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リーダーとマネージャーの違い②
昨日は主にコッターによるリーダーとマネージャーの違いについて整理しましたが、いうまでもなくリーダーとマネージャーは二者択一的なものではありません。

1人1人の中にはリーダー的な素養とマネージャー的な素養の双方があり、日々の業務にはどちらも必要になっているのだと思います。リーダーシップ的要素ばかりだと、組織はガチャガチャで非効率とになりやすいですし、マネージャー的要素ばかりだと新たな何かが生まれてきません。ただ、個々人それぞれどちらの素養が強いかというのはあるはずなので、自分のタイプを知ることも大事です。その上で、現在の環境や役割に基づいて、どちらを強めるかを判断すればいいわけです。

会社にとっても同じで、経営環境によってマネージャー的素養の強い取締役とリーダー的素養の強い取締役の比率を適切に調整していかなければ、継続的な発展は難しいのではないでしょうか。

マネジメントはあくまでもスキル的要素が強いので、スキルを学習すればある程度の習熟は約束されます。その意味では、企業の能力開発部門の役割です。しっかりとしたマネジメント強化プログラムを提供すれば、ある程度は計算して強化することが可能だと思います。
それに対して、リーダーシップは少し難しいです。
コッターによれば「リーダーに共通する特性のうち、約1/3が遺伝的な要素か幼少期の経験に根ざすもの」とされています。また、それ以外の部分についてもスキルとして学ぶよりは、「一皮むけた経験」に代表されるように「経験」からの学びが大切なように感じられます。企業が次世代経営者育成施策の中ににある種の「修羅場経験」を位置付けようとしているのも、このような文脈で理解すればいいでしょう。となると、リーダーシップ開発は、マネジメントスキルトレーニングとは異なり、能力開発部門の役割というよりは、経営の役割そのものともいえますね。

最後に、慶應義塾大学の高橋俊介教授の定義。この区分、結構、個人的に好きです。

マネージャー:部下を使って課題を達成する能力。
リーダー:  部下でない、つまり命令権限がない人を説得し、納得させ、協力を仰がなければ絶対に実現できない課題を達成する能力。

このお話は高橋先生の以下の図書の中で語られています。

人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント
(2006/05)
高橋 俊介

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※《2008年7月16日》 本日より、松葉杖なしにチャレンジ。大丈夫そうな感じでですが、逆に右脚と背中が妙に筋肉痛です。松葉杖は1日50円で借りているので早く返したいですが、今週中は病院にいく時間がありそうもないです。そうそう、昨日の朝の通勤時、松葉杖をついて地下鉄に乗ったら、同年輩の紳士に座席をゆずってもらいました。前にいた人が微笑んで席をたったので、最初は何が起こったのかわかりませんでした。松葉杖生活をしてみて、やっぱり日本は素敵だと思ったことがいくつかあります。

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【2008/07/16 23:25】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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