半月に1回の振り返りです。これをしないと、何を書いたのかすっかり忘れて同じ話を何度も書いてしまいかねませんのでやっています。
今回は大原簿記さんでの講演の話から始まりましたが、後半はかなりラーニングイノベーション論からの話が多くなっています。これから数カ月はこの傾向が続くかも。 5月16日 大原簿記学校での話~資格をどうみるか 5月17日 資格に関する小噺 5月18日 コミュニケーションの本質~手間をかける 5月19日 苦手意識を解消するコミュニケーション 5月20日 図書紹介:『絶妙な「報・連・相」の技術』 丸田富美子著(明日香出版社) 5月21日 自然性、可燃性、不燃性~人の3つのタイプ 5月22日 Works Symposium 2009 5月23日 ティーチング・コーチング・カウンセリング 5月24日 点から線、そして面へ~新人育成担当に求められるマインド 5月25日 ストレッチ&フィードバック&エンジョイメント 5月26日 ストレッチのレベルは何%が良いのか 5月27日 アンラーニング 5月28日 潜在意識 5月29日 図書紹介:『知らないと損する労災保険』 近藤恵子著(東洋経済新報社) 5月30日 モティベーションの自己調整 《2009年5月31日》 駒沢公園で開催中のラーメン・ショウへ。ブースも多く、なかなか盛大なイベントになっていました。2杯目まではよかったのですが、3杯目を並んでいるところに大雨が。こんなに雨の中でもあれだけの行列を呼ぶラーメンという食べ物は本当に偉大です。帰りには代官山のイータリーに立ち寄りましたが、満腹でワインも飲めませんでした(っていうか車だからどっちみち飲めないのですが)。 ![]() ![]() スポンサーサイト
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ストレッチってどのくらいするのがいいんでしょうか。
結構、目標設定の際の難問ですよね。これ。実は私のいる会社のストレッチ目標は120%レベルのものと決められています。私はこれが制度として一律で決められていることに強く違和感を感じています。 慶応MCCの「ラーニングイノベーション論」で、神戸大学の松尾睦先生がされた経験学習・組織学習の話の中で、このストレッチのテーマがちょうど出ました。 プロジェクトマネージャーの場合、ストレットというと120%程度だそうです。コンサルタントの世界では150%だと松尾先生はお話されます。松尾先生の話を受けて、中原先生がわれわれ受講生に「あなたはどのくらいのストレッチが適切だと思うか」といったような問いをされました。110%から150%までばらつきましたが、120%と130%にかなり集中はしていました。そもそも何が100%なのかという問題もありますが、面白いですね。 私が以前にいた企業は、101%の出荷伸長が毎年の目標の目安でした。これは規模の大きい成熟産業としては大変な数字でした。今いる企業では120%以上の数字が平気で出てきます。こういった企業のおかれている環境によっても数字の与える印象・イメージは大きく変わってきます。 冒頭のプロジェクトリーダーとコンサルの比較ではありませんが、職種によってもやはり数値の感覚は変わってくると思います。 講義の中では、CEOの育成には徹底的なストレッチが必要であり、そのレベルとしては「つぶれる寸前」くらいまで……、OJTにおけるストレッチでは、1年目はそこそこに留めておくことが適切である……、などという話もありました。「つぶれる寸前」って200%くらいですかね。 となると、ストレッチのレベルについては、相手をみてひとりひとり考えるべき、ということになります。ストレッチ目標が一律全社120%と定められていることに対する違和感はこのあたりから来ているようてす。 ~ストレッチに言及した過去のブログ~ 2008年02月25日 『「「ムリ・ムダ・ムラ」と「ストレッチ」』 2008年03月28日 『「節目」は自分で作るもの』 2009年01月08日 『人々が目標のために存在するわけではない』 《2009年5月26日》 今日は築地のニチレイアウラさんに見学。いろいろと示唆がありました。いつか整理して書きたいと思います。なぜか終電になりました。 ![]() ![]() |
先週始まった慶応丸の内シティキャンパスの「ラーニングイノベーション論」からです。
神戸大学に移られた松尾睦先生が経験学習と組織学習についてお話をされました。以前に「経験からの学習~プロフェッショナルへの成長プロセス」(同文館出版)を読んでから、一度お話を伺いたいと思っていたので感激です。本にサインまでしていただきました。 さて、このブログは私が学んだことの備忘録というか、あとから使いたいときに検索機能で引き出せるように書きとめているものですので、その趣旨にのっとって若干の書きとめをしておきます。 冒頭に3つのキーワードをいただきました。 ①ストレッチ ②フィードバック ③エンジョイメント この3つを備えている、そして高めている組織は、学習ができる組織だというのです。 経験学習については何度か書きましたが、当たり前ですが良質の経験の方が学習のサイクルは大きく回ります。では、どのような経験が良質であるかと考えると、以下の感じです。 ・適度に難しく、明確な課題 ・結果に対しフィードバック ・誤りを修正する機会(繰り返し)+対象への関心・興味 これらは、読み変えてみると、冒頭のキーワードのストレッチ&フィードバック&エンジョイメントともいえます。