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若者のモチベーションを向上させるには
昨日はキャリアデザイン学会の話を書いたので1日、間が空きましたが、ワークスアプリケーションズ社が主催する「COMPANY FORUM」からの続きです。
一昨日には冒頭の基調講演で聞いた元IBM会長のルイス・ガースナー氏からの「大学生、若手社員に対するアドバイス」をご紹介しましたが、「COMPANY FORUM」一番最後の企画は、高橋俊介氏×野田稔氏の対談「働きがいのある組織の実現に向けて」でした。「働きがい」が今の人事の世界ではちょっとしたブームですね。

この対談は事前に寄せられた質問に答えるような形式になっていましたが、その質問の1つに「(どうもあまり明るい未来が感じられない日本の将来を担う)若者のモチベーションを向上させるにはどうしたらいいか」という質問がありました。高橋氏の回答なんかは、まさにガースナーと近いです。そして「経験学習」の重要性が大変に感じられます。

野田稔氏の回答から

大学では学部ゼミももっているが、ゼミ生で明らかに伸びる子と、伸びない子がいる。伸びる子はどういう子かというと、ゼミに対するコミットメントが高い。そして、ゼミを面白がることができる力が強い子が、ゼミに対してのコミットメントが高くなっているようだ。例えば、下級生がやらされるようなつまらない幹事役の仕事でも楽しめることができる奴、そういう奴が多い代のゼミは全体が楽しめるようになる。ある意味ではこれは気の持ちようの世界。極論すれば、気のもちようがすべて。ゼミでは面白がるのが大事だ、俺の話を面白がれ、つまらなくても面白がれ、といっている。
これから大事になるのは、具体的に仕事を面白がらせるマネジメント。仕事の大部分はつまらないものだが、その中にキラリと面白い部分がある、それをみつける能力のある奴は成長する。

また、上司は期待力の連鎖を作ることが必要。昔はかっこいいなというロールモデルの人がいた、そしてそんな人になりたいと思い、自分の未来に自分が期待していた。これがあまり存在しなくなっている。だからこそ、上司が部下に期待し、その期待を感じた部下が自分の未来に期待するという期待の連鎖が必要で、期待の連鎖が人を育てる。この期待力が人を成長させる。

高橋俊介氏の回答から

これからの日本は大丈夫かなど、自分の若い頃はそんなことは考えたこともなかった。そして、毎年巨額の赤字を出していた国鉄に就職した。ただ理由は鉄道が好きだったから。もちろん時代が違ったのだろうが、今の若い人にも、そんな「でかいこと」は考えずに、「目の前の仕事を楽しんでみろ」、といいたい。
天職探しはやめて、仕事の仕方を考える、何をするかではなく、どうするか。WHATでなくHOW、働き方として大切にする価値観をまずははっきりとさせる。働き方にポリシー、仮説、世界観を持っている人は総じてキャリア満足度が高い。仮説、姿勢によって、成長できるかどうかが決まる。
同じ経験をしても学べる人と学べない人がいる。それは、働く姿勢、仮説を持っているか、問題意識を持っているかの問題。目の前の仕事をまず考える、足元から行け。

昨日のキャリアデザイン学会では、「学生が社会人基礎力を経験学習によって向上させるプロセス」というタイトルで発表を行いました。わざわざこれだけのために、京都産業大学まで行ったわけです。ある意味、高価な趣味ですね。内容については、おいおい披露させていただきます。「経験学習」はこれからさらに関心が高まる考え方だと思います。


※《2008年9月29日》何と、今日も高橋俊介先生の講演を聞きました。今日は、キャリアカウンセリング協会の継続学習でしたが、受付のお手伝いを夕方からしておりました。講演内容は、また後日…。金曜日との重複は意外と多くはなかったです。


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【2008/09/29 23:23】 | モチベーション | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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