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大学生に考える
1週間くらい前の天声人語に、夏目漱石の「三四郎」(明治41年刊)からの引用がありました。

「するとこれから大学に入るのですね」
「ええ」
「法科ですか」
「いいえ文科です」

東京に向かう汽車で乗り合わせた主人公と広田先生の会話とのことです。何がいいたいかというと、大学名を聞く必要がなかった時代だったということです。当時は、東京と京都の2帝大に加えて、ようやく東北ができたという時代。乗っている汽車から推測すれば、大学名は自明の理だったというわけですね。

以前に出た勉強会でこんな話をされている方もいました。

「最近は、普通の本はまったく読まずに漫画しか読んでいない大学生がいる、大学生の質も落ちたものだ。」
「それは違いますよ。普通の本はまったく読まずに漫画しか読んでいない若者までが、大学生になっている時代になったというだけです。要は大学生という概念が我々の世代とは違っているだけのことです。」

大学全入時代の声が聞こえる中、既に大学の半数が定員割れを起こしているという報道がありました。ようやく揺り戻しの動きが出てきましたが、私立大学の大学生の半分は大学入学試験の洗礼を経験せずに大学生になっているという事実もあります(推薦・AO入試等で合格している)。

理系に続いてて、文系でも大学院への進学率が増えています。大学院卒の採用が事務系でも完全に当たり前になりました。もちろん、ある目的意識をもって大学院に行くのは良いのですが、けしてそうではない層も混じっているやに感じます。何で読んだか忘れましたが、日本人のアイデンティティの確立が遅れているという話があります。以前は高校生くらいまでだったのが、今は30歳くらいまで遅れているといった話。やっと社会人になって、壁にぶちあたり「何かおかしい」と思い始める人が少なくないとか。

数年前の技術系採用面接後の技術系役員との会話。
今のマスター卒が昔の学卒のレベルといった感じだなぁ

でも、我々が学生時代にはみたことなかったように優秀な奴、でかいことを考えている奴もいたりもするわけです。

いろいろな意味で変化が起きています。こんな中で、何かの貢献を世の中に対して少しでもしたいと思います。


※《2008年8月7日》 ちょっとお疲れ気味。明日からオリンピックです。

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【2008/08/07 23:12】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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