9月も終りです。上期も終りですし、第2クオーターも終りです。
つきなみではありますが、早いです。 半月に1度、書いたものを振り返っています。聞いたこと、勉強したこと、考えたことを必ずしもすぐには書いていないので、こうした振り返りをしないと、何を書いたのか、まだ何か書けていないのかを忘れてしまうのです。復習は忘却曲線をにぶらせる唯一の方法かもしれません。けして、省察のレベルではありません。 9月16日 不況の時代・変化の時代~千載一遇のチャンス 9月17日 そうじゃなくて… 9月18日 「BONDY」 9月19日 アサーティブな人事部長に 9月20日 アサーティブのお話 9月21日 インターンシップ回顧 9月22日 インターンシップ生が残したくれたこと 9月23日 大人の学びは続く 9月24日 シルバーウィークの読書から 9月25日 「龍高飯店」 9月26日 メンタルヘルスとモチベーション 9月27日 人事マネージャーに求められる4つの要素 9月28日 学びYA(仮称) 9月29日 学びYA(仮称)その2 では、今年度の下半期も「良い仕事」ができますように。 《2009年9月30日》 人事制度説明会を終えて、フェイス総研さんと赤から。その後も仕事の話を続けて遅くまで。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を スポンサーサイト
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9月24日(木)に慶応MCC「ラーニングイノベーション論」の第1回卒業後勉強会が開催されました。「大人の学びを科学する」中原淳先生の門下生達ですから、「大人の学び」を追及し続けています。
開催場所は門前仲町「40」。貸切専門・予約限定・3時間飲み放題付きの素敵な居酒屋です。プロジェクターの設備があるので、講演をしつつ飲み会をやるという形態をご無理をお願いしてこれまでもやらせていただいていますが、今回も料理含めて大満足でした。 さて、まず大事なのは名前です。名前には魂が宿ります。この勉強会というかOB会の名前は、「学びYA(仮称)」となりました。当然、かけ言葉になっており、名前にも遊びがあります。「思い」がこめられています。 ①「学び(ばせ)「屋」……企業内人材育成担当者、教育ベンダーの皆さんが集まっている会ですから、当然学びの仕掛け人としての思いと自負があります。 ②学び「ヤ~!」……神戸大学の松尾先生曰く人材育成のポイントは「ストレッチ+フィードバック、そして+エンジョイメント」ですから、わいわい楽しくの要素は「大人の学び」からははずせません。 ③学び「舎」……素敵な「集い」であり、「学ぶコミュニティー」であり続けたい。 そして、もう1つのポイントは「(仮称)」です。決めてしまうのではなく、いつまでも変化と進化を続けるために「(仮称)」がついています。次回は違う名前になっていてもいいわけです。「ラーニングイノベーション論」で腹落ちしたキーワードの一つ、「もやもや感」を楽しむことへの思いを会の名前に込めているわけでもあります。命名者の熱い思いが伝わりますねぇ。さすが。 また、一応「ラーニングイノベーション論」ののれん分けを自認していますので、中原先生のイタリアン・ミール方式にならって、懐石料理方式でメニュー(次第)が提示されました。やっぱり「大人の学び」はこの手の遊び感覚が大切です。 お品書き ~ 長月 一、先付け ~学びYAへの想い 一、お碗 ~発案ご挨拶 一、御造り ~三井物産様事例紹介 一、箸休め ~乾杯 一、八寸 ~グループダイアログ 一、焼物 ~ディスカッション 一、炊き合せ ~ラップアップ 一、お食事 ~中原先生講評 一、水菓子 ~どこまでも・・ ありがたいことに、中原淳先生にも本日9月28日のブログでご紹介いただいていいます。一番最後の方です。 ということで、「大人の学び」は続きます。翌日は久しぶりにかなりの二日酔いでした。心地よく。 《2009年9月28日》 終日、曇り空のお仕事でした。志を持って進むしかありません。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
