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図書紹介:『仕事と組織の寓話集-フクロウの智恵-』(近代労働研究会)
いやぁ、すごく面白い本でした。びっくりです。著者である法政大学の川喜多喬教授とは、日本キャリアデザイン学会の研究会などでお会いさせていただくことがありますが、素での語り口と、書籍での筆致がほとんどの同じイメージですし、相も変わらず豊富な知識と教養をベースに、少々過激なウイットに富むフレーズの中に、すがすがしい明確な主張があり、通勤電車の中で思わずニヤリとしてしまいそうです。

本書は3部構成になっていますが、第1部が「人と仕事の説話集」、第2部が「頑迷固陋人事の勧め」、第3部が「人と組織の警話集」となっています。皆様、覚えておられるでしょうか、私も本書のあとがきを読んでウワッと気づいたボンクラ者なのですが、「労政時報」(労務行政研究所)の「こだわり人事のすすめ」「人事担当者のための古典教養講座」を書かれていたのが川喜多先生であり、それらに掲載された内容を加筆してとりまとめたものが本書だったのです。いやぁ、今頃になって気づいてごめんなさい。

第2章の各項目のタイトルを一部だけちょっと引用しますと、「年功序列を大切にしよう」「減点人事で、何が悪い」「学歴尊重で何が悪い」「年俸制で、から騒ぎ」「サラリーマンに専門性がなくて何が悪い」「社員教育で教えるべきは無常観」といった感じで、思考停止・横並び思想の人事担当をきっちりと皮肉りながら、さわやかな正論(ですよ)が綴られています。

自分が袋小路に入っているなぁと思われる人事担当者の方、自分が保守本流だと勘違いしている人事担当の方、ちょっと本書を読んでみてはいかがでしょうか。そして、是非、日本キャリアデザイン学会の研究会にもお出でください(あっ、別に関係者ではありません)。

ただ、この本ですが一般の商業出版はしていないようです。版元の近代労働研究会、電話042-311-5853に問い合わせていただくしかないのかなぁ。もちろん、求められましたら、お貸ししますが。


※《2008年5月24日》 本日はgcdf資格認定試験のお手伝い。今回から新方式のヘルピング実技テストでお手伝いする方が午前中は緊張しましたが、皆さんの大変なご努力の結果、いい方にこれは向いているなぁと思います。

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【2008/05/24 23:01】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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