そう、良い経験はこの3要素を持ち備えているのですね。 経験学習のポイントを今回の観点から整理すると、以下のようになります。 ①「挑戦する姿勢(ストレッチ)」が経験の質を高める ②「仕事から得られる喜び(エンジョイメント)」がモチベーションを高める ③「他者からの学習(フィードバック)」が内省やノウハウ・持論の定着を促す ストレッチとフィードバックだけですと、何となくそこらの学習理論的ですが、これにエンジョイメントが入っているのがポイントだと感じます。でも、このエンジョイメントはいったいどこからくるのか。やっていることそのものの面白み、対象への取り組み方に関しての面白み、メンバーとのやり取りの中での面白み、いろいろな要素があると思います。人への内的動機付けにいろいろなタイプがあるのと同じですね。ストレッチとフィードバックは、比較的多くの組織が意識するようになりました。でも、これをしかめつらして生真面目にやるのでなく、エンジョイメントを込めてやるわけですね。 さっそく実践しましょう。 ~経験学習に関する過去のブログ~ 2008年07月13日 『コルブの「経験学習モデル」』 2008年10月05日 『大学生活で社会人基礎力は伸びている』 ~10月11日『好奇心がキーワード』まで続けてお読みください。 《2009年5月25日》 今日はほどほどで帰ろうかなぁと思っていたのですが、気づくと23時。どうして、会食のある日は早く出られるのに、ない日はいつもこういう時間になるのでしょうか(家につくのはどちらも同じような時間ですが)。よくよく考えれば、そりゃそうです。会食がない日はそうそうないので、そんに日くらいは残業しなきゃです。 ![]() ![]() |
昨日に引き続き、新入社員の配属を前に実施した受入・育成担当者となる先輩向けの研修からです。昨日は「スキル」の話でしたが、今日は「マインド」の話です。
「職場における新人育成担当者の心構え」を一文で以下のように整理してくれました。これもなかなかうなずけます。 「後輩が活き活きと働けるように支援すること。育成担当から声をかけることによって後輩を《点》にしないようにしていく」。 《点》とはいうまでもないですが、「孤立してしまっている」状態を指します。つらいですよね、新人として誰も知らない職場で、事情も風習もわからず専門知識もなく《点》として過ごすのは。育成担当者としては、まずは後輩を孤立させずに誰かとつながっている《線》の状態を認識できるようにしてあげなければなりません。少なくとも、まずは育成担当者である自分とはしっかりと《線》でつながっていると認識させてあげることです。そして、いろいろな人とのつながりをつくってあげる。まさにメンター(※)のあり方でもあります。《線》でのつながりが広がっていくと、いずれそれは《面》になります。上司・先輩としても安心できる状態ですね。 中途採用の場合はやや違います。《点》として職場に入っていくことは同じですが、新人とは3つの違い(アドバンテージ)があります。まずは、専門知識。その職場の業務における専門知識をもって転職してきますから、そのことだけでも《線》は作りやすい立場にあります。そして、外部ネットワーク。外部とのたくさんの《線》は転職をしても活きます。これはビジネス上に役に立つ《線》だけでなく、苦労話を聞いてくれる外部の仲間であっても大事です(となると家族も入りますね)。そして、3番目は《線》を作ってきた経験そのものです。つまり線の作り方をある程度は学んできているということです。 ただ、すべての中途入社者がこの3つのアドバンテージを十二分に持っているわけではありません。あなたの職場の中途入社者が、持っていない、もしくは弱いアドバンテージをよく観察し、そこに支援をしてあげる必要があるのはいうまでもありません。 ~※ メンタリングについての過去ブログ~ 2008年02月12日 『メンタリング概論』 2008年02月13日 『メンターって何をする人?』 2008年02月14日 『メンタリング第3夜』 《2009年5月24日》 麹町「パティシエ・シマ」のケーキ。閉店時間が早いのでなかなか買えませんでしたが、昨日、初めて買って帰りました。 ![]() ![]() |
稲盛和夫氏の「働き方」からです。
人間には以下の3つのタイプがあるとしています。 可燃性…火をつけると燃えあがる 不燃性…火を近づけても燃えない 自燃性…自分からかっかと燃え上がる。 何か新しいことを成し遂げようとするには、自ら燃える人でなければならない。 自ら燃えるためには、自分のしていることを好きになるのと同時に、明確な目標を持つことが大切だ。 と、稲盛氏は指摘しています。 でも、自燃性の人はそうそう多くはありません。そこで大切なのは、可燃性の人。可燃性の人がどう燃えるかで改革は成し遂げられます。不燃性の人は、環境変化のない世界で前年100%+α程度を目標にするのであればあまり問題はありませんが、そうでないと組織に存在するのはちょっと難しいですね。
《2009年5月21日》 慶応MCCの「ラーニングイノベーション論」、開講です。やはりすごくエキサイティングです。ゆっくりここにも書き残しまますね。 ![]() ![]() |