トライアンフ社の「人事マネージャー養成ワークショップ」に参加させていただいていました。なかなか都合が合わない日が多く、参加率の低い超劣等生でしたが、毎回樋口社長が完全監修というか、ファシリテーターをつとめられるなかなか贅沢なワークシップでした。
最終回に、これまで積み重ねた学習成果を自社の人事施策提案のような形でまとめあげ、相互発表するのですが、その前段で樋口社長が人事マネージャーとして必要な4つの要素を話されていました。実に同感ですのでご紹介します。 ①経営視点 ②人事知識 ③コミュニケーション ④思考のタフネス 単純ですけど、奥深いですね。 ①が欠けていると単なる「人事屋」に成り下がります。②がないのは論外ですね、人事に異動してきた人でも、真剣に半年勉強すればそこそこ人事論をぶてるようになります。なっていなければ、それは怠慢でしかありません。他流試合不足でもあります。③がなければいかに「思い」があっても形にすることができませんし、第一、経営者や現場からの信頼を勝ち取ることが絶対にできません。④がなければ新しい価値を生み出すことはできません。①と④が不足くしている優秀な人事担当者はきっと「突貫工事のエキスパート」です。 是非、人事の業務についている皆さんにお勧めがあります。 前出の4項目について、自分を5段階評価してみましょう。3は「普通に問題なくクリアしている」です。あとの評価基準は自分で作ってみましょう。評価基準つくりもわれわれの仕事の1つですから。 その上で、自社でも他社でもいいので、知っている人事関係者で、それぞれの項目について、自分よりも高い評価になる人を思い浮かべましょう。そして、自分との差は何なのかを考えてみましょう。さらには、将来的に頼られる人事マネージャーになりたいという思いがもしあるのであれば、自分はこれから何に取り組むべきか、どのようにスタンスを変えるべきかを真剣に考えてみましょう。 ちょっと説教くさいですかね。すみません。 《過去の関連ブログ》 2009年08月05日 突貫工事のエキスパート 《2009年9月27日》 明日が健康診断なので、健康のために午後は葛西臨海公園を1万数千歩、歩いてきました。こんな自己満足ってどうなのでしょうか。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
メンタルヘルスの問題を単にメンタルヘルスの問題としてとらえずに、モチベーションの問題とからめて考える流れが強まってきているように感じます。今後のメンタルヘルス問題への対処に際しては、この考え方が大事だと思います。
これまでメンタルヘルスの問題は「心の不全」の問題としてとらえられてきました。つまり、健康・不健康の2言論です。これに対して、メンタルヘルスとモチベーションは同じ軸上にあり、マイナスが強くなるとメンタルヘルス不全が強まり、プラスが強くなるとモチベーションが高い状態になる、という発想があるわけです。すべてのメンタルヘルス問題にこれがあてはまるのかどうかはわかりませんが、対策を考える上ではなかなか有効な視点ではないかと思います。メンタル不全について、単に「心の不全」の問題ではなく、モチベーションが下がりきってマイナスになってしまった状態だととらえるわけです。 キャリアラボのスーパービジョンで花田光世先生が話されていたのですが、ESサーベイの限界を踏まえて、プラスの側面を測定できるストレスレベルチェック的なものが求められているそうです。 抽象的で直接的な質問が主となっているESサーベイ、モラルサーベイをやっても、企業はなかなか本当に社員が元気なのかどうかを測りかねています。これに対して、ストレスレベルチェックは社員が・職場がいかに元気でないかを図ることができます。すなわりマイナス面のチェックはそれなりにしっかりとできるわけです。結果、多くの企業では、ESサーベイよりもストレスレベルチェックが評価されているそうです。 いくつかの企業が大手EAPベンダーに対して、ストレスレベルチェックのノウハウを活用して、プラス面での測定ができるようなものができないかとのニーズが既に投げかけられているそうです。 ストレスレベルチェックでは、「あなたはストレスが高いですか?」という質問はしません。代替指標としての質問である「あなたは夜、眠れますか」などという質問を重ねて、ストレスレベルチェックをします。これに対して、ESサーベイというのは「あなたはストレスが高いですか?」的な質問をしてしまっています。