例によって、半月に1回の振り返りです。今年もあと1ヵ月ですよ。プリンタの調子が悪いけど年賀状はどうしようかなぁ。振り返るとこの半年の内容は、なかなかバラエティに飛んでますね。
11月16日 会議5・3・2の法則 11月17日 人材育成を営業に例えれば 11月18日 SSC創立時の初心に戻って ~SSC談話031~ 11月19日 どこまでが自分の権限なのか 11月20日 プレマネの仕事の寿命は7年 11月21日 リーダーこそ仕事を楽しむことが大事 11月22日 HR MICS 11月23日 朝刊シンドローム 11月24日 ラーニング(省察)について 11月25日 IDELEAにみる未来型アプローチ 11月26日 未来業務時間 11月27日 SSCの役割はクライアント企業の付随業務を吸収すること ~SSC談話032~ 11月28日 残業をしてしまうのは 11月29日 図書紹介: 『バスジャック』 三崎亜記著 (集英社文庫) ※《2008年11月30日》 昨日から口内炎に苦しんでいます。なんでこなんに小さい白いポツンとした奴がこれほどまでに人を苦しめるのか不思議です。集中力はわかないし、何となく頭も痛くなってくるし。ところで、2009年のテーマの1つは「健康」にします。 ![]() ![]() スポンサーサイト
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面白かったです。
最近、いろいろ読んでもなかなか紹介したいようなものが少なかった中で、とにかくあっという間に読んでしまいました。 この作家、「となり町戦争」を読みたかったのですが、文庫まで待つかと思っているうちに、文庫が出たのを気づかず、先にこちらを買ってしまいました。別にもろのSF作品というわけではないのですが、何となく第一世代の日本SFの短編集を読んでいるような感じがしました。「二階扉をつけてください」なんか、もろにそうですね。表題作の「バスジャック」はブーム化してルールまで決まったバスジャックの世界を書いており、それなりにいけますが、良かったのは「動物園」と「送りの夏」ですね。抒情的でありながら、不条理さがあり、「送りの夏」なんかはちょっとじんと来ます(深夜に読んだからかもしれません)。 「となり町戦争」も買って来よう。いいと思うと、作者読みしちゃうんですね。
※《2008年11月29日》 今日は昼からふじみ野の文京学院大学にお邪魔して、S-HRM研究会という勉強会に参加。この会、なんと13年間も続いています。凄い!参加されるメンバーも皆様、人間味あふれて素敵!私は2回目の参加でしたが、また懇親会まで参加しました。今回のテーマは、メンタリングとヒューマンアセスメント、いずれもしっかりとした発表で、また頭が整理させた感じがします。良い会にめぐり合えましたことを感謝しています。 ![]() ![]() |
日清経営技術センターの秋季経営セミナーで、マクドナルドの原田社長の講演を伺いました。大変にうなずけるお話の連続でした。
原田氏は毎朝4時に起床するそうです。メールチェックのあと、運動に没頭する時間を過ごすといいます。朝、その時間に起きるということは、当然夜更かしはできません。最後の質問で「それでは毎晩何時頃に寝られるのでしょうか?」という素朴で深い質問をされている方がいましたが、夜は10時頃には就寝する、と応えられていました。そうなると、当然深夜残業などはできません。 やはり、お話を聞いていると原田氏は明確な残業否定論者であり、残業をしているのは2つの理由のいずれかだと切って捨てていました。 ①ギリギリになってから無計画にせっついて仕事をやっている人 ②戦略を忘れて作業に入っている人 なかなか厳しいご指摘ですが、確かにそのとおりかもしれません。このあたりって、1つの仕事に対する価値観というか、スタイルというものでもあるのでしょうが、最初に入った企業というか職場に左右されますね。私の場合、残業は美徳とでもいう文化で育ったため、なかなか決別ができません。効率をあげればあげるだけ、もっとやりたいことが出てきてしまうので、ある意味では仕方がないとも思っているのですが。 以前に読ませていただいた原田氏の著作です。
