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2種類の自動制御(シーケンス制御とフィードバック制御) ~SSC談話019~
工場の自動化には、自動制御のシステムが不可欠ですが、この分野の第一人者企業である横河電機の方から聞いたお話です。

自動制御とは「対象物がある目的に適合するような所要の操作を自動的に加えること」と定義されます。給与シェアードサービスセンター(以降、SSC)的に考えると、毎月のルーティンである月次給与計算等は可能な限りこの世界に落とし込み、属人的な色を排除することが望まれます。ですから、給与SSCの業務改善には、工場の自動化システムの考え方が参考にできるのではと感じました。

さて、自動制御には2つの種類があります。

洗濯機の機能……対象物があらかじめ定められた一連の動作を自動で行うようにすること

つまり、洗濯物を洗濯機に入れ、スイッチを入れると、洗う⇒すすぐ⇒脱水する⇒スイッチを切るという一連の動作を自動に進めることです。このような自動制御を「シーケンス制御」といいます。

こたつの機能……対象物の状態が希望の状態であるように自動的に操作すること

つまり、こたつの温度を一定に保つ機能です。温度センサがこたつの温度を測り、設定された温度との差異を温度調節計が認識し、その差が小さくなるように電気ヒーターに信号を送り、電気ヒーターはその信号に基づいて作動してこたつの温度を操作します。このような自動制御を「フィードバック制御」といいます。

さて、給与SSCの業務を考えてみます。月々の月次給与計算をまわすには定められた手順がありますから、シーケンス制御の手法が使えます。といってもシステムのみでなく、人の手も入る仕事ですから、シーケンス制御の手順をマニュアルとして整備することによって、擬似自動化的に仕事がまわるはずです。
でも、これだけでは給与SSCの業務はうまくいきません。業務遂行の水準、例えば品質管理の基準的なものはシーケンス制御的ではなく、フィードバック制御的な要素が濃いからです。つまり、品質管理水準・ミス率といったものと、投入工数・所定外労働時間のボリウム等とを比較して、適した水準に設定する制御機能が必要です。徹底的に時間をかけて高品質を維持することがSSCの役割では必ずしもありません、適正品質・適正コストが使命です。このあたりは、シーケンス制御的にはいかず、フィードバック制御の発想が必要なわけです。シーケンス制御は給与SSCでは担当者中心の世界で対処できますが、フィードバック制御はマネージャーの役割が大きくなります。マネージメントが日常を把握して、文字通り、メンバーに対して「フィードバック」するというわけですね。


※《2008年6月17日》 本日は朝一番で茨城県の「大甕」というところへ。さて、皆さん、この漢字読めますか。

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【2008/06/17 23:36】 | シェアード・サービス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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