して単行本を2冊も贈ってくれた日本LCAに感謝してDIPS関連を3日間、GCDFの自主勉強会での話しに感動してスターバックス関連を3日間、WORKS研究所のシンポジウムに感化を受けて、最後はミドル関連を連続(このテーマはまだまだ続きます)で、という感じで、固まりでの記述が多くなりました。シェアードサービス関連を書けずにすみません。 5月16日 図書紹介:『カンブリア宮殿 村上龍×経済人2』(日本経済新聞社) 5月17日 業務のブレイクダウン①~DIPSから② 5月18日 業務のブレイクダウン②~DIPSから③ 5月19日 業務のブレイクダウン③応用例~DIPSから④ 5月20日 スターバックスコーヒーの魅力と強さ 5月21日 モチベーションの2大クライシス 5月22日 やっぱり認知はモチベーションをあげる 5月23日 インターネットと認知実感 5月24日 図書紹介:『仕事と組織の寓話集-フクロウの智恵-』(近代労働研究会) 5月25日 決断するミドル 5月26日 「委任」することの難しさ 5月27日 部下のアイデアを採用できるか 5月28日 学習するミドル 5月29日 学習しないミドル 5月30日 スモール・ステップ法のノック ※《2008年5月31日》 本日は慶応SFCのキャリアリソースラボラトリーでスーパービジョン、バタバタしており事前課題を出さずに参加です。その前の午前中は、総合政策学部の花田研究室のメンター役(?)として学生の研究の支援。彼ら彼女らなかなか頑張っています。当面、10日に1回くらいのペースでお手伝いしていきます。そうそう、はじめてSFCの食堂でも昼食をとりました。慶応義塾150周年メニューと早慶戦用メニューとで、とてもメニューがにぎやかでした。終了後は大船にて同期チーム(?)にておでんとマグロ。間違いなく隠れた名店です(ですから隠しておきます)。 ![]() ![]() スポンサーサイト
|
昨日の「委任」の話と同様で、部下のアイデアを取り上げるかどうかというのも、マネージャーとして大きな悩みどころです。
「5:5、6:4くらいなら、部下のアイデアを採用する」 ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏は、こういっているそうです。これって、実は結構難しいこと。並みのマネージャーであれば、5:5の場合は間違いなく部下のアイデアではなく、自分のアイデアを尊重してしまいます。特に何ら意識すらもせずに。 アイデアを取り上げるということは、明確でかつ強力な認知行為です。部下のモチベーションは上がりますし、その結果、一生懸命にそのアイデアの実現化にも走り、当初のアイデア以上の成果を出す可能性も高いでしょう。そして、何よりも次からも一生懸命にアイデアを出そうと頑張ります。 「どんどん俺に意見をいって来い!」といっていながら、部下が意見をいいにくると、「まだまだお前はわかっていないな」「何を馬鹿な話をいっているんだ」「もう少しきちんと考えてから持ってこい」といって部下の意見を取り上げない上司、結構いそうですね。部下は馬鹿らしくて2度と意見を言わなくなります。 「どんどんアイデアを出してくれ!」も対応を間違えると同じことが起こります。マネージャーは、黙っていてもメンバーよりも偉い人なんだから、メンバーと張り合う必要はないわけです。 ※《2008年5月27日》 今日は夕方に業界団体の懇親会のあと、女性活躍推進検討会の懇親会に参加。この会も歴史は出ましたが、参加者の部署が「ダイバーシティ推進室」とかにどんどん変わっています。それにしても、凄いメンバーが揃ってます、この会。これも立派な実践コミュニティです。 ![]() ![]() |
5月9日に酒井穣氏の著書「課長の教科書」についてのコメントを書かせていただいたら、著者ご本人からの書き込みをいただきました。ありがたいことです。酒井さんのブログからもいろいろと勉強をさせていただいています。それにしても、著者ご本人からコメントをいただくというのは、とても強く認知されたという実感を受けますね。もちろん、他の皆様からの継続的なコメントもそうですし、コメントは書かれなくても、何かの機会に「読んでます」といわれるのも同じように認知されているという実感を感じますね。
