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不況の時代・変化の時代~千載一遇のチャンス
ちょっと前になりますが、9月10日・11日にワークスアプリケーションズが主催する「COMPANY FORUM 2009」をつまんできました。初日は高橋俊介先生の講演、2日目は基調講演のみを聞いてきました。もう少し聞きたいものがあったのですが、当たり前ですがお仕事優先ですので。でも、今の職場は主要なスポットまで30分以内でいけるので助かります。

2日目の基調講演は、ワークスアプリケーションズの牧野CEOと出井伸之元SONY社長の対談です。今はクオンタムリープ株式会社を立ち上げ、ある意味、日本の再活性化に取り組んでおられますね。

出井氏は最後に「日本は千載一遇のチャンスだ」と締めくくっていました。

よくよく考えると、日本は有史以来、常に中国を見てきました。日本史を思い出すとこれは間違いないですよね。遣唐使、遣隋使、元寇、みんな相手は中国です。欧米をみるようになったのは単に明治以降の100数十年の話です。。
そんな歴史的なことも踏まえて、今ここで日本は世界の中での立ち位置をどうるすのか、日本の各企業は世界の中でのポジションをどう再定義するのか。中国・インド等の発展は、日本から地理的に近いエリアでのマーケットが拡大することを意味します。欧米中心のグローバリズムの時代から、第2のグローバリズムの時代の幕開けを意味します。江戸時代以前の中国をみていた時代に今、世界全体が戻りつつあるという見方もできます。

ただし、留意すべきことは、中国は日本が最も得意とする多くの分野で成長を勝ち取ろうとしているところです。既に逆転されている分野も出ています。しかし、まだ多くの分野で日本は優位性を保っています。優位性を保っているというのは、少しだけ未来を知っているということです。この優位性をいたずらに時間を無駄に過ごして失ってしまうのか、有効に活用できるのか、今が本当に大事なところです。これは国家にとってもいえる話ですし、ほとんどの日本企業にとってもいえることです。

出井氏も言及されていましたが、今の不況をどうみるかがポイントです。

①景気循環的な意味も含む、これまで同様の不況     → 不況の時代
②20世紀型のモデルが終焉を迎えたことによる構造変化 → 変化の時代

間違いないのは、今回いの不況はこの2つが同時にきたということです。

①に対しては経験からくる処方箋があります。代表的なのは、直近の売上ダウンに対応するための固定費の削減という手段です。日本企業は急速にこの手当を行っており、多くの企業の業績は底を打ってきました。

しかし、それだけではおそらく底をうった業績を再成長の基調に乗せることはできないでしょう。やはり、20世紀型ビジネスモデルの次にくるべきものに、適切な布石を打つ必要があります。難しいのは、固定費削減に取り組みながら同時並行でこれをやることです。ですから、総花的に全部門一律コスト10%カットなんて話はとおりません。守るものと守らないものを明確にし、ブランドと技術とDNAを改めて磨きあげ、まったく環境が変化した新たな世界で勝てるモデルをつくらなければならないわけです。

変化の時代にどう対応できるか、全員が経営者視点を持つことが大切ですね。もちろん、一番求められているのは経営者そのものですが、歴史があり、20世紀に良い思い出ばかりをたくさんもった企業の経営者こそこれが難しいのではないかと感じます。とにかく、暗く考えないことです。

《2009年9月16日》 人事の特に育成関係者中心のメンバーでパルテノペ広尾店。はじめての方が多かったですが、満足はいただけたようです。やはりこの店は素敵です。


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【2009/09/16 23:07】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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