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人事の書棚から 031-033
粛々と「人事の書棚」からを続けます。
ちょっと飽きてきましたが、本を肴にして好きなことを書いているだけなので気楽です。今日はちょっと安易です。

人事の書棚から:031 「経営破壊」

あなたに最も影響を与えたビジネス書は何ですか?と聞かれたら、たぶんこれをあげるのではないかと思います。「クレイジーな時代には、クレイジーな組織が必要になる」という前文から始まる本書は、当時の常識を徹底破壊するという手法をとりつつ、近未来を考えた本です。そして、その多くが現実になったり、現実はさらにそれを超越したり、現実は意外としぶとかったり、しています。本書の出た1994年は、私が人事制度改革を担当してマスタープランを検討していた頃です。自分のやりたいことの応援隊になってくれたのが、まさにこの本だといえます。
「突飛さにかけるところはないか?」。素晴らしいチェック・ポイントだと思いませんか。人事担当者としても是非、意識して欲しいところです。「突飛さ」というのは、ある意味では独創性であり、その企業の競争力の源泉なのです。他の企業の名前をつけてもすーっと入るような「突飛さ」にかける人事施策では、競争には勝てません。

トム・ピーターズの経営破壊トム・ピーターズの経営破壊
(1994/11)
トム ピーターズ

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人事の書棚から:032 「経営創造」

手抜きではないのですが、トム・ピーターズが「経営破壊」の次に世に出した本を続けます。「停滞した企業を立て直すには、まず大規模な破壊を断行しなければならない…。だが、続いて再建(創造)に着手しなければ、破壊の苦しみは無駄になってしまう」と書かれているとおり、「破壊」の次に「創造」の本を書いたわけですが、実は原題はまったくテイストが違っており、直訳的には「ワーオ!を求めて ~めちゃくちゃ時代に対処する万人のためのガイド」となります。
ここでの「ワーオ!」は「WOW」と綴られる感嘆詞ですが、名詞としての「WOW」は「大当たり」「すごいもの」「興奮」を意味し、動詞としては「人をやんやといわせる」「うならせる」「わくわくさせる」となります。ただ、品質が優れているだけの製品・サービスではなく、思わず「ワーオ!」と叫びたくなるような際立った特質をもつ独自の商品・サービスを提供する創造性の追求を訴えているわけです。今日では「感動レベルのサービスを!」というのは、二流コンサルタントでも口にしますが、その原点を豊かな例示をもって伝えてくれている本です。

トム・ピーターズの経営創造トム・ピーターズの経営創造
(1995/06)
トム ピーターズ

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人事の書棚から:033 「起死回生」

もう一冊、シリーズ的にトム・ピーターズを取り上げますね。1997年の著作です。私が手掛けた人事制度が導入された1998年に日本語版が発売されました。本書は「イノベーション」の本と定義されています。ますます激しく、情熱的に、ビジネス書としては常軌を逸して書かれています。本書では1章を割いて、デザインの重要性を説いています。「15年前は価格競争だった。いまは品質競争で、これからはデザイン競争になる」とありますが、再度、価格競争の波が戻ってきていること、品質競争は既に必要条件になってしまったことに加えて、デザイン競争がまさに本格化しているのが今です。i-phoneの成功は、機能美を備えたデザインの勝利だとも感じます。
最後の章では、「燃え上がるには狂気が必要」「燃え上がるには熱狂が必要」「燃え上がるには病的執着が必要」「燃え上がるには仲間が必要」「燃え上がるには狂気が真実」「燃え上がるには熱狂が叫び」と結ばれます。
「情熱なくしてイノベーションはない」、これは絶対に真実だと思います。

トム・ピーターズの起死回生トム・ピーターズの起死回生
(1998/06)
トム ピーターズ

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《2010年5月19日》 今日は完全なチェーンミーティングで、お昼も含めて席に戻る時間はほぼゼロ。夕方には机に山積みの決裁書類を引き出しに押し込んで、にっぽんお好み焼き協会の理事会へ。日清製粉は20時に館内放送が入ります。終了後、少しだけ懇親会にお邪魔して、しょくの会へ。この会はキャリアカウンセラーの資格gcdfのアドバンスコースのOB会。わずか4日間のコースですが、なぜかその後は何十日も一緒に活動しています。キャリアカウンセラーですから「職」と、キャリア系の人は「食」も大好きなので、かけことばの会です。


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【2010/05/19 23:14】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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