ところで、ブロガー人口は日本人の10%をだいぶ前に超えているそうですね。私の周辺だと、それよりも少し少ないくらいかなぁと感じますが、年齢的にそんなものでしょうか。もちろん複数持っている人や怪しいブログもたくさんあるので、本当の比率はわかりませんが。 以前にここでもご紹介した「不機嫌な職場」(講談社現代新書、高橋克徳・河合太介・永田稔・渡部幹著)の中で、ネットの持つ認知効果について触れていました。ネットの世界では認知の享受機会にあふれており、書き込んだ内容について「ありがとう」「すごい」「このことだったら、この人に聞け」というような応答が日々なされていると指摘しています。「すごい」といってもらえると、自分の存在が本当に認めらもらえたような気がして、大いなる喜びを得ます。これぞまさに認知効果です。 なかなか現実の職場では、このような認知実感を得られる機会が少なくなってきているようです。これはこれで改善に注力する必要があります(何度も書いてますが、認知とモチベーションの関係をもっと重要視するべきですね)が、ブログを書く人が増えている背景にはこんなことがあるのだと思います。
※《2008年5月23日》 本日は終日、WORKS研究所のシンポジウム。大変に考えさせられることが多くありました。おいおいご紹介しますね。ちなみに私が参加したセッションは以下のとおりです。 ◇パネルディスカッション「ミドル人材のブレイクスルーを考える」 ◇分科会①「ミドルはなぜ部下を育て、次世代に新しい価値を遺そうとするのか」 ◇分科会⑦「社員自身による能力開発、アフター5の活用を考える」 ◇分科会⑪「ミドル社員活性化におけるキャリア自律アプローチの有効性を考える」 ![]() ![]() |
ちょっと前に日本LCAに資料請求をしたら、太っ腹で単行本を2冊も送ってくれたことに感謝して、「知的生産性向上システムDIPS」の基本要素である「業務のブレイクダウン」についての説明を2回続けましだか、本日は「業務のブレイクダウン」の応用例です。
基本的には「業務のブレイクダウン(TB)」は、仕事の受け方・進め方を改善して個人の生産性を高めるツールですが、実は一番効果を発揮するのが、メンバー指導のケースです。 実は、できるメンバーとできないメンバーの決定的な差の1つは、「業務のブレイクダウン(TB)」ができるかできないかなのだと、私は思っています。できないメンバーはこれができていないので、仕事がいつも後手にまわり、時間が無駄にかかり、内容も不十分……、という結果になります。本人としては、努力も工夫もしているし、何よりもしっかりと時間を投入してはいるのですが、「業務のブレイクダウン(TB)」ができずに闇雲に仕事を進めているので、成果に結びつつきません。 では、どうするか。 業務の指示を出したら、まず「業務のブレイクダウン(TB)」をすることも含めて指示をします。そして、その「業務のブレイクダウン(TB)」の内容をチェックしてあげればいいわけです。TBさえ確認すれば、上司としても、メンバーが何は理解できていて、何はできていないのかが手にとるようにわかりますし、「披露宴の視点」での具体的なアドバイスがすぐに可能です。DIPSでは「TBシート」というツールも提供されていました。 これを何回か繰り返すと、メンバーも仕事の受け方・進め方のツボを押さえます。そうすれば卒業です。 でも、指示を受けてもまともに「TBシート」がかけないメンバーもいます。こういったメンバーには奥の手です。「TBシート」を作成して、それを指示書として渡すわけです。まずはそれにしたがって作業をまわすところから覚えていけばいいわけです。 もう1つ、私が人事マネージャーをやってDIPSを活用していた時の応用例です。 「新制度に基づく賞与評定依頼を再来週に出すから、○○君が担当で進めて」という指示を○○君に出したとします。○○君はは担当者として「TBシート」をまずつくり、関係者全員にチェック依頼をメールで行います。