はい、4月後半の振り返りです。2週間前に何を書いたか、結構忘れちゃうものです。同じ話を何度も書かないように振り返りは大切です。
今回は4月のLearning barが非常にインパクトがあり、5日間にわたって書いてましたねぇ。あと、最近は仕事上の必要性もあり、意識的に本を読む量を増やしており、図書紹介も増え気味です。ただ、読む量を増やしているというものの、頑張っても月に10冊までなかなか辿りつきません。通勤時間があまり長くないのが1つの原因ではありますが、やっぱり読むスピード、頭に入ってくる濃度は低下していますね。週に2冊がいいところです。大学時代には、月に70冊という記録もあるのですが。 4月16日 責任量保存の法則 4月17日 インターンシップについて考える 4月18日 OB会が続く勉強会、続かない勉強会 4月19日 Learning bar「みんなでやる気を科学する」 4月20日 他者からみた「やる気」とは 4月21日 内発的動機付けと外発的同期付け 4月22日 ミドルの「やる気」 4月23日 「やる気」のもとを増やそう 4月24日 図書紹介:『働きがいのある職場づくり事例集~社員満足度を高める11社の仕組み』(日本経団連出版刊) 4月25日 転職と人脈のお話 4月26日 ヘイシステムの思い出 4月27日 図書紹介:『プロマネはなぜチームを壊すのか』 伊藤健太郎著(日経BP社刊) 4月28日 大卒求人倍率 4月29日 図書紹介:『チームを活性化し人材を育てる360度フィードバック』 相原孝夫・南雲道朋著(日本経済新聞出版社) 《2009年4月30日》 以前の営業仲間とお好み焼き「文字平」さんで。「文字平」さんは、今月3回目です。久しぶりに激しい日本酒のつぎあいをしてましたが、お好み焼き屋を出たあとに、パスタとピッツァを食べるというのもすごいことです。 ![]() ![]() スポンサーサイト
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世の中にはいろいろな会社があるもので、プロジェクト・マネジメントに特化したコンサル・研修会社というのがありました。アイシンク株式会社がそれで、その代表の伊藤さんの書かれた書籍です。
世の中の仕事全体がきわめてプロジェクト化されてきていますね。部署横断的なプロジェクトも増えてていますが、部署内での仕事自体がルーティン型からプロジェクト型に変わりつつあります。ルーティンは徹底的に効率化されたり、外出しされたりということが進んだからという点と、ルーティンもただ前年同様にやるのではなく、プロジェクト的に改善に取り組むことが大切だという雰囲気が強まっているからだと感じます。 ということで、このアイシンク株式会社のような企業の存在価値が出てくるわけですね。私は未読ですが、伊藤社長は本書に先立ち「プロジェクトはなぜ失敗するのか」という書籍を書かれているそうです。そちらでは、主にプロジェクト・マネジメントそのものについて書かれているそうですが、本書ではプロジェクトを推進するマネージャーに焦点を当てています。プロジェクトの成否に対してヒューマン面の与える影響は多大なものです。粛々と予定とおりに進むプロジェクトであれば、しっかりとしたプロジェクト・マネジメントさえ成り立っていれば、問題がないかもしれません。しかし、プロジェクトには必ずドラマが仕込まれています(だから「プロジェクトX」などというドキュメンタリーが成り立つわけです)。平穏無事には終わらずに、何か問題が生じます。ここを適切に乗り越えるには、人間力あふれるプロジェクト・マネージャーの存在が欠かせません。改めて本書でもそのあたりは強く感じさせられます。 プロジェクト・マネジメントについては、書籍を読んでなんとなく実践することは可能です。ある意味、ツール論的な部分もかなりあります。しかし、良いプロジェクト・マネージャーになるためには、本書のような書籍を読んでも「ふむふむ」と思うくらいだなぁと感じてしまいます。実地での経験と、徹底的な努力が必要です。 私は個人的には、プロジェクトが大好きです。私なりの持論もあるのですが、それはまた別の機会に整理します。いずれにしても、人の心の問題は難しいです。
《2009年4月27日》 就職戦線もヤマ場を迎えていますね。私のいる会社も最終面接はかなり終結に近づきつつあります。今年は意識的に大量に面接に入ったため、だいぶ今の学生に対する感覚が戻ってきました。いろいろ言われていますが、我々大人がちゃんと彼らに引き継ぐことさえできれば、日本の将来は大丈夫なのだと信じていますが、問題というか心配なのは我々の方ですかね。 ![]() ![]() |
「働きがい」というのは、今の人事界の1つのキーワードでしょうか。「働きがい」と定義は難しいですが、「働きがい」のある職場では、内発的動機に基づくモチベーションが喚起されていることは間違いないでしょう。本書では、「働きがい」を高めることにそれぞれのスタンスからチャレンジしている11の企業の事例が掲載されており、いずれもかなり参考になります。
