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海外旅行と非正規雇用者
あまり認識はしていなかったのですが、若年層の海外旅行離れの現象があるそうです。

若者が自動車を買わなくなったという話は聞いていましたが、海外旅行もかぁと思いました。ユーロ高、燃料高で海外旅行コストがあがっている現実はありますが、海外旅行のリピーターであったOL層が派遣化されつくしたことにも遠因はあるのではないかという話になりました。私の周囲では、正社員も派遣スタッフもそれなりに海外旅行はいっている印象がありますが、その場にいる方々は結構、うなずかれていました。

非正規雇用者は1990年に881万人で雇用者全体の20.2%だったものが、2007年には1732万人で33.5%と、およそ倍の人数となり、全体に占める率も3分の1を超えています。20代、30代あたりでは非正規雇用者の賃金は、正規雇用者の60~70%といいますし、何せ非正規雇用者の場合、旅行原資にしやすい賞与という仕組みが大半はありませんから、たしかにこのあたりの影響は海外旅行にゼロとは思えません。
片や、正社員は人員減の余波を受けて、まとまった休みをとるのもままならず、近場の温泉で鋭気を養うのがやっと……、なんてことだと寂しいですけどね。

総合研究開発機構の「若年雇用研究会」が就職氷河期世代の老後に関するシミュレーションをしていますが、この中でフリーター等の非正規雇用者や無職者が増えることによって、老後に生活保護を受給しなければならなくなる人が77.4万人に達する恐れがあり、これに必要な予算額は20兆円にあたると試算しているそうです。

日本企業は競争力確保のために、非正規社員に正規社員並みの仕事を正規社員よりも低いコストで担わせるというビジネスモデルを構築してきました。短期的にはこれは成功していますが、長期的にはとんでもないツケを次の世代に申し送っているのだとしたら、本当に嫌ですね。



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【2008/06/20 23:50】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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