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「一皮むけた経験」の1/4は人事異動からみ
昨日は「経験学習プロセス」の話をしましたが、数年前にリクルート・ワークスと神戸大学の金井先生らが行った一連のリーダーシップ研究で、「仕事で一皮むけた経験」に関する調査があります。リーダーシップは修羅場経験によって培われ、これを「一皮むけた経験」と表現されています。

この調査の中で、「一皮むけた経験」の1/4が人事異動からみの経験であるとして、育成的見地からの人事異動の重要性の見直しの必要性に触れており、「人事異動はリーダーシップ開発の宝庫」であると整理しています。

私も異動直後であり、あれやこれやと苦労しています。今回の異動は、畑違い・未経験の業務への異動といっても良く、仕事のやり方・外部の人間関係・基本的な業務知識がわからない中で、マネジメントの役割を担う必要があります。まぁ上司のフォローとメンバーがしっかりしているので何とかなっていますが、異動でリーダーシップが開発されるなら有難いものだと思います。そういった中で、論文締切があったり、外部研修派遣があったり、足を怪我したりと忙しいのですが……。

南カリフォルニア大学のマッコール教授は、人事異動をAリストとBリストに分けて考えるべきだといっています。

Aリスト:その任務に必要な条件を備えている人のリスト。
Bリスト:その任務に就かせると、どのような人がもっとも鍛えられるだろうかというリスト

通常の人事異動は当然ですが、Aリストをもとに実施されます。Bリストはいわゆる育成配置です。「ちょっと彼には荷が重いかもしれないけど、任せてみるか。ひょっとして化けるかもしれないし」、といったところでしょうか。

このBリスト異動を科学的に実施しようというのがマッコールの主張です。そのためには、企業内にはどのような業務があり、その任務を全うすることにより、どのような知識・スキル・態度が身につくのかということが整理されている必要がありますね。また、人事・教育と経営が極めて近いものである必要もあります。

リクルート・ワークスと神戸大学の金井先生らが行った一連のリーダーシップ研究については、少し前の書籍ですが、以下の書籍に詳しく記述されています。

リーダーになる極意リーダーになる極意
(2005/04/19)
古野 庸一

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※《2008年7月14日》 本日から縁あってグロービスのクリティカルシンキングのコースに3ヶ月隔週にて通うことになりました。3時間あっという間でしたよ。徐々にいろいろ書いていきますね。楽しそうな人がたくさんいて、また飲み会が増えそうです。医者には少なくとも一週間は飲むなといわれたのですが…。

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【2008/07/14 23:50】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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