ポジティプな要素にまでストレスレベルチェックのような代替指標が作れると、今までのES調査にはない価値が出るのではないかと、確かに感じます。 いずれにしても、EAPベンダーには今後、多くの価値と役割が求められてくると思います。そして求めるものは企業によってかなり違うことになるでしょう。まずは、自企業が全体の人材施策の中で、EAPベンダーをパートナーとしてどう扱うかがポイントです。 当社のメンタル・健康施策全体を見直す予定ですので、その前提で来月はいろいろなEAPパートナーのお話もじっくりと聞きたいと思っています。あまり合目的的過ぎずに、いろいろと対話をした中で、当社のスタンスをさらに明確にできればと思います。 過去の関係ブログ 2009年08月24日 日本的なEAPを目指して 2009年03月27日 メンタルヘルス・マネジメントの4つのアプローチ 《2009年9月26日》 10月25日(日)に実施予定の「第1回お好み焼き検定」ですが、すでに東京・大阪会場ともに午前中はキャンセル待ち状態です。午後の会はまだ残席がありますので、是非とも歴史的な第1回にチャレンジしてみてください。私の個人的な友人もかなり受けてくれるようで、会場でお会いできるのが楽しみです。お申込みは、こちらから。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
読書好きです。また、困ったことにそれ以上に本を買うことが好きです。どうしても図書館で借りるとか、知人から借りるという行動がとれません。多くの本は売らずに手元に残します。結果、大量の書籍に囲まれることになります。さすがに最近は無防備な購買活動はしなくなりましたけど。
実家には1000冊を超えるSF本が眠っています。かなりレアな書籍も集めました。SFマガジンの創刊号とか、旧奇想天外の全巻揃いとか、早川のSF全集とか、昨年再販された広瀬正全集もハードカバーで持ってます。サンリオSF文庫は今でも古書店で見かけると買いあさってますが。 しかし、ここに来て読書量がめっきりと落ちました。一応、月に10冊を常に目標にしているのですが、特に速読派ではないので、出張が相当に重なりでもしない限り、なかなか達成できません。今年も今月まですべて未達です。今年は特に「ラーニングイノベーション論」の課題図書で、結構読みでのある書籍をかなり読んだので、逆に冊数が稼げませんでしした。ということで、このシルバーウィークは少しは本を読もうと思い、読みかけの本の読了も含めて5冊読みました。でも、今月10冊に届きそうにありません…。 ということで、読んだ5冊の簡単なご紹介です。文庫の小説が2冊、いただいて読み切れていなかった実用書が3冊です。いずれも比較的平易で気軽に読める書籍ばかりでした。いただいた本はどこかでまたちゃんと紹介したいと思います。 ①終末のフール / 伊坂 幸太郎 / 集英社文庫
読む本、すべて凄い伊坂幸太郎ですが、本書も凄いです。8つの短編が同じ舞台で、微妙に相互に絡みながら描かれています。小惑星があと3年で地球に落ちてくるという仙台市郊外の団地が舞台…。何ともいえない読み応えがあります。おそらく読み手の気持ちの状態によって、いろいろな感情が浮かんでくる物語です。 ②町長選挙 / 奥田 英朗 / 文春文庫
「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に次ぐ伊良部精神科医のシリーズ。今、もっとも気軽に楽しく読めるエンターテイメントです。こういうのも小説の1つのあり姿です。 ③人事部が会社を救う / 乗浜 誠二 / カナリア書房
株式会社ベストソリューションの乗浜社長の著書です。メンタルヘルス対策について書かれて本です。乗浜社長の企業はもともとはIT企業でしたが、IT関連のプロジェクトをうまく進めるためにはメンタル対策に真剣に取り組むひとが必要だと認識し、そちらの専門家にもなったという素晴らしい経歴の方です。いずれ改めてご紹介したいと思います。 ④ササっとわかる「うつ病」の職場復帰への治療 / 五十嵐良雄 / 講談社
うつ病の復職支援に関しては日本の第一人者でおられるメディカルケア虎の門の五十嵐先生の著書です。タイトルどおりに平易で薄い書籍ですが、うつ病からの復職支援で留意すべき事項がわかりやすく網羅されているのは、さすがです。こちらも、いずれ改めてご紹介したいと思います。 ⑤満点接客!飲食店のサービス 加藤雅彦・荒井良彦 明日香出版社