※《2008年11月28日》 ホワイトボードがどてがいマグネットシートになった奴をアスクル経由で買いました。模造紙1枚くらいの大きさです。これを持ち歩くと、ロッカーや何かに貼ってどこでも会議室状態にすることができます。いいですよ。 ![]() ![]() |
昨日の「IDELEAにみる未来型アプローチ」の話を書いていて、改めて未来のために仕事をする時間を個人ベースで確保することって、なかなか大変なんだよなぁと感じました。だいたい「未来型アプローチ」が必要だと感じるような問題意識に到っている人には、大量の日常業務が既に降ってきていることと思います。世の中ってそんなものです。そんな中で、いかに未来の仕事に時間を割くか、そんな取り組みを12年ほど前に一生懸命にやっていたのを思い出しました。
以前にここでも何回か紹介していますが、当社では管理部門を中心に日本LCA社の知的生産性向上システムDIPSを一時期導入しており、私は導入事務局を担当していました。というか、当時の私がDIPSの考え方にいたく感銘して、無理矢理当社に導入させたといった感じです。生産性向上のためには指標が必要ですので、まずは従事時間調査とそれに基づいた管理を行うことになります。この時に行ったのは、細かい業務別の調査・管理というよりも、業務を3つに区分してそれらの配分を変えていくという取り組みでした。その3つとは以下のとおりです。 ①主体業務時間……自らが担当している、主体となる業務に実際に費やした時間。直接、投入した時間が何らかの成果として跳ね返ってくるような仕事をした時間です。 ②付随業務時間……電話対応、来客応対、連絡のための会議、探し物、雑用的業務、急に頼まれた手伝い業務、移動時間、資料や会議室のセッティング、日常の決済業務、業界誌・専門誌等のチェック、異業種交流、研修、旅費精算、ぼーっとしている時間、内部統制・コンプライアンス等の管理対応時間……、つまり主体的な仕事に費やしていない、もしくは主体的な仕事をするために付随的にしている仕事の時間です。 ③未来業務時間……今やらないと大きな問題が起こるわけではないような中長期的なテーマについて未来志向をもって取り組む時間です。 従事時間調査を行うと、まず主体業務時間があまりとれておらず、付随業務時間が大変に多いことに気付かされます。なぜどのようなことに付随業務時間を割いているのかを考え、削減策を導入し、主体業務時間を確保します。調査時点では、たいていにおいて未来業務時間はゼロに限りなく近いです。メンバーの立場・志向に基づいて、確保した主体業務時間のうちある部分は未来業務時間にまわします。本当は課長なんかは、未来業務時間比率50%ってのが理想ですが、実際には今のミドルは担当者以上に多くの付随業務時間を割かなければ職責をまっとうできない現実があります。 ついでですが、従事時間調査をやる際の4大ポイントです。 ①目的を明確に ②管理方法(項目)は目的にあった区分で ③管理方法は極力シンプルに、楽な調査を目指して ④明確なフィードバックをする、調査結果に基づいて何らかの組織変革に着手する(①がしっかりとしていれば、自然にできます) くれぐれも従事時間調査が自己目的化しませんように。惰性になったと感じたら、即刻やめることです。従事時間調査に従事する時間という膨大なムダを垂れ流していることになりますから。 ※《2008年11月26日》 今晩はCDCのミーティング。我々としては今年2回目の学会発表を来週に控え、最終確認です。また、それ以降になにをやろうかということにも思いははせて。まぁ、集まっている自体がいいんですよね、こういう会って。 ![]() ![]() |
IDELEAのお話の続きです。IDELEAのホームページでも説明がありますが、IDELEAの目指しているものは、「未来志向型アプローチ」です。安定の時代には、従来型の「問題解決型アプローチ」が有効でしたが、今のような時代において「問題解決型アプローチ」一本で対処することは、非常な疲労感を組織とメンバーにもたらします。IDELEAの考え方ではこの点については、わかりやすく整理してくれていますので、おおよその内容をご紹介します。
