今月はもう1日ありますが明日は大みそかなので、1日早いですが12月後半の振り返りです。
かなり仕事が忙しい中ですが、インプットも継続的になんとか続けており、書くネタには困らないのですが、ゆっくりと整理をしている時間がありません。忘年会多そうで大変ですねともいわれますが、確かに忘年会は多いものの毎月同じようなものなので実は特に大きな影響はありません。 ということで振り返りです。1週間前に何を書いたか既に記憶はおぼろげです。 12月16日 定年までにしたい5つのこと 12月17日 コミュニケーションは組織活動そのもの 12月18日 お好み焼き検定 合格証 12月19日 つながる実践コミュニティ 12月20日 学習不安と生存不安 12月21日 メンバーが主体的に学び続ける組織 12月22日 デイリーハッスル型のストレッサー 12月23日 その言葉に自分がいるかどうか 12月24日 仮説は検証して初めて仮説 12月25日 「味の大西」 12月26日 人間の究極の幸せ~日本理化学工業 12月27日 今ここで~キャリアアドバイザーと人事の視点 12月28日 「YWT」と振り返り、評価 12月29日 戻らない株価、逆戻りする派遣法 《2009年12月30日》 カニ食べて日本酒飲みながらレコード大賞をみてましたが、4時間と冗長な構成の上に、中味はほとんど懐メロ特集です。昔の東京12チャンネルの大みそかみたいです。それだけ旬な楽曲が少ないことと、視聴者層が高齢化している(若者は見ない)ということなのでしょう。でも4時間やらなければならない意味がわかりません。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
少し前に神戸大学の松尾先生がブログで「YWT」という振り返りの手法について書かれていました。もともと日本能率協会コンサルティングが考案したものだそうです(JMAMは何も教えてくれなかったなぁ)。
Y ⇒ やったこと W ⇒ わかったこと T ⇒ 次にやること シンプルですね。 松尾先生のことですから、当然、コルブの経験学習モデルに対応させて整理をされていました。 つまり、以下のようになります。 「何を実施したのか(具体的経験)」 ⇒ Y 「何がわかったのか(内省&教訓)」 ⇒ W 「次に何をすべきか(新しい状況への応用」 ⇒ T コルブの経験学習モデルの用語は英文翻訳であることもありますが、普通の人にはなかなかピンとこないと思います。「わかりやすさ」がこれからの人事施策のキーの1つになるのではないかと思いますが、その意味ではこの「YWT」は秀逸です。小学生のサッカーのコーチでもすぐに使えそうですね。 そんなことを考えつつ、日本能率協会コンサルティングのHPを覗いていたら「MBO基軸の人事評価から、YWT基軸の人事評価へ」という凄い文を見つけました。主に開発者の評価についての話ではありますが。 ここ10年以上も日本企業の評価制度の主流に君臨しているMBOですが、そのペースはPDCAサイクルをまわすことにあります。「(P)目標を定めて計画を立て、(D)実行し、(C)その実績を総括反省し、(A)対策行動をとる」というサイクルです。 このPDCAサイクルの厳しいところは、「Pに対して確実にDをしなければならず、もしそうでなければCで怒られ、Aで対策をとるように迫られる」というところにあります。ですから、試行錯誤があまり許されない風土をつくり、安全なPを立てようとする風土も招きがちです。 これに対してYWTは、「Pなど立てることに心を砕かず、何はともあれやってみて(Y)、そこで分かったことをとりまとめ(W)、次にやることを企画する(T)ということです。このサイクルを連続して回すことによるマネジメントサイクルです。ここでは、試行錯誤が奨励され、そこで何が分かり、次の行動を考えることに意識を集中することが奨励されることになります」ということです。 なかなかストンと「はいそうですね」とはいかない感じもしますが、結構MBOの問題の本質をついた指摘です。私もご多分に漏れずに今まで、PDCAサイクルこそ若手育成には必要な概念だと思い込んでいました。学生にもよくそんな話をしています。もちろん必要なのは間違いないのですが、確かにPDCAの押し付けには人を窮地に追い込むだけの怖い迫力があります。それに対してYWTは開放的です。