修整要望などが入って「TBシート」が完成され、それに基づいて皆で作業を進めます。すべての業務が無事に終わると不都合点等を織り込んで、「TBシート」を修整します。TBだけでは不足する作業手順やスケジュールを書き加えれば、それがそのまま翌年度への引継書になるわけです。翌年の担当者は、制度や組織等の変更点を修整すれば、そのまま「TBシート」を使用して仕事ができるわけですから、安心できますし、相当な効率化が図れます。 やっぱり何事も、個人だけで導入するのではなく、組織導入することによって、効果は莫大に出るものですね。
※《2008年5月19日》 日帰りで大阪、夜は恵比寿。昼も夜もピッツァ(&パスタ)。かつ、夜は2件。でも、あんまり飽きないから好きなんですかね。 ![]() ![]() |
ちょっと前に日本LCAに資料請求をしたら、太っ腹で単行本を2冊も送ってくれたことに感謝して、昨日に続けて、「知的生産性向上システムDIPS」の基本要素である「業務のブレイクダウン(TB)」についての私なりの整理をしてみます。
昨日は、とりあえず「業務のブレイクダウン」が大切だというという話まででしたが、本日は「業務のブレイクダウン」をする際のポイントをいくつか。 ①業務をブレイクダウンする単位は、ブレイクダウンされた個々の業務の到達すべきゴールが明確になる程度にとどめる。 ②業務をブレイクダウンする単位は、そのブレイクダウンによってどんな行動を起こさなければならないかが明確になるものであること。 ③業務のブレイクダウンをしてみて、その1つの業務が2時間以上にわたると思える場合、その業務はさらに分割できないか考えてみる。つまり、単位は2時間未満の仕事であること。 ①では、業務のブレイクダウンは、あくまでも作業手順書を作成することとは違うというのがポイントです。指示を受けるごとに作業手順書を作っていては仕事になりません。作業手順よりはもっと大きな単位であり、これをやるとどうなるのというのがはっきりとしたレベルです。 ②では、何をやるかのアクションが明確である表現レベルでブレイクダウンをしないと手のつけ方がわからないということです。 ③はDIPSのもう1つの主要概念である「マックスⅡの法則」とリンクします。これは、いつか改めて詳述しますね。 さて、DIPSでは業務をブレイクダウンする際の視点というものが提示されています。この視点でブレイクダウンをすると、抜け漏れが起こりにくいわけです。単純なのですが、これは本当に使えますよ。 ①あらかじめ誰かに聞いておくべきことはないか(HEAR) ②誰かに伝えておくべきことはないか(INFORM) ③誰かに頼んでおかなければならないことはないか(REQUEST) ④自分自身で実施すべきことは何か(OPERATE) ⑤調査、検討を要することはないか(EXAMINE) ⑥あらかじめ誰かと交渉すべきことはないか(NEGOTIATE) 作業をいざやろうというときに思いついても、もう間に合わないということは結構あります。作業を開始するときには、これらのことが既にすんでいることが大事ですね。 この視点は、頭文字をとって「HIROEN」、すなわち「披露宴の視点」と称されています。DIPSではこういったゴロあわせがたくさん出てきます。くだらないのも一杯あるのですが、ゴロあわせは大切ですよね。未だに鎌倉幕府ができた年や、大化の改新の年を覚えているのも、ルート5がいくつかを覚えているのも皆、ゴロあわせのおかげですから。
※《2008年5月18日》 かなり効率的に動いたものの、やるべきことが十分に進みませんでした。よくよく考えると、1日では終わるわけがないほどのことをやろうと欲張っているような。まぁ、サラリーマンNEOで1週間を〆ます。 ![]() ![]() |
ちょっと前に日本LCAに資料請求をしたら、太っ腹で単行本を2冊も送ってくれたという話を書きましたが、そのうちの1冊である「知的生産性向上システムDIPS」をパラパラと読んでみたら、10数年の時を超えてDIPSのエッセンスが改めて頭の中でクリアになってきましたので、いただいた本に感謝して、DIPSの手法の中でも私が好きな奴をいくつかご紹介したいと思います。本当にDIPSとの出会いは、私の仕事への取り組み方を変えたと感謝しています。