サッポロビールの社内ベンチャーであるSHS社を会社と折半出資で立ち上げた荒井社長が共著者となっており、知人経由でいただきましした。一度お会いした限りになってしまっていますが、大変に情熱のある熱い方です。こちらも、いずれ改めてご紹介したいと思います。 さあ、これで勢いをとめずに、きちんと読書の秋にしたいところです。 《2009年9月24日》 門前仲町「40」にて「ラーニングイノベーション論」卒業後第1回勉強会。「大人の学び」はよく飲みます。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
この夏、丸々一カ月間、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス総合政策学部3年生のインターンシップ生が当社の人事部にいました。同学の学科カリキュラムの一環としての企業インターンシップの派遣を受け入れたものですが、⑤担当されている先生のお話ですと、今年はこのような長期間のインターンシップは人気がなく、派遣受け入れを申し出たにも関わらず、派遣できる学生がいなかった企業もあるそうです。
それにかわって人気があるのが、いわゆるワンデー・インターンシップ。 はっきりいってあんなものインターンシップではありません。ある意味、詐称。ワンデーで学生がいろいろな会社をつまみ食いして仕事をわかったつもりになる危険には極めて大きなものがあります。とはいっても、採用活動は1つのマーケットの中でやっているもの、おそらく多くの人事採用担当者がワンデータイプのインターンシップに大きな疑問を感じていながらも、早期母集団形成、濃厚コンタクト層の形成、キャンパス内知名度アップなどの目的で、この夏にワンデーインターンシップを実施しています。 SFC(藤沢湘南キャンパス)のインターンシップのような長期間のインターンシップでも、受け入れ先企業の考え方によって、2つのタイプがあります。 1つは学生だけをチームにして何かの提案をさせるタイプ。もちろんそのプロセスで社内のいろいろな業務を体験したり、いろいろな社会人に触れ合うことができますが、ある意味、純粋培養されたシナリオに基づいて日々を送るタイプです。 もう1つは本当に1つの部署に突っ込んで仕事をしてもらうタイプ。もちろん、それなりには育成のスタンスは持ちますが…。今回の当社はこのタイプです。突然、人事部に新人が配属されたらどうするか、に近い世界で1カ月を過ごしてもらいました。会社ですから、コンスタントになんか仕事はありません。それなりにカリキュラムは組みますが、細かいところまでは作りきれません、というかあえて作りません。仕事がないときにどうするか、これ自体も大変な就業経験です。そんな中でもメンバーがいろいろと意識をして、さまざまな経験をさせてあげることは、それなりにできたかなと思っています。もちろん、ある目的意識が必要ですから、開始時には目標を考えもらい、最後には発表会をやります。 どちらのタイプがいいのかわかりませんが、私は後者のタイプで夏には学生が1~2名は常に毎年いてもらってもいいかなと思っています。本当に一番いいのは企業における長期アルバイトかもしれません。学生はかなりの時間をアルバイトに費やしていますが、このアルバイトをただの小遣い稼ぎの時間にしないで、就業経験にしないとちょっともったいないですね。これは別にどんな職場であっても、問題意識1つでかなり変わるものです。 今日のブログにはインターンシップ生の最後の発表会の内容から感動したことを書こうと思ったのですが、ついついワンデー・インターンシップが隆盛する昨今の風潮を嘆く話を書いたら、脱線してしまいました。 ということで、明日に続きます。 ※SFCのインターンシップを受けようと決めた頃でしょうか、4月17日のブログにそのことが書いてありました。やっぱりやって良かったです。ブログというものには過去の自分と対話をすることができる効能があります。 《2009年9月21日》 敬老の日です。半日以上、吉祥寺にいましたが、仲道商店街の変貌にはびっくりです。私の学生時代にはお好み焼きの名店「きっちょむ」くらいしか目当てがなかったですが、今日のようなお休みの日は大変な人どおりです。「はらドーナツ」までいっての折り返しコースです。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
