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就職活動、数打てば当たる戦略
今いる会社の人事部で夏のインターンシップを1カ月過ごした大学3年生から就職活動の近況報告が届きました。
のんきそうに見えますが健全な好奇心がある子なので比較的安心しています。今のところの就職活動の戦略は「数打てば当たる」だそうです。これは10月時点の大学3年生としては素晴らしい戦略だと思います。

リクナビ、毎ナビがオープンしましたが、多くの会社の採用担当者は前年を上回るペースでのエントリー数の推移を微妙な心理でみていることかと思います。エントリーしてくれるのはありがたいのですが、本当に希望してエントリーしてくれているのか、少なくとも何かちゃんとして思いをもってエントリーしてくれているのか、エントリーだけでなくちゃんとホームページの中味は見てくれたのだろうか……、などといった気持ですね。採用戦略では母集団構築戦略というのは非常に大事な要素になりますが、母集団は数だけ集めても意味がありません。いかに濃い母集団を作れるかがポイントになります。

今年のエントリーの立ち上がりが早い理由は、1つは昨年度の先輩が景気動向の変化を甘く見てスロースタートで始めて失敗をした様子をみていたからでしょうか。また、リクナビ、毎ナビなどの掲載企業数が激減しているため、1社あたりのエントリー数が自然と増えたという側面もあるかと思います。

いずれにしても、ある意味このエントリーの現象も「数打ては当たる」戦略です。ただし、ネット上でエントリーする程度の努力を「打った」と評価できるほど今の就職戦線は甘くありません。「打った」というのは、実際に企業に足を運んではじめていえる言葉です。その意味では、エントリーばかりして何となく不安感を紛らわしているにもかかわらず、まだ企業に足を運ぶにいたっていない場合は「打席」すら立っていないことになります。エントリーしただけでは内定はとれませんが、企業に足を運べはその可能性が出てきます。これが「打席に立つ」ということですね。

私が「数打てば当たる」を推奨する主な理由は以下の4つです。

①就職活動は自分でも志望先を絞らなければならないが、基本的には相手が応募者を絞り込んでいくもの。相手に主導権がある限り、自分であまりに絞りすぎるのは普通に考えればどう考えても得策とは思えない。初めから絞るよりも数打つ方がまっとうな戦略。

②今現在でどんな会社に行きたい、何をしたいと思っているのは、あくまでも観念的なことだけ、表面的な情報だけでの判断。実際に数多く足を運ぶことによって、それまでみえていないものが見えてくる。意外な業界や会社の志望度が高まったりする。

③会社に足を運ぶと、リアルに仕事をしているビジネスパーソンをみることができる。そこから得られるものは大きい。就職するのが目的ではなく、そこで仕事をするわけだから、これは大切なこと。

④何事も場慣れが大切。志望を絞り過ぎて、最初の面接が第1希望の会社といったパターンが上位校の学生ではたまにみられる。これはもったいない。もっと早く採用活動をしている会社で練習をしてみるべき。そんな行為はもっと早く採用活動をしている会社に対してけして失礼にはならない。その会社の人事担当は自社があなたの本命ではないことはよくわかっている。でも、先に面接を受けてくれることで自社の魅力を感じてくれて、ひょっとしたらこの優秀な人材を獲得できるかもしれないという戦略のもとにやっているのだから。

さて、まずは「打席」に立ってみましょう。意外とボールが早くて驚くかもしれません。あと、せっかく打席に立ったんだったら、必ずバットは振ってきてください。

《2009年10月13日》 朝から大阪へ。出張をしていると、社内にいるよりも事務処理仕事がはかどります。モバイルのおかげですね。


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【2009/10/13 23:24】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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