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曖昧さこそが社会
学生の皆さんに就職活動やキャリアの話をするときに必ずお話していることの1つに、「社会に出て感じる3つの最初の壁」というお話があります。

以前にもこのブログに書きましたが、それは以下の3つです。

①リアリティ・ショックの「壁」
②曖昧な基準の「壁」
③多様な価値観の「壁」


この中でも特に説明が必要なのが『曖昧な基準の「壁」』です。

今の大学は我々の頃よりも段違いに親切です。学生にはシラバスが配布され、様々なガイダンスが提供されます。あと、当り前ですが学校というものは、時間割が明示され、授業を受ける教室は指定され、教科書も提示され、宿題・レポートの提出期限は明示され、単位の取得基準・卒業認定基準もある程度は伝えられます。

社会に入るとこういったことはほとんどなくなります。今日、何の仕事をするかから自分で判断し、依頼された締切も自分から確認しなければ明示されないケースが大半です。どうやれば上司がOKをくれるかの基準はよくわからず、ましてやお客様の社長に何を伝えれば商談が成立し契約書にハンコを押してくれるかなどは明示されません。ライバル会社が売り込みにきているかどうかも黙っていて明示されるわけがありません。お客様の判断基準は日によって、その時の気分によっても異なります。

すべてにおいて、社会では基準が曖昧なのです。この曖昧さは、新入社員を往々にして苦しませます。しかし、これが社会なのです。

実は社会に出る前に学生は「基準が曖昧さ極まりない世界」を少なくとも一度は経験しています。

それは「就職活動」です。

「就職活動」では明確な基準はなんら明示されません。なぜエントリーシートが通らないのか、どんな面接をすれば合格するのか、そんな話はまったく伝えられません。しかし、その中で内定を勝ち取らないことには社会に出ることはできません。ある意味では、学生は「就職活動」を通じて、ビジネス社会の基準の曖昧さに適合するトレーニングをしているのだともいえます。

今の「就職活動」「採用活動」は極めて多くの問題を含んでいるものですが、こう考えてみると「就職活動」にも大きな意味があるともいえます。

《2009年10月19日》 キャリアカウンセラーの資格であるgcdfの継続学習会。なぜか受付をやってました。講演開始とともに会場に入れたのですが、今日は500人近い聴衆を集めて、高橋俊介さんのお話。もう少し後半部分を濃く聞きたかったという感じもあります。それにしても、受付をやっていると、来場された昔馴染みにお会いすることができうれしいです。この人数じゃ受付でもやっていないと会えませんからね。



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【2009/10/19 23:26】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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