ただし、そこにはWの部分で深いリフレクションがなされ、それを自分の力で言語化する努力が必要です。また、YWTを回すことのベクトルが会社の成果創出のベクトルとずれてしまうようでは意味がありません。Pなしで走るリスクはここにあります。 でも、なんかすごく魅力的な考え方です。 【関連ブログ】 20090910 プロジェクトは人を育てる 20080713 コルブの「経験学習モデル」 《2009年12月28日》 お昼にビックカメラに寄りましたが、ここにもデスクトップのVAIOがない。どうなっているのでしょう。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
既に1月号が手元に来ていますが、「人材教育」の12月号は「自ら学ぶ風土をつくる」という特集でした。人材育成担当者としては、実はもっとも気になるテーマの1つではないでしょうか。この風土の構築なくして人材育成メニューを積み上げていってもむなしいだけです。
その特集の中で一橋大学の荒木淳子先生が「個々人が主体的に学ぶ組織には信頼関係と対話がある」という文を寄せられています。荒木先生とは2007年のキャリアデザイン学会で発表順番が並びだったことからお知り合いになりましたが、先生の「実践コミュニティ」研究のインタビューを受けさせていただいたり、たまたま会社の人事のメンバーが先生とGCDFの同級生になったり、ゼミの後輩の進路指導でお世話になったりとご縁を続けさせていただいています。先日も一橋大学内で企業セミナーを開催させていただいた折にも、わざわざお出でくださりました。本当にありがたいことです。 荒木先生のお話から「実践コミュニティ」という概念を知り、何となく自分の行動が定義化されたような気がして、しっくり感を得られた気がします。漠然とやっていることが、理論的な裏づけをもらえるといろいろと明確になってくるところがあります。また、荒木先生のインタビューを受けた際に、中原先生のラーニングバーのお話をうかがい、さっそくメルマガに登録、それからは常連的に参加、さらには今年の慶應MCCの「ラーニングイノベーション論」への参加へとつながってきています。キャリアデザイン学会の発表の並び順が違っていたら荒木先生ともお知り合いにならなかったかもしれませんから、違う流れになったのかもしれません。そう思うと何となくすごいと感じます。 このブログ、2008年1月14日に始めて、それ以来なんとか毎日続けていますが、そういうと第1回は「実践コミュニティってご存知ですか」でした。今年はバタバタして学会発表もサボってしまいましたが、来年は実務家による「実践コミュニティ」研究でも真剣にやりたいと思っています。 すみません、今日は昔話ばかりで中味の紹介をせずに終了します。 ※中原先生が「ラーニングイノベーション論」についてブログされています。 《2009年12月19日》 社内のある部署の部署ぐるみ研修で、某代理店の若手コピーライターお2人をお招きしました。いやぁいい話がいろいろとありました。大学時代は一応、広告研究会ですから、少しは血が騒ぎます。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
金曜日ですので、また食べ物のお話を。
今日はお好み焼き検定です。 第1回お好み焼き検定に合格された皆様、おめでとうございます。すでにお手元に合格証をお届けさせていただいていると思います。東京・大阪の両会場(東京は日清製粉、ブルドックソースの2会場)で1日3回の試験設定、関係者総出でできる限り受検生の皆様のおもてなしをしたつもりです。 ちなみに認定証のデザインは、表・裏、以下のような感じです。 ![]() ![]() 来年の第2回への大勢の皆様のチャレンジをお待ちしています。 《2009年12月18日》 大遅刻でしたが、元採用担当者が中心の会。今回で200回を迎えます(カウントがアバウトですが…)。かならず何かを失う人がいるのですが、大丈夫だったでしょうか。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票をはお好み焼き検定 |
半月に1回の振り返りです。このブログは私の備忘録的なものですが、備忘録に何を書いたかを忘れてしまうので、こうやって振り返っています。