「問題解決型アプローチ」は、要求水準の設定⇒問題の特定⇒原因の分析⇒対応策の検討⇒実行、という流れで進められます。非常に理にかなった手順であり、これまでは有効に作用してきました。 しかし、「問題解決型アプローチ」を強化することは、以下のような弊害を招きかねません。これが「問題解決型アプローチ」の限界だともいえます。 ○問題ばかりに目をむけてしまう ○犯人探しをする ○プレッシャーが推進力となる ○やらされ感を引き起こす ○失敗を避けようとする もちろん、生き残るためには「問題解決型アプローチ」での仕事は絶対に必要です。でも、そればかりになってしまっては、今は生き延びられても、中長期的に本当に力強く生き残れるのか、かなり疑問です。 そこで、対案が「未来志向型アプローチ」です。IDELEAがいうには、このプロセスは、変革テーマの設定⇒本質的な強み・価値の発見⇒意欲が生まれる未来を描く⇒未来実現への構造を設計⇒実行計画の作成⇒実行、と進みます。まさに「ありたい姿への挑戦」に他なりません。ここのところ、ビジョン志向の経営などもよく話題になりますが、基本的に考える方向は一緒です。 忙しい日常に埋没してしまうのは簡単です。それなりに仕事をやった感はあり、急がしそうに働いていれば評価してくれる上司は日本中に5万といます。また、「問題解決型アプローチ」には習熟効果があり、慣れてくるとかなりのスピードでこれをまわすことができます。それに対して「未来志向型アプローチ」は、とにかく新たな知恵を絞り、新たな行動をしなければ進みません。 でも、仕事の本質として「生き残るための行動」よりも「ありたい姿への挑戦」は大変であっても、あきらかに面白そうです。そう思えるうちは、まだビジネス魂が老齢化していないってことだと思います。 ※《2008年11月25日》 はい、人間ドックでした。どんな結果になるのやら。 ![]() ![]() |
「勤続疲労に克つ」(夏目誠著、ソフトバンク新書)の中で、名古屋大学の笠原名誉教授が提唱した3つのシンドロームについて紹介されていました。
①朝刊シンドローム 朝の出勤前等にしっかりと新聞を読んでいた人が、落ち込んだ気分になり気力が低下すると、見出ししか頭に入らなくなり、さらに症状が進むと、新聞を読む気力すらなくなるというものです。ちなみに、日本人の活字好きは相当のようで、毎日30分以上活字を読む時間を確保しているそうです。 このシンドロームのミソは「朝刊」にあります。ストレス病の多くは、夕方から夜にかけては気分が回復するので、「夕刊」は読むことができるのです。この「朝刊」と「夕刊」の差への注意が大切です。 ②人事異動後シンドローム 人事異動後3ヶ月目くらいに精神科医を受診する人が多いとのこと。人事異動後はストレス病が発生しやすい時期であり、職場関係者は配慮が必要ですね。特に、昇進、はじめての赴任地への赴任の際は、負担は大きくなります。 ③身だしなみシンドローム 女性に顕著ですが、以前であれば外出時に必ずしていた化粧が面倒になる、ファッション・アクセサリーへの関心が低下するという状況です。結果、身だしなみにちぐはぐな感じが出てきて、服の取り合わせやカラーコーディネートが妙になってきます。 こういったキャッチーなタイトルがつくと、印象が深まります。これらはいずれも、ストレス病の身近なチェックポイントになりますので、知っておくといいですね。 キャッチーという意味では、「勤続疲労」も秀逸ですね。ちなみに今日は「勤労感謝の日」でしたね。
※《2008年11月23日》 万歩計を買いました。これで通算5~6個目です。たいていなくなります。今日はTDRや葛西臨海公園に向かう他県ナンバーの車が我が家の前で激しい渋滞を作っていました。こんなに遠くから皆さん苦労しているなら、近くの人も利用せにゃもったいないと思い、早足で大きい歩幅で葛西臨海公園までいって一周して帰ってきました。約8000歩、かなり短めでしたが、ちょっとは運動した気分です。続けようっと。 ![]() ![]() |
それにしても、一気に寒くなっていますね。