2009年度の上期(正確にはいまや第2四半期でしょうか)も、あと2週間ほど。早いなんていってはいられません。
半月に1回、書いたブログのタイトルを振り返っています。こうしないと、何を書いたかわすれちゃうので。 ここのところいろいろな外部のセミナー的な奴に出入りしているので、備忘録を書くことには困りません、というか追いつきません。11日のラーニングバーの話も3日続けて書きましたが、まだまだ整理しておくべき事項がいくつかあります。何といっても「アイデンティティ資本」について省察していませんから。それらは、いずれ……。 お好み焼き検定の受検受付は予想以上に好調です。私も東京会場におります。よろしくお願いします。 9月1日 離れている時こそ大切なこと 9月2日 過去は変えられる 9月3日 良質な経験をする機会は本当に減少しているのか 9月4日 「スヰートポーヅ」 9月5日 マネージャーが会社にいる間は… 9月6日 就職活動はgoogleでやる 9月7日 評価者が信頼を勝ちとるために 9月8日 学びほぐし 9月9日 緊プロ 9月10日 プロジェクトは人を育てる 9月11日 お好み焼き検定 10月25日(日)にやります 9月12日 ゆとり教育世代に対する「思考停止」問題 9月13日 勉強や楽しみをほどほど……って? 9月14日 スーパー大学生は就職活動に強いわけではない? 《2009年9月15日》 研修体系のアウトラインができ、担当者からご協力いただいた会社の皆様への説明を終えました。多くの会社の多くの担当の皆様のおかげで仕事を進めさせていただいています。特に怒りながらも、基本は感謝しています。この場を借りて、改めて感謝の言葉でした。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
なかなか話が進みません、11日のLearning Bar《みんなで「イマドキ大学生」を考える!? ~「ゆとり教育世代い」のラベリングを超えて~》からの続きです。
溝上先生の所属する京都大学高等教育研究センターと電通育英会が主催して、「大学生のキャリア意識調査2007」という調査を実施しています。 この結果を用いて、溝上先生は大学生の過ごし方からみた学生のタイプ分類をしました。 タイプ分類に際しては、大学生活の以下の過ごし方の軽重でみています。 ①授業外の学習・読書 ②インターネット・ゲーム・マンガ ③友人・クラブサークル ここから4つのタイプを導き出します。 タイプⅠ 低い…①授業外の学習・読書 高い…②インターネット・ゲーム・マンガ 低い…③友人・クラブサークル タイプⅡ 低い…①授業外の学習・読書 低い…②インターネット・ゲーム・マンガ 低い…③友人・クラブサークル タイプⅢ 高い…①授業外の学習・読書 高い…②インターネット・ゲーム・マンガ 高い…③友人・クラブサークル タイプⅣ 低い…①授業外の学習・読書 低い…②インターネット・ゲーム・マンガ 高い…③友人・クラブサークル タイプⅢはある意味ではスーパー大学生ですね。どんなところにこのような学生はいるのでしょうか。 まず、入試難易度(偏差値)でみてみたデータがあります。 偏差値で40~49、50~59、60-64、65以上の4区分で分析していますが、一番タイプⅢが多いのは60-64(32.8%、ちならみ65以上は28.9%)。単純に偏差値と比例するものでもないようです。また40~49の層にもそれほど遜色のない数(23.3%)がいます。比較的に顕著に分布しているといえるのは、タイプⅠ・タイプⅡでは40~49、タイプⅣでは65以上に、といった感じです。 男女差でみると、タイプⅢは男子29.1%に対して女子は24.9%と男子に多くみられます。実は女子はタイプⅠもタイプⅡも男子よりも少なく、タイプⅣのみが男子の1.5倍以上と顕著に多く分布しています。何となくわかるような気もしますね。 さらには学年でみてみると、ダイブⅢは1年生の24.5%から3年生の29.6%と若干ですが着実に学年とともに増加しているようです。学年とともに減少するのはタイプⅡです。これはいい傾向とみるのでしょうか。ただし、この手の調査の場合、経年差なのか世代差なのかがわかりません。