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図書紹介:『プロマネはなぜチームを壊すのか』 伊藤健太郎著(日経BP社刊)
世の中にはいろいろな会社があるもので、プロジェクト・マネジメントに特化したコンサル・研修会社というのがありました。アイシンク株式会社がそれで、その代表の伊藤さんの書かれた書籍です。

世の中の仕事全体がきわめてプロジェクト化されてきていますね。部署横断的なプロジェクトも増えてていますが、部署内での仕事自体がルーティン型からプロジェクト型に変わりつつあります。ルーティンは徹底的に効率化されたり、外出しされたりということが進んだからという点と、ルーティンもただ前年同様にやるのではなく、プロジェクト的に改善に取り組むことが大切だという雰囲気が強まっているからだと感じます。

ということで、このアイシンク株式会社のような企業の存在価値が出てくるわけですね。私は未読ですが、伊藤社長は本書に先立ち「プロジェクトはなぜ失敗するのか」という書籍を書かれているそうです。そちらでは、主にプロジェクト・マネジメントそのものについて書かれているそうですが、本書ではプロジェクトを推進するマネージャーに焦点を当てています。プロジェクトの成否に対してヒューマン面の与える影響は多大なものです。粛々と予定とおりに進むプロジェクトであれば、しっかりとしたプロジェクト・マネジメントさえ成り立っていれば、問題がないかもしれません。しかし、プロジェクトには必ずドラマが仕込まれています(だから「プロジェクトX」などというドキュメンタリーが成り立つわけです)。平穏無事には終わらずに、何か問題が生じます。ここを適切に乗り越えるには、人間力あふれるプロジェクト・マネージャーの存在が欠かせません。改めて本書でもそのあたりは強く感じさせられます。

プロジェクト・マネジメントについては、書籍を読んでなんとなく実践することは可能です。ある意味、ツール論的な部分もかなりあります。しかし、良いプロジェクト・マネージャーになるためには、本書のような書籍を読んでも「ふむふむ」と思うくらいだなぁと感じてしまいます。実地での経験と、徹底的な努力が必要です。

私は個人的には、プロジェクトが大好きです。私なりの持論もあるのですが、それはまた別の機会に整理します。いずれにしても、人の心の問題は難しいです。

プロマネはなぜチームを壊すのか 知っておきたいプロジェクトのヒューマンスキルプロマネはなぜチームを壊すのか 知っておきたいプロジェクトのヒューマンスキル
(2007/03/15)
伊藤 健太郎

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《2009年4月27日》 就職戦線もヤマ場を迎えていますね。私のいる会社も最終面接はかなり終結に近づきつつあります。今年は意識的に大量に面接に入ったため、だいぶ今の学生に対する感覚が戻ってきました。いろいろ言われていますが、我々大人がちゃんと彼らに引き継ぐことさえできれば、日本の将来は大丈夫なのだと信じていますが、問題というか心配なのは我々の方ですかね。


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【2009/04/27 23:48】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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