掲載されている11社と、各社記事のタイトルは以下のとおりです。 キャノン……コミュニケーション活性化策 グーグル……チャレンジとイノベーション テルモ……「人を軸とした経営」の実現 サトー……「全員経営参画」 堀場製作所……「おもしろおかしく」の実現 日本ユニシス……ワークライフバランス推進 日本化薬……人事賃金制度革新 NTTデータ……ワークスタイル・イノベーション SAPジャパン……タレントマネジメント 東急コミュニティー……風土改革・業務改善改革 ジョンソン・アンド・ジョンソン……クレドーの実践 サブタイトルに「社員満足度を高める11社の仕組み」とあるのですが、これはちょっとどうでしょうか。私はどちらかというと今の潮流が、「社員満足度から働きがいへ」「外発的動機付けから内発的動機付けへ」というトレンドにあるように思っています。 おそらく「働きがい」を感じてくれている社員は高い確率で企業業績に貢献すると思います。しかし、単に満足度の高い社員には、ある比率できっとぶら下がり社員が混じってきます。ここの概念は整理して区分する必要があると思うのですが。
《2009年4月24日》 新入社員は初任給がもらえる日ですね。今日は、新メンバーの歓迎会。少しずつ内部充実を図りつつ、やることはそれ以上のペースで増やしています。これもストレッチの範囲内だということに一応していますが。 ![]() ![]() |
金曜日に参加してきたLearning barの話です。
Learning barについては、少し古いですが7月10日のブログをご参照ください。なお、7月10日現在では「聞く⇒考える⇒対話⇒気付く」となっているものが、今では「聞く⇒考える⇒対話⇒気付く⇒Bar外で語る」に進化していますから、Learning bar終了後に連れ立って本郷の街で飲むことや、こうやってブログに書き留めることも大事なんですねぇ。 さて、今回のお題は「みんなでやる気を科学する」、どう考えても多くの人が関心を持つテーマですね。またまた2倍近い率だったみたいです。内容は恐ろしく濃密、なかなかこんなのはありません。4名の方のお話を聞いた上で、例のディスカッションになりますが、4名のお方の講演内容は以下のタイトルです。いずれも、1つの講座として独立してでもいいような、もう少しお聞きしたいなぁという感じ。 ①やる気の「常識」を問う 株式会社JTBモチベーションズ 代表取締役社長 大塚雅樹さん ②ミドルの「やる気」を科学する 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 石井宏司さん ③ワークモティベーションの測定 近畿大学経営学部 山下京先生 ④社会的構築物としての「やる気」 産業能率大学情報マネジメント学部 長岡健先生 そういいますと、長岡先生には先日、ご来社いただき、あれやこれやとご相談をさせていただきました。 さて、冒頭の中原先生からは、安易な「素朴モティベーション論」が横行していると指摘、ここからセッションは始まります。「素朴モティベーション論」の代表的な論調は以下のとおりです。 ①モティベーションの高低は生得的に獲得され、なかなか変化しない人間の資質である ②モティベーションは短期間の介入で向上させられる ③モティベーションを向上する科学的に確立された手法がある ④すべての問題は「モティベーション」で解決可能である 確かに何となくそのとおりの話ばかりなのですが、このような「典型的な語り方」で、「思索なきモティベーション落ち!」「思索なきモティベーションロマンス!」(いずれも中原先生の言葉)に陥っていては、実は単に思考停止に陥るだけです。 そもそも「モティベーション」という言葉自体、20年前にはほとんど使用されていなかった単語です(その意味では1993年に設立された「JTBモチベーションズ」という会社名は凄い)。今や、先生や親にしかられた子供が「モティベーション下がった」とふてくされる時代です。すわりごこちの良い言葉は、すべて一度、疑ってかかる必要がありますね。その意味では、あらためて「モティベーション」という言葉、概念を内省することができる素敵な時間でした。それにしても、ディスカッションしてみても思いましたが、同じ言葉でもいろいろな「思い」で使われているものですね。 いつもながら座席が周囲の皆様にも大変によい場をいただきました。これからもお付き合い願いたいと思います。 《2009年4月19日》 また先週から「サラリーマンNEO」が始まっています。シーズン4ですね。相変わらずです。 ![]() ![]() |
4月前半の振り返りです。今年度も24分の1が終わったということになりますね。新人からみの話が多いです。4年振りに人事の仕事に戻って、やはり新卒採用・新入社員研修というものはとても改めて新鮮です。
4月1日 人事のミッション2009 4月2日 新入社員研修の役割 4月3日 新入社員研修での5つの約束 4月4日 図書紹介:『仕事が10倍速くなるビジネス思考が身につく本』 太期健三郎著(明日香出版社刊) 4月5日 脳耕社会 4月6日 バリューについて 4月7日 面接における真実の瞬間 4月8日 就職活動における決断と判断 4月9日 新入生へのメッセージ 4月10日 新入社員に贈る言葉 4月11日 Works93号 4月12日 目標設定理論 4月13日 「熟練」と「プロ」 4月14日 課長が知っておくべきこと、すべて教えます! 《2009年4月15日》 今週の残業デー。でも、入社3日目の人材育成チームのリーダーよりも早く帰ってしまいました。人使いの荒い職場です。 ![]() ![]() |