ひょっとするとわずかに2年間ですが、世代差の要素が大きい可能性もあります。 ここまでは属性についてのみみてきましたが、溝上先生はこのタイプを充実感、将来展望、学習動機、など様々な要素と掛け合わせて分析をされています。 そしてこの調査の追跡調査として、彼らの就職活動の成功度(第1志望から内定をとれたか)をみたデータがあります。これは企業人事の採用担当者的には興味がありますよね。 第1志望から内定がとれれば良い就職活動なのかというそもそも論は置いておくとして、結果をみるとけしてタイプⅢが成功していないんですね。一番、良い成果を残したのはタイプⅣです。一番つらい結果となっているのは、タイプⅠです。これをどう分析するのか。 私はタイプⅣが第一志望を勝ち取る率が高いのはなんとなくわかる気がします。 まずは、この手の人材は今の企業の中間管理職好みの人材です。面接官が無難に「○マイナス」をつけやすい。あと、妙な悩みなく就職活動に邁進するタイプでしょう。就職活動の中での紆余曲折が少ないタイプなのではないかと感じます。と、勝手なことをいっていますが、実際はどうなんでしょうね。 《2009年9月14日》 昔から一番苦手な仕事の1つに「l旅費精算」があります。どうしてもあっという間に数カ月分、たまってしまいます。今は4半期決算になったので、まずいことです。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
昨日のラーニング・バーから早速1つ。
ラーニング・バー終了後には、振り返りをかねたアフターバーを自主的にやる人も多いですが、昨日は久しぶりに少数でのアフター・パーでした。前回は欠席でしたが前々回は気づいたら20名超での大宴会でしたので、少人数で省察するのもまたいいものです。 今回のテーマは《みんなで「イマドキ大学生」を考える!? ~「ゆとり教育世代い」のラベリングを超えて~》。京都大学高等教育研究開発推進センターの溝上先生からのお話+まわりの皆様との対話です。久しぶりに福武ホールから工学部2号館に戻りましたが、相も変わらずびっしりの人の入りです。昨年、一昨年と大学生についてのテーマをおっかけていましたので、今回のテーマは特に楽しみにしていました。テーマがらか何となく人事の採用担当からみの人が多かったように感じます。 お話の中でうかがったこと、自分が感じたことなど、何回かにわたって整理してみたいと思います。 私は他の同世代の人に比較すると、相当に大学生との接点があると思います。別に企業人事における採用という場面以外でも、いくつかの場を意識して持っています。そんな中から企業人というか社会人が大学生について話をする際に、どうしても犯しがちな過ちが2つあるといつも感じています。 1つは今回の話題そのものである「ラベリング」の問題です。「いまどきの大学生」というラベルは大昔から貼られていますが、これにキャッチーなコピーである「ゆとり教育世代」というのが加わったのは困りものです。別に大学生のテーマに限りませんが、「ラベリング」は最大の思考停止手法です。 溝上先生も冒頭で話されていましたが、 「最近の若手は成長していないよね」 「まぁゆとり教育世代だからね」 「そもそもゆとり教育世代に対して必要なのは、……」 といったお定まりの会話が日本中の人事部で語られているとすると、これは実に不毛なこと。そんな担当者は自分の頭脳を「ラベリング」を推進して儲けようとしている人たちに預けてしまっています。 溝上先生はこの「ラベリング」から生まれる問題を3つに整理されていました。まったく同感です。 ①今の大学生を知ろうとする真摯な態度が失われる ②大学生と真剣に意思疎通を図ろうという態度が失われる ③会社の課題、職場の課題をすべて世代論にすり替え、本当の課題がみえなくなる まさに思考停止そのものです。 仕事をする上で思考は停止して身体だけ動かすほど楽なことはありませんし、意外とそれで評価をしてしまう上司も多いので、このような思考停止ワードはすぐに流行しますね。思考停止な人は、自分で課題解決をしようとせずに、誰かが答えをもっていると思うので、「ゆとり教育世代」対応のセミナーには当然に人も集まります(もちろん思考停止していない人も思考のために参加するのですが)。 さて、大学生を語る際に犯しがちな過ちの2つ目は、自分の大学時代と対比してしまうことです。 