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ベンチャー企業の文化
当社で初めての新任管理職研修というのをやったのですが、その際の題材として参考にさせていただいた富士ゼロックス総合研究所さんから教えていただいた「ベンチャー企業の文化」という整理です。なかなか、いい線をついているかなと思います。

□バリュー(自社らしさの尊重について)

・従業員は自社らしさを改めて言葉や文書として考える機会は少ないものの、働きながら自社らしさや文化を肌で感じる機会が多い。また、自社らしさが一般的な会社よりわかりやすい(深夜残業が当たり前、22時以前の帰宅はレアケース、数字至上主義なども含めて)。
・創業者が健在であることが多いため、創業者の考え方が浸透しているケースが多い。

□ロイヤリティについて

・従業員は、待遇面での不平や不満は多いが、自社へのロイヤリティは高い。
・ロイヤリティの高さの要因は、いくつかあるが、
  ①体育会の部活やサークル的な感覚で、お祭り感覚で働くことができる。
  ②ベンチャーをあえて選んで入社する人間が多く、入社の時点で、自分が選択した会社という感覚や腹決めがある。
  ③達成志向、成長志向の人間が多いため、軸がぶれずに働いている人間が多い。
・一方で声の大きい人間も多いため、不平不満は伝播しやすく、特に待遇面や労働環境面で不平は多い。

□ビジョン、戦略の策定とメンバーへの浸透について

・従業員にとっては、ビジョンや戦略イコール営業数字であることが多い。
・組織の動き方を考えるのは、事業部長クラスであることが多い。課長クラスのマネージャーは、数字の重たいプレーイングマネージャーであることが多く、メンバーの育成責任は負うことが少ない。
・組織のビジョンや戦略は、メンバーには数値面のみが強調され伝わっている。
・数字至上主義であるため、メンバーの数値に対するコミットメントが大変強く、達成しなければ大変な恥と捉えられる。
・演出的に表彰を重ね、インセンティブも手厚くし、メンバーの士気を高めている。
・従業員には「なぜそれをやりきらなくてはいけないのか」という説明が伝わっていることが少ない。とにかく「これをやり切れ」という方針が落ちてくるため、ビジョンや戦略について、従業員からの批判は多い。
・従業員は経営に対して「現場感覚はない」と思っていることが多い。そのため、ビジョンや戦略は批判されがち。

□やりきる力について

・現場での実行力はとても強い。営業現場で設けられた数値系の指標などは、達成されることが多い。
・実行力は、メンバーの自律というよりは、マネジメントからの圧力(強力な統制)によって担保されることが多い(達成しないとマネジメント層から「詰められる」など)。

□モチベーションについて

・基本的に、達成志向の強い従業員が多く、モチベーションは高い。
・一方、ハードワークが続くため、個人レベルでは疲弊している。モチベーションが続かないメンバーも多い。
・一般的な企業よりも、給与面や福利厚生面では劣っているため、一定の年齢をむかえても昇格が厳しい人間は、転職予備軍となっていく(結果、ベテランが育ちにくくなる)。
・キャリアが見えにくいことが多い。「いつまで自分は現場の第一線で、駒として働いているのか」という疑問をもつようになることが多い。早い人は、数年でボードメンバーになることもあるが、レアケースのため、ロールモデルにはなりにくい。
・全社員の前で表彰、インセンティブの付与などによって、衛生要因面でのモチベーションアップ策を打つことが多い。

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【2010/04/26 23:52】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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