昨日ちょっと一部をご紹介しましたが、「報連相ポスター(ホウレンソウポスター)」を販売しているモチベーションアップ株式会社の丸田副社長が出された本です。私のいる会社で「報連相ポスター」を購入したところ、さっそくご連絡をいただいた上でご来社され、いろいろとお話を伺わせていただきました。中堅企業を主たる対象とされて、熱のこもった研修などを提供されている会社だと感じました。商談後、実際に社内で「報連相ポスター」を貼っている場所にご案内もいたしました。
それにしても「報連相ポスター」は大当たりだったようです。いかにこれができていない職場が多いかということですね。 本書はポスターに書かれたエッセンスをしっかりと掘り下げた上で、最後の2章では管理者としての「報連相」についても言及されています。報告連絡相談の研修といえば新入社員向けと思いがちですが、実は上からやるべきなのだと話されていたのが印象的です。 書籍の内容に戻りますが、文とイラストを上手に取り混ぜて繰り返し説明が丁寧にされており、確かに「報連相」というのは、マインドでもあり、技術でもある、ということを改めて感じました。「報連相」は不要だと思っているビジネスパーソンはそう多くいません(時々いるので困るのですが…)。でも、それができていないということは、マインドはあっても技術・知識がないから、ということになりますね。 本題のベースにある著者の思いが前書きと後書きにありますので、ご紹介してみます。 前書きから~ 「仕事ができる人は、楽しんでいる。できない人は楽しんでいない」。 では、仕事ができるって、具体的に何ができること? 一言で言えば、「周囲の人たちの力を借りて成長し、その人にしかできない仕事を成し遂げる人」です。 後書きから~ 「仕事ができる人は幸せな人生を送れる!」 そして、仕事ができる人になるために大切なことは、「自分の応援団をたくさん創る」ことです。 そんな人になるための、ごくごくベーシックなスキルが「報連相」(ホウレンソウ)なんですね。
関連する過去のブログです。 2008年02月04日 『「相談」~ホウレンソウから』 2008年02月05日 『「報告」「連絡」~ホウレンソウから』 2008年03月11日 『「報連相ポスター」って知ってます?』 《2009年5月20日》 新入社員研修で午後4.5時間ももらい、キャリアとモチベーションのコマを。ディスカッションやアセスメントも交えて進めました。いい巣立ちをしてほしいです。 ![]() ![]() |
今日の「コミュニケーションの本質」とはなかなか大きいタイトルですが、ただ一言だけでこのテーマについて語るとすると、以下の感じになると常々思っています。
「コミュニケーションの本質は、何を言ったかではなく、相手に何が伝わったか、である」。 よくこの手の行き違いをオフィスでも聞きます。「言ったはずです」「聞いていません」………。意味のない空しいやり取りですね。 キャリアカウンセラーの資格であるgcdfのクラスレッスンの中では、クライアント(相談者)が言ったことをカウンセラーがどう聞いたのかをクライアントに「返す」ことの練習をしつこくやります。最低限的確に「返し」ていれば、クライアントはカウンセラーがちゃんと聞いてくれていると安心して相談を進めることができます。本当にある「共感」をもって「返す」ことができれば、クライアントとカウンセラーの距離は縮まり、「ラポール」の形成に近づきます。 でも、一般のオフィスにおける会話では、このような優れた「聞き手」を期待してはいけません。相手は半端にしか聞いていないもの、ということを前提に仕事は進める必要があります。そのためには、 ①一度ではなく、時間を変えて、改めて伝える ②口頭で伝えた上で、メールで整理して確認する ③簡単な会話の議事メモを作成して、会話のあとに送付する などといった一手間を加える必要があります。何事もそうですが、相手を変えるのではなく、まず自分のやり方を変えることによって、関係を変えるといった思想が何よりもビジネスでは必要になります。 実は「仕事ができる人」というのは、このことに関わらず、一手間を加えることを愚直に厭わずにやっている場合が非常に多いです。 皆さんもそんな一手間をかけてみてはいかがでしょうか。 《2009年5月18日》 今日は新入社員の6月1日付配属の辞令交付を夕方にしました。各自、いろいろと心の整理はしつつも微妙ですね。その趣を残しつつ、広尾のパルテノペで夜は痛飲しました。ねぇ、そんなもんなんですよね。 ![]() ![]() |
はい、5月前半の振り返りです。
プロジェクトマネジメントの講座をデモで受けたので、その整理に何日か費やしています。このブログは私的なデータベースを兼ねており、ブログの用語検索から過去に学んだ内容を引けるようにしています。プレゼン資料の作成や、講演原稿の作成などの際にはとても重宝します。ですから、印象に残ったセミナーや書籍などについては、何度かに分けて書く場合が出てくるわけです。 5月1日 残業時間の減少に考える 5月2日 情緒的価値の時代 5月3日 モチベーションとリスクマネジメント 5月4日 プロジェクトの持つ特徴 5月5日 「ラーニングイノベーション論」 5月6日 「キャリア・アドバイザー養成講座<アドバンス>」 5月7日 成功するプロジェクト 5月8日 失敗するプロジェクト 5月9日 プロジェクトの計画フェーズ 5月10日 プロジェクトのおけるチームビルディング 5月11日 プロジェクトのおけるリスクマネジメント 5月12日 図書紹介:『生きる』 稲盛和夫著(三笠書房) 5月13日 図書紹介:『折れない新人の育て方』 船戸孝重・徳山求大著(ダイヤモンド社) 5月14日 図書紹介:『働くみんなのモティベーション論』 金井壽宏著(NTT出版刊) 《2009年5月15日》 今週は遅い日が多く眠いです。普段は7時台には会社にいるのですが、木曜日・金曜日は8時半くらいの出社にしました。早く出社する習慣があると調整ができて便利ですね。 ![]() ![]() ちょっと整理です…5月前半編 |