これはかなり意識してもやってしまいます。人間の脳は無意識に自分と比較して他者をみるようにできているのでしょうか。昨日の周囲の方との対話の中でも、そうしてしまっている自分に気づく場面がありました。特に自分よりもさらに上の世代の人で、世の中で成功してきたようなタイプの人が、したり顔でこれをやるのを聞くと本当に寂しくなります。 この過ちを犯すのは年配者だけではありません。卒業2年目でも同じようなことはあります。それだけ世の中の動きは早いのです。 まずはこの2つのバイアスを捨てるところから始めないと、たぶん本当のものは見えてきません。 《2009年9月12日》 美浜の「ル・パティシエ・ツシマ」の前を久しぶりに通ったら、なくなってました。そういうとずいぶん来てませんでした。跡地には「MARQUISE」の売店になっていましたが、ネットで拾った情報ですが、どうも 「MARQUISE」を経営する正木牧場のの経営下に少し前から入っていたようです。あの美浜ロールもシュークリームも食べられなくなったのは残念です。 「MARQUISE」だったら、新浦安のアトレにもあるのに…。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
東京大学の中原先生や産能大学の長岡先生がよく「学びほぐし」という言葉を使います。個人的にはなかなか「ほっとする」いい言葉だと感じます。何となく「やまとことば」の醍醐味を感じる言葉です。
もともとヘレンケラーが使用した「unlearning」という英語を哲学者の鶴見俊輔さんがこう翻訳したのがこの言葉の始めのようです。英語を知らない者からみると「unlearning」の反対は「学ばないこと」じゃないかという気がしますが、そうではなくある種の批判的思考による「学習棄却」こそが「unlearning」なのです。 人はどうしても知らず知らずのうちに型にはまってしまう傾向があります。同質的組織、仲間内でのハッピーな生活を続けていると、すべてが当たり前のことになっていき、新鮮な疑問を感じない生活が続く……、でもちょっと違う視点から見ればいろいろと違う見方もできるのです。そこから多くの学びもあるはずです。自分自身をある種の批判的な目線で省察して、凝り固まった思考様式・行動様式をそれこそ「ほぐして」いく、そんなことが「学びほぐし」なんだと感じています。そして、自分にもとても必要な思考様式・行動様式です。 産能大の「イブニング・ダイアローグ」で長岡先生は、「職場でも研修でもない、自己啓発とも違う、《学びほぐし》のための《サードプレイス》」の大切さを話されていました。 《サードプレイス》といえばスターバックスを思い出します。 スターバックスでは、店舗をお客様にとっての「サードプレイス」と位置付け、「ファーストプレイス」である「家庭」、「セカンドプレイス」である「学校や職場」の間にある場所として、日常から少し離れたこの「サードプレイス」でお客様に元気になってもらうことを目指しているといいます。店舗は、単にコーヒーを売る場所ではなく、お客様の心を満たすために、心に活力と栄養を与える場である位置づけ直しているわけです。 慶応MCCのラーニングイノベーション論なんかは、私にとってはまさに「《学びほぐし》のための《サードプレイス》」でした。キャリアラボのスーパービジョンもそうですし、大半の「実践コミュニティ」もそうです。これだけやってもなかなか簡単にはほぐれないのは、肩こりと同様に私の思考様式・行動様式も相当に凝り固まっているようです。 でも、最近、少しずつですが見えてきた気もします。 《過去の関連ブログ》 2008年5月20日 スターバックスコーヒーの魅力と強さ 2008年1月14日 「実践コミュニティ」ってご存知ですか 《2009年9月8日》 本日は午後から食品シェアード・サービス連絡会、大変に感動するお話もいただけました。それからお急ぎで木場に行き、日本のHRM実業を担う32名が船出をしました。2時間半後には酔っ払って戻ってきましたが、思いはさらに高まっているはずです。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
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