まずは何といっても、DIPSといえば「業務のブレイクダウン」(TASK BRAKEDOWN)です。私の以前の部署ではDIPSテスト導入終了後も、仕事の指示を受けたらまず「TB」というのが合言葉でした。 「業務のブレイクダウン」は、仕事の受け方の改革であり、仕事の段取りの改革です。 私たちが依頼を受ける業務の大半は、単なる単純作業ではありません。「これをコピーとって」という依頼であれば、仕事の段取りは必要ありませんが、「明日の夕方までに企画書を作って」という依頼はそうはいきません。 でも、企画書を作成するように依頼された時に、明日の夕方までに完成させるために明日の午後1~3時はあけて、その時間に対処しようとやる時期を決めるだけ決めて、すぐに元の仕事に戻る人も多いのではないでしょうか。そうではなく、仕事を受けたらすぐに3~4分でいいのですぐに時間をとって「業務のブレイクダウン」をする、というのがポイントです。そうしておかないで、翌日の午後に企画書作成に着手してみて、はじめて次のようなことに気づいても後の祭りです。 □もう少しのこれに関する詳しい資料が欲しいので、業者に確認したけど、担当者がつかまらない □考えていくと、依頼内容の具体的な事項を依頼者に確認したくなったが、今さらもう聞けない □データの整理に時間がかかるが、アシスタントが空いておらず、自分でやるしかない。もっと本質的な企画書作成に割くべき時間がこれでほとんどとられてしまった こんなことがないように、指示を受けたらすぐに「業務のブレイクダウン」して、必要な手配があればすませ、さらに確認すべきことがあれば依頼者に確認をしてから、元の仕事に戻るということができれば、きっと翌日にはあわてる必要はなくなります。 といっても、何もプロジェクトの業務設計をするわけではないので、仔細な段取りをする必要はありません。何よりも段取りに十分過ぎる時間をかけることは本末転倒です。ですから、ほんの数分でできる程度の段取りでよいわけです。 「業務のブレイクダウン」には、いくつかのポイントがあります。長くなりましたので、そのあたりは明日に。
※《5月17日》 夕方の明るいうちから、神田の蕎麦屋「まつや」で一杯。既に満席で、皆さんが日本酒のとっくりを前にご満悦顔です。 ![]() ![]() |
ご承知のとおり、テレビ東京の番組である「カンブリア宮殿」を書籍化したものです。本書では23名の経済界における様々な組織のトップが取り上げられています。実は、番組自体は本書に取り上げられている中では、キリンビールとローソンの回しか見ていません。単に時間帯が合わないだけですが(というか、最近はあらゆるテレビ番組と時間があいませんが…)。
本書は新幹線の中で読みましたが、それには最適な本だといえます。読みやすいわりに、手ごたえがあります。やはり新幹線の中では、あまり骨太すぎる本は少々つらいものがあります。特に帰りの新幹線でビールを飲みながらですと。 まず読み続けながら、JMMを購読しはじめた頃の高揚感を思い出しました。JMMは村上龍氏が編集長となり既に10年ほど続いている経済テーマのメールマガジンです。創刊当初は、結構、知る人は知っているという感じて、久しぶりに会う相手に「JMMって読んでる?」みたいなやり取りが結構ありました。それにしても、続いているのは凄いことです。 「PROFILE」「INTERVIEW」「RYU’S EYE」という3部構成で、各回は構成されており、一流の経営者の考えや歩んできたキャリアといったものがコンパクトに把握できるのが素敵ですが、最後の「RYU’S EYE」の中で村上龍がこの人に対しては、こういった切り口からこのように攻めてみよう、その結果、こんなことだった的なことが書かれているところに、なかなか興味深さを感じました。 前書きにも書かれていますが、すべてのゲストに通じる明確な共通点は、「自らの仕事に誇りを持ち、総合的に人生を楽しんでいる」ということです。