以前に一度、読んだことがある本なのですが、「ラーニングイノベーション論」の課題図書にもなっており、金井先生ご本人のお話も少人数で聞ける機会になりますので再読してみました。また、新入社員研修でも配属通知後にキャリアとモチベーションの話をしようかと思っており、そのための整理目的でもあります。
それにしても、書籍を再読していつも思うことは、「いったい全体、なんて覚えていないんだ。自分の記憶力はどうなっているんだ」ということです。ちょっと前には、ある小説を買って読んでおり、最後の50ページくらいになって、「あれ?この小説、読んだことがあるや」と気づいたこともあります。1つには乱読速読癖がついているのもいけないなぁと思い、意識的に本書などはゆっくりと読んでみました。 本書ですが、タイトルからくると結構、軽そうなイメージもありますが、スタンダードなモチベーション論を俯瞰した上で、「持論」の視座からのモチベーション論が展開されており、なかなか骨太です。金井先生は、日経文庫から出ている「リーダーシップ入門」でも、持論アプローチをされていますが、それのモチベーション版といったイメージもあります。 今後、いろいろな箇所を引用させていただこうかなと思っていますが、書籍紹介としては本書の中心的主張についての整理をまずしてみます。一言でいえば、「モチベーションの持論をもつことにより、自分でやる気を自己調整できるようになることが大事」、とでもなるでしょうか。これはとても実感できます。これができる人とできない人では、特に転職時や予期せぬ異動時などの環境適応力が違いますね。私は、ここ数年で不本意な異動が2回、まったく環境の異なる先への転職が1回ありましたが、たまたま運がよかったこともありますが、常にやる気を自己調整できたのは幸せなことだと思っていますし、ある意味、それができたことが自分の人生の蓄積でもあると勝手に自負しています。 また、本書では最初にもつべき「持論」に加え、マネージャーといった立場になる頃には、自分と多くの他社からなる「十人十色」の世界で、果たして自分や他の人々はどう動くかといったことに対しても、「広義の持論」を持つことになるとしています。そんなことができるマネージャーは素敵なマネージャーですね。なかなか理想的にはいきませんが、勉強と実践あるのみです。
《2009年5月14日》 今日はお昼も夜も懐かしいことばかり。お昼は人形町に立ち寄ったのですが、人形町といえば「キラク」と「ほし」だったのですが、「キラク」がまったく変わってしまい、悲しい思いをしていました。しかし、なんと昔の「キラク」は違う名前で復活していました。人形町1丁目の「そときち」がそれです。ポークソテーも昔のままです。そして、昔のお店の皆さんがみんな揃っています。ただ、価格はちょっと上がりました(その分ですが、味噌汁がつくようになりました)。普通のランチではちょっと厳しいですが、2ヶ月に1回は行きたいですね。昔の場所に「キラク」という名前の店もまだありますが、どんなお家騒動があったのかは知りませんが、とてもむなしく感じられます。夜は、昔の仕事仲間とその仲間。八重洲でしたが、5年ふりの方もいて、5年間の月日を改めて感じます。成長したなぁと思う、元メンバーにはうれしいと思います。 ところで、今週末はお仕事モードです。日曜日は経験者採用の面接で出社。土曜日は仕事ではありませんが、大原簿記さんの池袋校にて講演等を簡単にさせていただきます。人事・採用の仕事をやっている視点から、学び中の皆さんに何かメッセージを伝えられればと思います。 ![]() ![]() |
新入社員の配属間近であり、書店に平積みしてあったので、ついつい買ってしまいました。たぶん、同じような動機の人が全国で結構、買っているのではないでしょうか。ここのところ必要に迫られて「きちんと読み込み型」の書籍を続けて読んでいるため、このようにあっという間に読めてしまうタイプの本も時にはいいですね。上手な整理の仕方ができている個所も結構あり、参考にもなります。
いくつか、うなずけた箇所のご紹介です。 ■新人育成を担う現場マネージャーには「まず、定期的に話す時間を確保する」ことを頼む。「たとえ1日1回、3分でも5分でも必ず一対一で話をする」ことを決まりにしている。 【→】簡単そうでなかなかできないことです。一対一の大切さです。新人に限らないですけどね。 ■配属が思い通りにいかない。「いつまで経っても悶々として1年、2年過ごすのか、決定を決まったこととして受け入れ、少しでも何かを得られるように過ごすのかでは、大きな差がつく。どちらを選ぶのか」。 最初の配属が本意でない新入社員に対しては、視野を広げて考える機会を与えると同時に、現在の仕事から得られることや魅力を伝えるのがポイント。 【→】本当にそうですねぇ。ただし、これは管理側の視点であり、本人に腹落ちさせるのは容易なことではありません。