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ワーカホリズムとエンゲージメント
異動になるのでパソコンのハードディスクを整理しようとしています。
完全に公私混同(公私共生?)気味に仕事をしており、書類の保存場所も目茶目茶です。整理をしてみると、結構、昔の講義録やメモがあれこれと見つかります。そんなのを読んでしまうので、整理は一向に進みませんが、ブログネタはたくさん出てきます。これから先、ちょっと古めの話があったら、そんな背景だと思ってください。

ということで、昨年の末に聞いた慶應義塾大学の高橋俊介先生の講義録からです。名古屋大学の金井先生の研究からの引用とのことでしたが、長時間労働についての話です。

「一生懸命に仕事をする人には2つのタイプがある。同じように長時間労働をしていても、どちらのタイプかでまったく内容は違う」。

ワーカホリズム‥‥時間に対するコミットメントが強い。不安感から長時間働く。極端な表現をすると会社にいないと不安。長く働いていないと不安。
エンゲージメント‥‥仕事のアウトプットへのコミットメントが強い。仕事にのめり込む結果、長時間働いてしまう。

これはとても納得が行きます。私も随分とエンゲージメント色強く仕事をしていた時期がありました。もちろん常にではありません。どんな仕事の時にそうなるのかを整理すると、自分に対する理解が深まりますね。

ところで、30代後半から40代前半の層は、ワーカホリズムの傾向が非常に強いそうです。メンタルヘルスの問題もこのワーカホリズムの問題と明らかに結びついていると考えられます。成果主義的プレッシャーはワーカホリズム的な働き方をしている人には間違いなく悪く働きます。成果主義プレッシャーを受けると、さらに長く働かないとますます不安になってしまうという感じてすかね。これでは「成果主義」の意味がまったく理解されていないことになります。本来、正しい「成果主義」は人を成長させることができるものだと思いますが、多くの企業で「成果主義」が機能していないのは、ワーカホリズムのタイプの社員がが大多数を占めるから、そしてそれに対応したマネジメントができていないからという考え方もできますね。

さて、ワーカホリズムタイプの部下にどういう指導をしますか?難しい課題ですね。ただ、長時間労働をする部下の心理にもこの2つのパターンがあることを理解するだけでも、かなりマネジメントの質は変わってくるはずです。



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【2008/05/06 20:45】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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