そして、これは果たして、ゲストたちの成功の原因であるのか、結果であるのかは微妙だとしています。実に共感できる分析です。それが成功の原因だといってしまうと、やはり何かがずれてしまうと思うのです。 また、多くのゲストが「今の職場でとにかく全力を尽くさないと次のステージも見えてこない」といっていると整理した上で、「とにかく全力を尽くしてみる」ことは今の時代では容易ではないとしているのも、本当に同感です。素敵なキャリア論が横行しているなかで、そうは簡単じゃないよという論点は実に大事なことだと思います。 高校の授業中に「コインロッカー・ベイビーズ」を読みふけったこと、家族でサイパンに行く飛行機の中で「希望の国のエクソダス」を読みふけったこと、最後に担当する新入社員研修の合間に「半島を出よ」を読みふけったこと、いずれにしても読んだシーンとその時の自分の思いが思い浮かぶ、なぜか私にとっては不思議な方です。
※《2008年5月16日》 お昼にお客様がいらしたので、お昼は「天音」へ。昔ながらの店構えで、ほんとに胡麻油の香りに食欲がそそられます。けして、コストパフォーマンスが良いと思えませんが、人形町界隈ではずせない店の1つですかね。個人的に他にはずせないのは、「キラク」「芳味亭」「ほし」……、一杯ありますねぇ。来月から転勤で神田勤務になりますが、ちょっと寂しいです。 ![]() ![]() |
あっという間に5月も半分が経過しました。半月毎に書いたブログの復習をしていますが、いつもいつもすぐに復習の時期がやってきます。今回はゴールデンウィークがあったので特に早く感じました。
さて、この2週間の内容です。 5月1日 Q&A④ モチベーションをあげるために ~SSC談話014~ 5月2日 Q&A⑤ 作業工数の計測について ~SSC談話015~ 5月3日 キャリアコンサルタント試験制度の行方 5月4日 ユーコープ事業連合のキャリア開発制度のお話から 5月5日 キャリア開発にWIN WINは変ですね 5月6日 ワーカホリズムとエンゲージメント 5月7日 やる気を促す5要因 ~J.R.ハックマン 5月8日 モチベーションと認知 5月9日 やっぱりミドルは要 ~「課長の教科書」から 5月10日 知的生産性向上システムDIPS、懐かしいなぁ 5月11日 人材育成の定義(求める姿と現在の姿の差異を埋めるのが人材育成) 5月12日 学習する姿勢を会得することの重要性 5月13日 決断と判断の違い 5月14日 シェアード・サービスは実業か虚業か 先月末から続けたシェアード・サービス・センターからみのQ&Aから始まり、昨日の内容までシェアードからみでは5月1日・5月2日・5月14日の3回。シェアード関係の方に会うと書きたくなる傾向があるようです。あとは、モチベーションからみも多く、5月1日・5月7日・5月8日あたり。改めて整理してみると、他者のモチベーションを下げる行為を無意識にかなりやっている自分に気づきます。整理して考えることの大事さが身にしみますね。 ※《5月15日》 本日は夕方から赤坂サカスに転居した広告代理店さんのオフィス見学。キハチプロデュースの喫茶・飲食スペースや、ライブラリィ、企業内ユニバーシティ等、さすがに創造性が磨かれそうなオフィスです。その後は、火鍋。創造性がふっとぶくらい満腹になりました。 ![]() ![]() |
以前も書きましたが、どうも最近のHRMの潮流の1つにミドルの機能の再評価があるように感じられます。そんな中で「はじめての課長の教科書」という本が出ていたので読んでみました。「教科書」というだけあって、網羅的に課長の機能や求められるスキル等について整理されており、ややノウハウ本的な構成になってしまってはいますが、初めて部下を持つ課長になる方には役に立つ本かと思います。 本書の冒頭に書いてありますが、経営者向け専門書や一般社員向け実務ノウハウ集といった書籍がたくさんある中で、中間管理職の業務一般について詳述されたビジネス書は確かに少なかったかもしれません。様々なビジネス理論の大半が欧米から移植されているものであり、欧米ではミドル抜きビジネスが常態となっているため、移植のしようがないからだと本書では整理をしていますが、確かにそのとおりでしょう。 そんな中で、かなり以前から一橋大学の野中郁次郎教授は「ミドル・アップダウン」という概念を提唱されていますね。私は今のところ日系企業一社きりの職歴ですが、少なくとも私の仕事経歴の中ではまさにこれって日々実感できています。 この本、じわりじわりとかなり売れているようですが、タイトルがやっぱり秀逸です。