同じようなことを多くの人がいっていますが、本人からみれば希望通りに配属されている同期の仲間もたくさんいるのに、なぜ自分だけが…というとらわれからなかなか抜けられません。 ■「同じ仕事でもやりがいを感じてやる人とそうでない人がいる。つまり、仕事のやりがいは自分で発見・創造するもの」。また、そうした人に信頼が集まる。 【→】これも多くの方がいっているお話ですね。金井先生の「動機の持論化による自己調整」というお話にも通じます。 ■新人育成にかかわることは、とりもなおさず人を育てる職場をつくることである。「新人がうまく育つ職場は、中堅も業績をあげていて、結果的に職場全体の業績も良くなる。中堅社員が新人育成にかかわることによって、「そもそも、うちの会社ならではの強みはなんだったのだろう」「自分はなぜこの仕事を続けているんだろう」などと、自分たちの仕事の意味や価値といったものを改めて見直す機会を得られる。これからのマネジメントでは、新人の育成・定着化の取り組みが、職場のチームビルディグやリーダー育成などさまざまなところにつながっていく、つまり、企業経営全体に大きな影響を与えることになっていくという点を考慮すべきではないだろうか。 【→】新卒採用のメリットということをきちっと議論する必要があります。新卒採用が中心とはなっていない企業では、ややもすれば即戦力の経験者採用に期待感が集まりますが、持続的な企業経営に対する新卒採用重視のインパクトは大きいものがあります。このテーマは個人的にもしばらくおいかけていくべきテーマだと思っていますので、整理がついたらまたご報告しますね。
《2009年5月13日》 湘南藤沢キャンパスまで赴き、インターンシップの説明会。18時過ぎの開始で、終わったのは21時過ぎ。結構、個人的にいろいろと気付きをもらって、ありがたい機会でした。湘南台の駅まで出て、遅い夕食&飲み。23時には絶対出ようという開始時の目標を達成したのに、終電を途中で逃しました。適切な目標の設定は大切です。 ![]() ![]() |
同じ稲盛和夫さんの「生き方」(サンマーク出版)に続いて、何度か読み返すことになるだろうと感じさせる本です。やはり、この方のメッセージはわかりやすく、徹底しており、響きます。
『「よく生きる」ためには「よく働くこと」がもっとも大切なことです』 『ただひたむきに、目の前の自分のなすべき仕事に打ち込み、精魂を込めて働く。そのことで、私たちは自らの内面を耕し、深く厚みのある人格を作り上げることができる』 『働くことが、人をつくる』 といったフレーズに代表されるように、仕事に徹底的に取り組むことによって、人生を自らを豊かにするとを説いています。これがお説教っぽくも、おしつけっぽくもならないのがすごいです。 『人間は、好きな仕事ならば、どんな苦労も厭いません。そして、どんな苦労も厭わず、努力を続けることができれば、たいていのことは成功するはずです。つまり、自分の仕事を好きになるということ…この一事で人生は決まってしまうといって過言ではありません。充実した人生を送るには、「好きな仕事をするか」「仕事を好きになるか」のどちらかしかないのです。しかし、好きな仕事を自分の仕事にできるという人は、「千に一人」も「万に一人」もいるものではありません』。 『「天職」とは出会うものではなく、自らつくり出すものなのです』。 どうですか。 こうやってとらわれから離脱できた人は、気持的にも楽になりますし、きっといい仕事ができるんじゃないかなぁと思います。ただ、このようなある意味での前向き思考に入れない人が社会には多数います。その気持ちももちろんわかります。キャリアカウンセラーとしても考えさせられるものがあります。 本書については、またおそらくどこかで引用することがあるかと思います。
《2009年5月12日》 朝7時からの会議。今日はその前にもう一つ会議があり、かなりの早起きです。パン屋さんみたいです。 ![]() ![]() |
昨日は慶應丸の内シティキャンパスの「ラーニングイノベーション論」のお話でしたが、今日はもう1つお薦め講座を紹介したいと思います。それは6月2日から開講予定の「キャリア・アドバイザー養成講座<アドバンス>」です。私は2005年にこの講座を受けたのですが、講座内容及び同期受講生からの影響でかなりその後のものの考え方というか、事柄への対処の仕方というか、いろいろなことが変わったと思っています。とても感謝している講座です。
この講座の前段階の講座として「キャリア・アドバイザー養成講座<ベーシック>」というのがあり、基本的な手順としては、<ベーシック>→<アドバンス>なのですが、毎年、半分くらいの方は、<ベーシック>を経ずに直接アドバンスを受講されているようです。指導教官は慶応義塾大学総合政策学部の花田光世先生で、特に<アドバンス>は徹底的に花田先生が前面に出て指導していただけるので、非常なお得感があります。若干なりともキャリアの知識のある人や、既に企業内でキャリアアドバイザー的な仕事をされている方の場合は、<ベーシック>を飛ばして<アドバンス>からの参加もお勧めです。GCDF・CDAの方であれば、継続学習証明書を発行していただけるので、継続学習が時間数的にこれだけで完結できるという大きなメリットもあります。明治大学の諸富先生も1日講座をもたれています。すごい迫力ですよ。 以下は、HPから引用した今年のカリキュラムの概要ですが、濃厚でエキサイティングです。また、この<アドバンス>を無事に卒業された方は、慶応義塾大学SFC研究所キャリアリソースラボラトリーの登録キャリアアドバイザーとなる権利を得られます。