またまたあっという間に半月が経過しました。半月に一度の振り返りですが、今回は特に長文の日が多かったように感じます。10月31日のワークプレイスラーニングから、いくつか書いています(まだいくつか書きたいことが残っています)し、後半は自律についての話が続きました。ちょうど、組織開発・営業研修・ビジョンといったものを考えている時期であることも影響していますね。 11月1日 本当に困って、指導を求めてくるまでは教えない 11月2日 自分の人生の発展と会社の発展が重なる幸せ 11月3日 企業の存続 11月4日 情報について考える 11月5日 クレーム対策の3原則 11月6日 共感のスキル 11月7日 ラポール 11月8日 「3低」の結婚観 11月9日 営業を3つのタイプに分解する 11月10日より良い目標設定をするための3つのポイント 11月11日山形大学工学部「就活の風」 11月12日管理統制型と自律型、2つのマネジメント 11月13日キャリア自律している人の行動様式 11月14日自律人材と自立人材 この振り返りも今年はあと3回です。寒くなるはずです。 ※《2008年11月15日》 午後からキャリアラボのスーパービジョンで慶應MCCへ。テーマは、ラ・ポールです。 ![]() ![]() |
山形大学工学部生のための就活支援冊子「就活の風」という冊子があります。
今年のキャリアデザイン学会での発表がきっかけで知り合った山形大学工学部キャリアセンターの皆さんと、先日、新丸ビルの沖縄料理屋で夕方から飲みました。学会で名刺交換をさせていただいた方、全員に対して御礼メールを送ったところ、すぐに山形大学の方から返信をいただき、その返信に「上京される日程があればお会いしたいので是非教えてください」と書いたところ、またまたすぐに「来週に予定がある」とのお返事をいただき、「では、夕方から飲みませんか」と戻したところ、「いいですね」とまたすぐご連絡をいただき、先方3名、当方(その日にこれた)4名での沖縄料理の会となった次第です。 このよどみのない前向きさとテンポがとても好きです。どうも経験上「キャリア」の世界に何となくつながりを持っている人には、この傾向がかなりあります。 さて、そこでいただいたのが冒頭に紹介した「就活の風」なのですが、学校から支援を受けつつも大学生が自分達で制作している冊子です。何となく就活サークル的な動きって文系学生の専売特許なのかなと勝手に勘違いしていたことと、山形というある意味、失礼ですが地方都市でこのような取り組みをされていることで大変に感動しました。中味もかなりしっかりしていますし、レイアウトや装丁もなかなか洗練されています。「就活の風」第2号では「企業が求めるコミュニケーション能力とは?」という特集をしていますが、そのキャッチフレーズが「言葉のキャッチボール。あなたは受け取れていますか?」となっており、このフレーズなどなかなか秀逸ではないかと思います。 表4にある「メンバー募集」の説明の中に、次のような記述がありました。 私たちプロステップ(「就活の風」を制作しているチーム名なのでしょう)は就職活動情報誌「就活の風」の製作を通して、企画力、マネージメント力、実行力を身につけ、キャリアアップを目指すチームです。プロステップの醍醐味として、 ①企業の人と実際に話ができる ②遠慮なく意見がいえる ③メンバーが意欲的かつ積極的 ④実践でビジネスマナーを学べる よくわかっています。いうことありませんね。社会人基礎力を高める要素が満載されています。 また、ここのキャリアセンターの方、「私たちは日本一のキャリア教育を目指します」と言い切っています。素敵です。 山形に行かねば、と思っています。 《2008年11月11日》 今日は、チーズの日、折り紙の日、ピーナッツの日、サッカーの日、鮭の日、下駄の日、きりたんぽの日、かりんとうの日、モヤシの日、煙突の日、そしてポッキー&プリッツの日でした。夜は関係ありませんが、丸の内の慶應MCCにて打ち合わせた後に、西麻布の「おそばの甲賀」に。また、最後まで居座ってしまいました。 ![]() ![]() |
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