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不景気時の採用
さて、昨日に続いて今日も景気の悪い話です。

新聞では内定切りなんかが話題になっていますが、不景気時の採用について、先日紹介したリクルートエージェント社の「HR MICS」誌に面白い記事があります。

なんだかんだいっても日本型雇用は連綿と続いており、実態はほとんど変わっていない。優秀な人材が大量に大手企業に入り、横並び的な過酷な競争の中でゴールまで走る。仮に脱落者が出ても、大量に優秀な人材を確保しているので、社内のいたるところに代替人材がおり、会社が受けるダメージは小さい。こんな極めて合理的な仕組みを日本の大企業が捨てるわけがない、というのがまずは前提です。これはそれなりにうなずける話です。部分修正はあったものの、日本型雇用のベーシックな部分は確かに変わったとはいえません。

この記事では、この仕組みの問題点を2つ指摘しています。

①秀才かつ横並びで育った大手企業の社員は、平時には強いが、乱世に舵取りする能力に欠如するきらいがある。
②旧来産業から新興分野へのダイナミックな人材配置が行われない。そのため、新しい産業が育つ余地が少ない。


この2点では確かにアメリカ型の社会の方が優れているように感じられます。であるのに、なぜ日本経済がここまで対抗できているのか。この記事ではこの回答を不況期の採用に見出しています。つまり、連綿と続く日本型の仕組みの調整機能が「不況期の採用」にあったというのです

ポイントは以下の3つです。

①不況期は、新興・中堅企業が人材を獲得できる最大のチャンス。
②不況期は、大手・人気企業が「乱世の蛮勇」を獲得できる最大のチャンス。
③不況期は、旧来産業から新産業へと世代交代が促される最大のチャンス。

つまり不況によって、社会がかき回される効果により日本型社会・日本型雇用は延命されているというのです。日本型社会・日本型雇用の不完全な点が補強・是正されているというのです。そうだよなぁ、と実感します。

※②なんかについては少々解説がいるかと思いますが、興味のある方は是非、リクルートエージェント社から「HR MICS」誌を取り寄せてご覧ください。


※《2008年12月2日》 お昼は人形町で「キラク」に寄りましたが、ポークソテーの味が変わっているのにびっくり。もう一回、いずれ試してみますが、人形町で一番好きなメニューだっだけにかなりショックです。夜は、梅が丘にてピッツァ・マニアが集う会。ピッツァが好きだというだけの共通点でこれだけの人が集まるとは素晴らしいことです。

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【2008/12/02 23:01】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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