登録キャリアアドバイザーは、定期的に花田先生から直接、スーパービジョンを受けられます。私も既にこの登録キャリアアドバイザーにさせていただいて3年になります。是非、今年も素敵な後輩がたくさん増えることを願っています。まだまだ枠はあるのではないかと思いますので、思いのある方は、是非、ジョインされませんか。どうしようなお悩みの方には個人的にも相談に乗りますので、何かあればコメントに書き込みください。 Session1 キャリア・アドバイザーとして(1)アドバイザーの役割 キャリア・アドバイザーの重要性 キャリア・アドバイザーの仕事・役割 米国におけるキャリア自律 これからの人事サービス Session2 キャリア・アドバイザーとして(2)アドバイザーの責任と自覚 必要とされる経験・バックグラウンド 必要とされる能力・資質・適性と知識 組織の活性化と個人への動機付け キャリア・アドバイザーとキャリアカウンセラー Session3 キャリア・アドバイザーの活動を活性化するサポートインフラ Session4 コーチングとコミュニケーション(1) コーチングの基本的な考え方の確認 コーチングスキルの理解 コーチング演習1 Session5 コーチングとコミュニケーション(2) 現場におけるコーチングの活用 コーチング演習2 Session6 コミュニケーション演習 キャリア・アドバイザーにとってのサービスとは 現場とのかかわり方について キャリア自律プログラム(CSR)の展開方法について キャリア自律(CSR)を通した行動変容 Session7・8 テスト・サーベイ開発の演習(1)(2) アンケート調査の手法 さまざまなテストの開発と評価方法 テスト・サーベイ項目の作成演習 Session9 企業内臨床心理士の活動/カウンセリングにあたっての心構え 企業内臨床心理士の位置付けと役割 企業内臨床心理士の組織内ネットワーク 事例からみる企業内臨床心理士の活動 Session10 専門家との連携 メンタルヘルスの予防、克服、復職支援 Session11 ユング派の心理療法 ユング派心理療法 ユング派心理療法のプロセスと「解釈」 Session12 ロジャースの来談者中心療法 カウンセラーとアドバイザー カウンセリングとは ロジャースの理論 ロジャースの来談者中心療法 Session13 ゲシュタルト心理学のカウンセリング さまざまなカウンセリング手法 人間性心理学のカウンセリング ゲシュタルト的なカウンセリング手法を考える アサーションの考え方 Session14 キャリア・アドバイザーの評価と育成 キャリア・アドバイザー自身の行動のあり方 キャリア・アドバイザーとしてのレベルアップ キャリア・アドバイザーに対する評価 キャリア・アドバイザーとカウンセラーのマネジメント Session15 ライフキャリアの課題/キャリア・アドバイザーの役割 キャリア・アドバイザーの能力レベルを高める組織内インフラ キャリア・アドバイザーの能力レベルを高めるプラットフォーム これからの人事教育の役割とキャリア・アドバイザー ">《2009年5月6日》 明日からお仕事ですねぇ。木曜・金曜で片付けたい仕事が大量にあるので、段取りよく進めたいところです。今日は久しぶりにショッパーズ新浦安に。ダイエーの店舗をみるのはかなり久しぶりでしたが、IY以上にPBが目立ちますね。それもそのはずです、イオン系のトップバリュとベストプライスが入っているのに加えて、広範囲な商品群に高付加価値化PBブランド「おいしくたべたい!」を導入しており、3ブランドのPBが並立しているのですから。それにしてもすごいのはマヨネーズ。ダイエーのPBマヨネーズは、ダイエーとキューピーのダブルブランドですが、表示欄には「キューピー製品と品質は変わりないのでご安心して…」といった驚愕のクレジットがあります。 ![]() |
5月21日開講の慶応丸の内シティキャンパスの新講座「ラーニングイノベーション論」に申し込みました。「あなたが変われば 人が変わる 組織が変わる」というメッセージ・タイトルも素敵ですね。しっかりと変わってきたいと思います。シラバスをいただきましたが、課題図書が毎回あったりして、結構がっしりとしたつくりになってます。期間中、講座に貢献しつつ、しっかりとついていって、多くのものを得たいと思っています。
この手の連続講座はちょっと久し振りですので、本当に楽しみです。中原先生はラーニングバーで御拝見しているばかりですので、直接にコミュニケーションをとれる場となるのはとても嬉しいですし、以下のカリキュラムにあるように他にも大変に魅力的な講師陣です。 Session1-1 イントロダクション~人はいかに学び、成長するのか [ファーストトラック:学びの基礎知識] [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・プログラムの目的と意義を明確にする。 Session1-2 経験から学ぶ、他者から学ぶ、組織が変わる:経験学習、組織学習論の現在 [ファーストトラック:学びの基礎知識] [ゲスト講師]松尾 睦 小樽商科大学大学院商学研究科教授 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・ビジネスの場面では、記憶や知識伝達だけではなく、経験知も大きな効果を発揮する。