メンバーがオフィス内で紙っきれを拾ってきました。
私のデスクのブックエンドに立てかけてあった酒井穣さんの「課長の教科書」の帯が破れてしまい、それが落ちたものだったのですが、「すごいいいことが書いてあるから欲しい」とのこと。よくよく読んでみると確かにそのとおり、でも帯は破れてしまって戻らないので、ここに書き留めておくことにしました。 〓課長が知っておくべきこと、すべて教えます!〓 ●部下が失敗しても、そのまま部長や経営者に報告してはならない ●課長は家族的な方法で部下をまとめることが求められる ●感謝の意を伝えることで、部下に進むべき方向を伝える ●予算の数値目標には説得力のあるストーリーを用意する ●社内政治は仕事を有利に、かつ効率的に進めるために利用する ●ギブ&ギブの姿勢で、キーマンにとって有用な人材となる ●仕事の合法性の判断の頼りになるのは、自らの常識と良識 ●海外駐在では、帰国後のポストがない前提で準備をしておく ●部長を目指すなら、自分の課を部に成長させるのが正攻法 確かに、いいこと書いてますね。そういうと、著者の酒井さんは人事の仕事につかれるんですね。すでにご帰国なさっているようです。
《2009年4月14日》 麹町「文字平」へ。今日はトリプルブッキングだったんですが、2回続けて店のセレクトをして出席できていないため、グロービスのクリティカルシンキングのOB会に行きました。皆様、「文字平」さんにはご満足いただいたようです。何といっても、グロービスからは近いです。それにしても、お好み焼きもいいけど、鶏料理が美味いです、ここ。特にたたきはいつもはずせません。 ![]() ![]() |
宣伝です。
ワークス研究所が発行する「Works」には、巻末近くに「読んでみませんか」という、読者が書籍を紹介するコーナーがあるのですが、「日本型リーダーシップ進化論」を特集した「Works」の93号で、ご紹介をさせていただきました。] 「役割や場が人材を創る。優秀な人材を埋もれさせていないか」というタイトルをつけていただきましたが、この欄、単なる書評欄のように見えて、ワークス記者がワークス読者にインタビューして構成しているんですね。小一時間ほど話をしたような気がしますが、的確にまとめられており、さすがだと思います。自分でも何度かしたことがありますが、インタビューをまとめるのってなかなか難しい仕事なんですよね。 内容は引用しませんので、ご興味のある方は「Works」誌をどうぞ。
《2009年4月11日》 土曜日でずか麹町の「文字平」さんへ。周囲にはそんなに住宅はないように思えるのですが、家族連れなんかも含めて満員御礼状態です。店主のお人柄のなせるわざですね。初めて、お土産も焼いてもらいました。専用のパックに入れてくれて、なかなかいいですよ。鳥のたたき、スジネギ焼き、最初のそのまんまの野菜、砂肝のなんてったっけな…、このあたりが好きです。ちっともお店のレビューになりませんね。 ![]() ![]() |
文京学院大学の谷内先生が主宰されるSHRM研究会で、太期さんにはお会いしました。当時はグロービスに在籍されておられましたが、お会いしてしばらくして、独立されること、当面は書籍の執筆に注力されるとを伺いました。
そして、本書になって最初の太期さんの目標、夢が実現がされたのかと思います。本当に素晴らしいことです。思っていても誰でもできることではありません。 本書では33のビジネス思考が実に平易に紹介されています。全体を「考える力編」「伝える力編」「実行する力編」「情報の力編」「数字の力編」「戦う力と売る力編」「人事の力編」「その他の力編」に区分し、ビジネスに必要な基礎的なフレームが網羅的に説明されています。内定者や新入社員に配布してもいいかなぁと思っています。これ一冊で、組織の共通言語にしたいフレームがまず網羅されているといってもいいでしょう。若手ビジネス・パーソンに対する太期さんの愛情が全編に染み出ています。 ちなみに、33のビジネス思考とは、以下のとおりです。 問題解決、クリエイティブ・シンキング&ロジカル・シンキング、仮説思考、ゴールからの逆算思考、プロコン・リスト、プライオリティ、MECE、ロジック・ツリー、ビジネス・コミュニケーション、プレゼンテーション、交渉力、PDCAサイクル、実行力、モチベーションとインセンティブ、情報とは、情報収集のポイント、ナレッジマネジメント、数字力、財務諸表、コストダウン、経営戦略、経営計画、7Sモデル、SWOT分析、マーケティング、HRM、目標管理制度、リーダーとマネージャー、標準化、ベンチマーク、アウトソーシング、リスクマネジメント、QCT
《2009年4月4日》 八重洲で5時飲みです。 ![]() ![]() |
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