あと1回振り返ると、今年も終わりです。早い、早い。 12月1日 下期の人事部 12月2日 NEVER WORD 12月3日 MUST WORD 12月4日 「芳味亭」 12月5日 Learning Bar ~良い仕事とは~ 12月6日 ラインホルト・ニーバーの祈り~Learning Barより 12月7日 「主語」の問題~Learning Barより 12月8日 せっかく危機があったのに~Learning Barより 12月9日 アイスプレーキング~共通点探し 12月10日 朝、メンバーから電話があります… 12月11日 DVPNG講習会から 12月12日 会社に入社して何をすればお金をもらえるか 12月13日 図書紹介:『「勝ち組企業」の就業規則』下田直人著(PHPビジネス新書) 12月14日 キャリア劣化 《2009年12月15日》立教大学の小島貴子先生のクラスにお邪魔してきました。魅力的な社会人メンターの皆さんが授業を支援しています。いろいろなところに、いろいろな努力を、いろいろな形でされている方がいます。日本はやっぱりいい国です。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
就業規則は何となく空気のようなもので、普通の社員は日常的に意識はしません。
しかし、人事労務においては会社の憲法のようなものですから、人事担当としては常に意識が必要です。とはいっても、歴史のある企業では、すでに吟味されつくした高いレベルの就業規則が存在しており、そのような企業で人事の仕事をしていると就業規則は「既にあるもの」といった意識になってしまいますが、多くの中小企業では就業規則とはまだまだ会社の進化に適応させて「進化させるべきもの」です。当社もまだまだその必要があるレベルの就業規則を持っています。 本書はそんな企業にいる人が、まず読んでみるのに非常に適しています。 会社を作り、10名以上の常用雇用者を使用するようになると就業規則を作成し、労働基準監督署に届け出る義務が生じます。多くはこの時点で、書籍やネット、もしくは社労士事務所などから提供されるひな形を使用して体裁を整えます。法律違反にならないためにも大切なことです。ただし、就業規則をそのようなミニマムの目的でつくるのではなく、会社を発展させていくための価値を生み出すための就業規則作りをする意識をもつことは大切です。 本書の訴える価値を生み出すポイントは以下の3つです。 ①問題従業員から会社を守るリスク管理 ②従業員に安心感を与えることで、長期的に働いてもらったり、いい従業員を採用しやすくすること ③従業員のモチベーションアップ この観点から、就業規則は3つのレベル段階に区分されます。 レベル1:危険度120%の就業規則……ひな形のほとんど丸写し。ない方がましとまではいえないものの、人事担当者の怠慢ですね。 レベル2:リスク管理完全対応就業規則……トラブルの予防、トラブルが発生したときの解決の手段として使える。まずはこのレベルをクリアすることが大切。 レベル3:「安心」と「やる気」完全バックアップ型就業規則……従業員の「安心」を満たし、「やる気」に火をつけるレベルであり、最終目標とするべきレベル。 どうでしょうか。結構、多くの企業がレベル1.5程度なのではないでしょうか。
《2009年12月13日》 研修に参加して伊豆天城に来ています。携帯つながりません。でも、得られるもの多数です。機会をいただけたことを感謝しています。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
金曜日はなんとなく呑気に食べ物屋のことを書いていますが、今回は少し趣向を変えて「真のナポリピッツァ協会日本支部(DVPNG)」についてです。