経験や他者から学び、成長するためには何が必要なのか、そしてそれを組織全体の学びへと繋げるためにはどのような工夫が必要なのかを考察する。 Session1-3 大人の学びのミニワークショップ [ファーストトラック:学びの基礎知識] [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・大人の学びと子どもの学びの違いは何か。大人にとっての成長とは何か。LEGOブロックなどを活用したワークショップ、参加者同士の交流を通して“大人の学びの本質”を考える。 Session2 人が動機づくとき、変わるとき:モティベーション論の現在 [ファーストトラック:やる気の基礎知識] [ゲスト講師]金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科教授 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・学び、成長する過程において、個々の持つモティベーション(自分のなかから湧き出る動機)は原動力であり欠かすことはできない。モティベーション研究の発展の歴史をひも解きながら、人が学び、変わるときには何が必要なのかを考える。 Session3 戦略に貢献する人財開発部門のあり方 [セカンドトラック:戦略志向] [ゲスト講師]アキレス美知子 あおぞら銀行常務執行役員人事部長 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・戦略に貢献する人事・人材開発は業績に大きな影響を与えると言われるように、人材開発部門は成長戦略の要ともなりうる。戦略的人材開発とは何か、そして人事組織・人材開発のプロフェッショナルとして社内外に信頼されるパートナーとしてどうあるべきか。外資系企業にて人材開発部門の変革を行った経験を参考に、戦略に貢献する人材開発のあり方を考える。 Session4 戦略人的資源論の現在 [セカンドトラック:戦略志向] [ゲスト講師]守島基博 一橋大学大学院商学研究科教授 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・企業の競争力や組織能力を高めるには、中長期的な観点による人材育成が重要であり、そこには企業目標の達成という「経営側の視点」とともに、社員の意欲や成長など「働く人の視点」も必要となる。人事・人材開発部門だけで取り組むことは限定される環境において、組織全体としてタレントマネジメントにどのように取り組むのか、組織と社員の両方にとって価値のある企業戦略と人材の連動について考える。 Session5 現場での学びをいかに活かすか?~三井住友銀行の新人育成&マネジャー育成 [セカンドトラック:現場志向] [ゲスト講師]田中智之 株式会社三井住友銀行人事部キャリア開発グループ長 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・三井住友銀行では、新人研修、および支店長クラスのミドルマネジャー研修のあり方を大幅に見直し、研修所と現場を連動させた仕組みを整備した。新人の学びとミドルの学びの違い、そしてそれぞれの支援のあり方について議論する。 Session6 ネットワーク型OJTのすすめ [セカンドトラック:現場志向] [ゲスト講師] 関根雅泰 株式会社ラーンウェル代表取締役 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・現場の学びの中心はOJTであることに異論を差し挟む人はいない。通常、OJTは指導員と新人が1対1で実施されるものであるが、近年、「現場のネットワークの中で人を育てる」ことに注力したOJTが注目を浴びている。このネットワーク型OJTについて、事例をまじえながら理解を深める。 Session7 企業理念と価値観の共有~「感じる」人材育成 [セカンドトラック:対話志向] [ゲスト講師]高津尚志 株式会社リクルートワークス研究所『Works』編集長 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・企業理念や価値観が、“心の中にある宝物”として社員全員に共有され、一人ひとりの行動レベルまで変えることができたとき、組織は最高のチームとなり、人が生き生きと働き相互に成長できる会社となっていく。組織理念や価値観といったものを、どうすれば納得感や一体感を感じさせつつ、社内に広めることができるのか考えていく。 Session8 ダイアログチェンジ~組織における対話の効果 [セカンドトラック:対話志向] [ゲスト講師]長岡 健 産業能率大学情報マネジメント学部教授 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・メンバー相互が自分の考えを述べあい、それぞれの考えの背景をさぐり、理解を深めあう探求型の会話形式-いわゆる「対話:ダイアログ」が近年、注目を浴びている。対話をビジネスの場面に導入することによって、どのようなメリットが得られるのか。組織理念の共有、組織文化のマネジメントを対象に、対話の可能性について考える。 