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人事シェアード・サービス・センターに適した人事情報システムとは ~SSC談話026~
さて、8月3日にテーマにあげた「なぜCOMPANYはシェアード・サービスに非常に適した人事情報システムであるのか」を説明するために、昨日はシェアード・サービス・センター(以降、SSC)設立の際に私が考えたことをまず整理するまでで終わってしまいました。

今日は、昨日ちょっとダラダラと説明をした人事SSC設立の際に意識すべき9ポイントと、人事情報システムに求められる事項の関係について、さらにダラダラと整理をしてみます。

①組織としての思いのミッションとしての明確化、思いの風化阻止施策
⇒当社の場合は「継続的な受託料金の引下げによる財務的な貢献」的な内容をミッションの1つに掲げていましたので、継続的な受託料金の引下げを実現できるような人事情報システムであるかどうかがポイントになります。

②組織CIの導入、組織ブランド戦略の立案・遂行、社内認知の促進
⇒社内認知という意味では、WEBシステムを導入しこれを組織認知に結びつける道具にする工夫が必要です。WEBシステムは顧客会社の社員が直接に使用するものですから、ダイレクト・コミュニケーションができます。簡単なことではありますが、組織愛称とシステム愛称をかぶらせて、イメージを一本化させました。また、WEBシステムへの入り口をSSCのポータルサイトからに一元化し、常にSSCのポータルサイトを見る機会を作るようにも工夫しました。まぁ、これらはどんなWEBシステムを入れてもできることですが。

③契約内容の徹底した具体化、間接部門根性的な業務への取り組みからの決別
⇒例えば当社の給与業務の料金体系表には、COMPANYの支払区分管理や、計算バターンの数に応じて料金が変わるような仕組みがあります。単に人数だけでなく、仕事の内容の複雑さを契約内容に落とし込みます。これらの細かい積み重ねにより、配賦主義・コストオン主義の間接部門的な料金体系から、普通の事業部門の料金体系に変えることができ、それこそがメンバーの意識改革のためにはまず必要なのです。契約内容とシステム設定・運用負荷がリンクできるようなシステムが好ましいわけです。

④可能な限り従量制の価格体系の構築
⇒価格体系は従量制で、業務の複雑さは単価に折込む、違約料金等はとるものの、期中に価格の上げ下げはしないのが、一般的な商売です。SSCも何事も普通の商売とおりにやればいいわけです。ホスト時代は、社会保険制度が変わるとSEをアサインして……、とコストがかかっていました。したがって、毎年システムコストは大きく変動していました。これをそのままSSC化しては、コストオン・配賦型の料金体系をとるしかありません。ですから、何があっても年間費用一定というビジネスモデルのシステムがSSCには必要になってきます。

⑤外部人材の活用、外部ネットワークの構築
⇒これが促進できるようなシステムだといいですね。ただし、普通はシステムに期待することではありません。

⑥品質管理体制の整備、品質管理・品質保証意識の醸成
⇒品質レベルの高いシステムがいいですね。ただし、システムに障害はつき物なので、リカバリーが早いシステムであることは、少なくとも必須ですね。

⑦日常の業務管理体制・業務の進め方の中での具体的な工夫
⇒業務担当者が自分の業務の全体像を抑えられ、日々の業務の中から創意工夫を取り入れるようなことが日常的にできるシステムがいいですね。そのためには、業務担当者がシステム部門のSE頼りにならない運用ができることが必要です。

⑧SSCに適した人事給与システムの再構築
⇒ここまで書いたことすべてもそうですが、人事SSCとして一番大事なのは「即応性」です。人事部時代は新制度の導入時期を自分で決められますから、システム対応を織り込んだ制度改正スケジュールを立案してきました。ところが、SSCになると顧客各社が好き勝手な時期にいろいろと制度をいじります。来月からやりたいといわれれば、来月から対応するしかありません。ですから、依頼をされてからベンダーを呼んで、SEを手配させ、仕様を説明して、見積りをもらって、打合せを重ねて、検収作業をして………、なんて悠長なプロセスを踏んでいられない場合が多々出てきます。この「即応性」は難しいテーマです。

⑨明るく楽しく仕事をするための工夫
⇒こんな感じで使えるようなシステムだということないですね。愛着がわくのが一番です。

うーん、長くなりました。思いがいろいろとあって、整理された文になかなかなりません。明日にまた続きます。

※「SSC談話」のシリーズは、私が人事SSCを立ち上げ、リーダーとして3年間試行錯誤の経験をしたことをベースに書いています。すでに異動して3年を経ていることと、あくまでも事業範囲が人事・給与・教育・採用のSSCであったことを割り引いてお読みください。不定期に思いつきで書いています。SSCに興味のある方は、左側の「カテゴリー」欄から「シェアード・サービス」を選択し、過去のバックナンバーも是非、ご参照ください。


※《2008年8月5日》 本日もお好み焼きつながりです。協会の皆さんと、日本一のソースメーカーの社長さんと商談。ちょうどお好み焼きソースと、焼きそばソースの新商品の初製造があった日とのことで、不思議なご縁です。食べ物のつながりはどんどん拡がるものです。

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【2008/08/05 23:33】 | シェアード・サービス | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
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