※《5月9日》 4月はいろいろと変わる月ですが、その4月の経営数値のロジックが合わずに一苦労。結局、まだ合っていません。利益はどこに行ってしまったのか。夜はそれぞれ違った素晴らしい人達とお祝いの会。5月・6月は早や、夜がタイトです。 ![]() ![]() |
中高生が先生や親から嫌なことを注意をされて「えーっそんこと言われるとモチベーションが下がるなぁ」と応答するそうです。そんなものモチベーションじゃないだろ、といいたい気もしますが、それだけ「モチベーション」という言葉が一般的になり、広く流通することになったということです。
さて、リーダーとしてメンバーのモチベーションを上げるためには何をやるべきか。簡単に答えはでませんが(いろいろな取り組みの合わせ技しかないからです)、ただ1つ答えなさいといわれれば「認知すること」でしょう。「認知」という言葉はあまりしっかりとした定義をせずに使用してしまっていますが、シンプルにいえば他者を認め、それを伝えることでしょうか。少し前に書いた「関心を持つ」ということとほぼ同じ話ですね。 「ありがとう」とほめることはもちろんそうですが、仕事の進捗に関心を持って時折質問をしてあげることや、他者より優れた言動には「すごいじゃん」といってあげることや、朝ちゃんと挨拶をしてあげることや、メールにすばやく反応してあげることや、顔色が悪ければ声をかけてあげることや、サボっている時にはしかってあげることや、きちんと名前で呼んであげることや(「派遣さん」なんて呼び方はしてませんよね)、などなど細かいレベルではたくさんありますが、とにかく「自分はこの組織に認められていて、この組織にしっかりとした居場所があるんだ」と相手が感じることが大事です。 多分、職場における「認知」は伝染します。自分は周囲から認知されていないと感じる人は、他者を認知することもなかなかできなくなってくるでしょうし、しっかりと認知をされている実感のある人は、他者に対しても同様に働きかけができるようになるでしょう。「認知」の伝染は、リーダーの努力でかなり実現ができることだと信じています。 ![]() ![]() |
どこの会社だったかは忘れましたが、キャリア開発プログラムの紹介の中で、「社員と会社が相互にWIN WINの関係を目指します」といったフレーズがありました。
はぁ、と何となくいいたいことはわかるのですが、何か気持ちよくありません。おそらく、「WIN WIN」という言葉がキャリアとはそぐわないからでしょう。少なくとも、キャリア開発は「勝ち」「負け」ではないですよね。絶対的な勝負の価値観なんて、キャリア開発にはありません。「勝ち組」「負け組」という外からの尺度も意味はありません。以前に紹介したサビカス博士の「キャリアにはアップもダウンもない」という言葉と同様、「勝ち」も「負け」も、少なくとも絶対的な価値観としてはありえないのだと思います。 昨日紹介したユーコープ事業連合の方も同じような考えをお持ちのようで、『当社の思想は「WIN WIN」ではなく「共生」です。キャリア開発は勝ち・負けの世界ではありません』といったことを話されていました。まさに同感です。 ※《5月5日》 5月の連休が一番、葛西臨海公園に向かう自動車の列が長くなります。我が家のマンションの前もびっしりと車がつながり、マンション住民が車を出すのも一苦労。駐車場が一杯になっているのか、時間帯によってはまったく車の列が進まないときもあります。葛西臨海公園では鳥類園がお薦めですね。ハイシーズンでも結構ひっそりとしていますよ。 ![]() ![]() |