Session9 パフォーマンスコンサルティング~研修づくりから成果創造へ [ファイナルトラック:パフォーマンスコンサルティング] [ゲスト講師]鹿野尚登 インディペンデント・コントラクター [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・パフォーマンスコンサルティングとは組織の業績を向上させるために行う介入方法論であり、そこでは「研修づくり」を越えて、「どのようにして成果を生み出す組織や職場をつくるか」ということが問題にされる。この手法のエッセンスをワークショップのスタイルで学ぶ。 Session10 これからの人材育成を考える~企業内人材育成家の挑戦 [ファイナルトラック:「未来」をつくる] [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・最終課題の発表、講評を行い、プログラムのふり返りとともに、これからの人材育成のあり方、自身がどのような仕事や役割を担っていくべきかについて考える。参加者全員が、人材育成のプロフェッショナルとしての変革・挑戦に腹をくくるセッションとする。 ラーニングピクニック(任意参加) [大人の社会科見学] [ゲスト講師]潮田邦夫 コムシス情報システム株式会社代表取締役社長、コムシスホールディングス株式会社取締役 [ゲスト講師]妹尾 大 東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻准教授 [講師]中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター准教授 ・働く人の知識創造活動を促すオフィス ―それこそがクリエイティブオフィスである。実際のクリエイティブオフィスを見学し、新たな知やアイディアが創出されるワークプレイスについて深める。 《2009年5月5日》 朝一番で豊洲のスーパーアオキ(ららぽーと内)に。ここは、常時、黒はんぺんや富士宮荒川製麺の焼きそばが売っているので重宝します。都心の静岡です。午後は銀座経由で恵比寿。はじめて「京城」の恵比寿店に行きました。北千住、水道橋のような趣はない、ちゃんとした店構えですが、おいしいですねぇ。 ![]() ![]() |
プロジェクトマネジメントについての研修デモを受けました。今回の研修デモは、先日著書をご紹介した伊藤健太郎さんが社長をつとめるアイシンク株式会社にお願いをしています。
世の中のあらゆる仕事がプロジェクト化しつつあります。個人ではもちろんのこと、単一組織で仕事を完結することが難しくなってきました。また、アウトソーシングなどの活用により、ルーティン業務の構成比が減ってきたものも、そう思わせる要因でしょう。 今回の研修テキストでは、プロジェクトの特徴を以下のように定義させていました。 ①明確な目的が存在する ②繰り返しがなく、1回限りの活動である ③過去に行ったことのない要素が必ず含まれる ④チームはプロジェクト終了時に解散する ⑤時間の経過とともに詳細になる この定義に合致すれば、プロジェクトといってよいということになります。 となると、私のいる人事の仕事の少なくとも1/3以上、私個人が携わっている仕事の8割程度はプロジェクト的にやっているのではないかと感じます。④の要素を除いてしまえば組織全体での比率はもっともっと高くなります。 その意味では、プロジェクトマネジメントの手法を理解、会得して、様々なツールを適切に使いこなせるようになることは、必須のビジネススキルではないかと感じてきます。ということで、すべての組織にこの手の研修のニーズはありますね。
《2009年5月4日》 西葛西に「ちゃぶ屋」ができました。西葛西図書館で珍しくちょっと勉強などをしてみた帰りにちょっとブラブラしたらたまたま見つけました。さらには、その先に「日本橋紅とん」も知らないうちにいつのまにか、あります。「ちゃぶ屋」で開店記念替え玉無料サービス中の魅力に勝って、替え玉はせずに西船橋に飲みに。 ![]() ![]() |
昨年夏の調査データですが、東京海上日動リスクコンサルティング社がまとめた「仕事に関する意識調査」の中で、「現在の仕事に対するやる気」についていろいろと聞いています。
現在の仕事にやる気をもっている人は、52.7%と、約半分。これを高いとみますか?低いとみますか? 年代別にみてみると、 20代……57.3% 30代……50.5% 40代……49.2% と年を経る都度に減少していくのは、まぁそんなものですかね。 ちなみに意欲が高まる仕事を複数回答した中では、「高い金銭的な報酬につながる仕事」は第7位で18.9%。報酬ばかりで引っぱっていくことにはすでに無理があることは明確ですね。 設問に「やる気が出ないことを理由に会社を休む傾向がある人」というのがあるのですが、これは35.6%。相当な数字です。こんな設問のある背景は、この東京海上日動リスクコンサルティング社は、モチベーション・マネジメントを企業のリスクマネジメントの観点からみているからなのです。健全で高いモチベーションに支えられた組織では、不祥事も確かに起こりませんね。 《2009年5月3日》 忌野清志郎さんが亡くなりました。私の世代には大きな影響を与えた人です。反体制的っぽくありながら、突き抜けてはない、妙な立ち位置が、私たちには居心地がよかったのかもしれません。「愛しあっているかい?」というシンプルなメッセージも恥ずかしげもなく結構、刺さったりした時代です。「多摩蘭坂」もわざわざ見に行ったりしました。 ![]() ![]() |