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知識共有のジレンマ
昨日に引き続き、ナレッジマネジメントについて考えてみましょう。

小樽商科大学の松尾睦先生は、著書「経験からの学習」の中で、「知識共有のジレンマ」について指摘をされています。社内の知的資源を効率的に利用しようとするナレッジマネジメントの副作用といっていいでしょう。

「多くの企業が、現場から様々な知識を吸い上げ、整理し、組織で共有する仕組みを整えている。しかし現在、多くの企業がある種の壁にぶつかっている。例えば、問題に遭遇しても自分で何か考える前に、まずシステム上で答えを探そうとしたり、成功事例を安易にコピーして使う傾向が強まったという話しは少なくない」。

知識共有のためのナレッジマネジメントが、若手・中堅社員が経験から学ぶことを阻害していとの指摘です。社内のデータベースに蓄積されている知識に頼りすぎると自分の頭で解決策を考える機会が少なくなり、結果的に経験学習の機会を逸することになります。もちろん、そういった事態を招くということは、ある意味ではナレッジマネジメント自体は成功しているともいえますが。

知識共有は業務の効率化に役に立つものの、その副作用として自分の頭で考える習慣を弱らせるという点があることは、忘れてはいけません。

経験からの学習-プロフェッショナルへの成長プロセス-経験からの学習-プロフェッショナルへの成長プロセス-
(2006/06/23)
松尾 睦

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《2009年1月6日》 パルテノペ広尾店を貸しきって、営業部門中心での送別会をしていただきました。営業時代に大変お世話になった上司・先輩、苦楽をともにした方、人事担当として採用をしたメンバー、出向先で一緒だった仲間、とにかくいろいろな人が来て、とても暖かく見送ってくれました。素直に嬉しいですし、感謝いたします。

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【2009/01/06 23:58】 | 仕事の進め方 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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