詳しくはホームページをご覧いただければと思いますが、正真正銘ナポリに本部のある由緒正しき団体で、日本支部は日本における正統なナポリピッツァの啓蒙と、日本のピッツェリアのレベル向上、日本における新規認定店の認定業務の運営等を役割としています。 11月後半に2009年の認定候補店を主任技術委員のガエターノ・ファッィオを招いて、北は北海道札幌から南は九州久留米まで、全国縦断し厳正な審査を実施しました。この正式審査に先立ち、日本支部長・副支部長にて、同様に事前審査を実施しているので、支部長・副支部長はほぼ1カ月かかりの作業です。 私は事務局長でありながらも、今回は仕事の都合もあり認定審査は1店舗、そして最後のピッツァセミナーだけしか参加できず残念な思いをしました。ただ、新規に認定される店のピッツァヨーロが緊張しつつ審査を受ける姿をいつもみるにつけ、協会の役割の重要さと協会への期待感を改めて感じます。 また、講習会は快く会場提供をいただいた名古屋大須のチェザリ様で実施したのですが、全国から50名を超える熱心なピッツァヨーロが集まり大混雑。薪窯がないと講習会ができないので、料理学校などの理想的な会場で実施することができず、どうしても店舗で開催せざるを得ないのが実情です。窯の前に50人も集まれるわけがなく、商店街側の窓から覗き込んでもらったり、もうぎゅうぎゅうの中での開催です。環境的にはクレームが出てもしかたがないような運営なのですが、皆さん本当に熱心にガエターノの手元と言葉に集中します。これだけ一生懸命に受講していただけるとやはり事務局サイドとしても頑張ろうという気持ちにさせられます。 講習会終了後、大須商店街のアーケードでガエターノを囲んで別れを惜しむピッツァヨーロの皆さんです。ガエターノは後ろ姿ですが。左にあるのがチェザリさんでDVPNの看板も見えますね。 ![]() 現在の加盟店は32店。厳しい認定審査を実施しますので、年に最大7店舗しか加盟店は増えません。その意味では、なかなか大規模な組織になるようなタイプの協会ではありませんが、地道に一生懸命によいナポリピッツァを出そうという加盟店が日々、日本中の街角で頑張っています。毎度毎度、何かにつけてナポリから人を呼ぶ必要もあるため、協会の資金は潤沢ではありません。ナポリピッツァに関連するメーカー様や企業様等で、ご一緒にお取り組みをいただける気持ちのある方は、是非ご連絡をいただければと思います。 こちらのロゴマークをよろしくお願いいたします。 ![]() 《2009年12月11日》 本日は女性活躍推進連絡会主催のアサーティブ研修、当社での初開催でしたが、スタッフ一同の頑張りで受講生にもお役に立てたようです。少しずつ前進です。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
朝、メンバーから電話があります。どうやら体調が悪いので会社に今日はこれないようです。この場合の電話には次の2つのパターンがあります。
「今日は体調が悪いので会社を休みます」 「今日は体調が悪いので会社を休ませていただけないでしょうか」 ちょっとした違いですが、社員の仕事に対する姿勢がはっきりと表れています。 前者のパターンの社員は会社を休むか休まないかの判断をする権利は完全に自分自身にあると思っています。ですから、一方的な話し方をします。時にはこれをメールですませるようなこともあります。 後者のパターンの社員は、会社を休んでよいかどうかを決めるのは会社だと意識しています。自分が一方的に決めるのではなく、会社の許可を得ることによって初めて休むことが可能だと意識しています。 社員と会社の間では労働契約が締結されており、社員は労働契約に基づいて約束し労務を提供する義務を負います。これは単に会社に出社するだけではなく、命じられた仕事を完遂できるだけの心身の状態で出社することが求められます。多くの会社で設定されている副業禁止条項などは、他の仕事につくとこれが満たされなくなることが根拠となっています。 ですから、仕事を完遂できる状態に心身を自己管理をすることは社員の責任だといえます。それが不可能ということは明らかな契約違反ですから、社員の一方的な連絡だけで休むことは本来は許されるものではありません。もちんろ体調不良で出社してもらっても十分な仕事はできませんから、基本的には許可することにはなりますが、このあたりの感覚を履き違えた社員が増えると、ゆくゆくはまずいことが起きかねません。 多くの会社では整備されていると思いますが、「遅刻・欠勤等の際は、事前に会社に申請して会社の許可を得ることを原則とする」といったことをきちんと就業規則に明記しておくことは大事です。私のいる会社では、この下期にゼロベースで就業規則の見直しをしようとして進めています。一文一文の不十分さを吟味する作業は意外と面白いものです。
![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |