FC2ブログ
Q&A⑤ 作業工数の計測について ~SSC談話015~
もう1日、シェアード・サービス・センター(以降、SSC)絡みののQ&A続けますね。

質問⑤:  提供するサービスの原価を計算するに当たり、作業工数の計測はおこなっていらっしゃいますか? 行っていらっしゃる場合、どの程度の単位で計測されていますか? 

回答⑤:  原価計算に作業工数の計測は必須ですから、もちろん行っています。計測単位は15分単位です。人間、これが管理の限界ではないかと個人的には思っています。

ただし、作業工数の計測は常時実施しているわけではなく、原価計算を見直す時期等に集中的に実施しています。また、計測した数値をそのままは原価計算には使用しません。誰が考えてもわかると思いますが、ベテランAさんの15分と、新人Bさんの15分はまったく意味が違うからです。その調整ですが、SSC責任者が合理的に「鉛筆をなめる」作業をします。「鉛筆をなめる」というと一般的にはいい話ではないですが、これをしないで計測データをそのまま原価計算に使用しては、逆に正しくないデータになります。また、責任者としては自信をもって鉛筆をなめられる程度には、各自の仕事の状況を把握している必要がありますね。

作業工数の計測で注意しなければならないのは、作業工数の計測自体を自己目的化させないことです。これ自体が、それなりに手間と時間のかかるものです。何に活かすかが明確でなければやる必要はまったくありません。というかやるのは時間(=コスト)の無駄です。また、マニアックな正確さを求める必要もありません。毎月やっているから何となくやっています、というようになったらやめるか、改めて目的を考え直すかが必要でしょう。ですから、当社のSSCでは必要な時にだけ実施していました。

※「SSC談話」のシリーズは、私が人事SSCを立ち上げ、リーダーとして3年間試行錯誤の経験をしたことをベースに書いています。すでに異動して2年以上を経ていることと、あくまでも事業範囲が人事・給与・教育・採用のSSCであったことを割り引いてお読みください。不定期に思いつきで書いています。また「Q&A」のシリーズは、某社のSSCの勉強会でお話をさせていただいた際のQ&Aからです。非常に印象的な企画でしたので引用させていただいています。もちろん表現は少々変えて内容を普遍化させていますので、一般的な話としてお受取ください。SSCに興味のある方は、左側の「カテゴリー」欄から「シェアード・サービス」を選択し、過去のバックナンバーも是非、ご参照ください。



ビジネスブログ100選
  ←ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
スポンサーサイト



【2008/05/02 23:14】 | シェアード・サービス | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
| ホーム |