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変わっている奴、変な奴
2011年の新卒採用戦線もいよいよ本番に入りつつあります。学生の皆さんからみれば、2010年卒予定者の進路がまだ決まり切らない中での就職戦線突入になります。

昨日まで「三行提報」のご紹介をしていた株式会社サトーでは、「変わっている奴を採れ、変な奴は採るな」という基準を持っているそうです。これ、漢字にするとどっちも「変」なので、明確に区分して説明をするのはちょっと難しいですが、説明しなくても何となくはよく理解できますよね。

ただ「変わっている奴」を採るのって意外と難しいです。

学歴不問をいち早く10年以上前に打ち出した某社の採用担当に当時聞いた話ですが、学歴不問初年度はいわゆる上位校ばかりが集まってしまいかえって高学歴者採用になったとのこと。実は学校名をみつつ採用担当官がバランス感を発揮していろいろな人材を採ろうと無意識にしていたのが、学校名がわからないと一律に優秀そうなのを採ってしまったということのようです。

思想的には「変わっている奴」を採ろうと思ってやったことが、逆になってしまうのですね。

また、「変な奴」を採らないのも意外と難しいです。

「変な奴」の許容度をどこまでとみるもありますが、自社になじまない人材を「変な奴」と定義すれば、これは確かに採用してはいけません。双方にとって不幸になります。しかし、「変な奴」というのが、面接選考でなかなか見抜きにくくなってきています。「変な奴」でも上手な面接をしてしまう可能性はあります。また、面接の様子なんかでこいつは「変な奴」と安易に判断をしてしまうと、実は「変わっている奴」なのかもしれません。また、不安感から「変な奴」をすべてはずしていくと、大変につまらない無難な集団ができあがってしまい、あまりイノベーションが期待できる組織ではなくなっていってしまう恐れもあります。既存の社員に似たタイプばかり採用してしまうというパターンですね。採用担当者が慣れてくるほど陥りやすい罠です。

採用すべき「変わっている奴」と絶対に採用してはいけない「変な奴」の定義について、採用面接官同士で徹底議論するのもいいんじゃないかと思います。「求める人材像」なんていう綺麗なテーマで議論するよりも、このようなベタな言葉について議論する方が生産的であることは多いものです。

《2010年1月20日》 大岡山の東工大にて中国からの留学生の皆さんとの出会い。何か太く長くやりたいなぁと思った日でした。


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【2010/01/20 23:16】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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