6月後半の振り返りです。「書棚から」は12冊だけ進みましたね。こんなペースで100くらいまではやります。
それにしても、今年も半分終わっちゃったということではないですか。上期も半分終わっちゃいましたし。進んでいないプロジェクトがいろいろありますので、7月は加速します、というかせざるを得ない。 6月16日 権力の関係 6月17日 人事の書棚から 064-066 6月18日 最初の3年間の上司の対応について 6月19日 役割関係と人間関係 6月20日 理念は文言を覚えるよりも使い方を覚えることが大切 6月21日 病院の先生との会話からです 6月22日 人事の書棚から 067-069 6月23日 因果関係を離れて未来に目を向ける 6月24日 戦略人事の本質~人事は経営のサブシステム 6月25日 感情は自然に起こってくるもの、恋はしてしまうもの 6月26日 マネージャーのぶれない判断 6月27日 消燃人、他燃人~ラーニングイノベーション論Ⅱ 6月28日 人事の書棚から 070-072 6月29日 人事の書棚から 073-075 《2010年6月30日》 真のナポリピッツァ協会日本支部では、事務局メンバーを募集しています。ナポリピッツァと人が好きであればok。薄謝ですが、時折役得はあり。日々、メールの確認と、時折発生する全国の加盟店との連絡、経費精算などがルーティン。総会、認定式、セミナー、イベントなどの行事が年に何回か、この前後と当日はそこそこの仕事あり。ご興味のある方は、ご連絡ください。もちろんピッツァが焼ける必要はありません。食べられればokです。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
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昨日に引き続いて、「人事の書棚から」続けます。
今日は昨年度の慶應義塾大学丸の内シティキャンパスにおける「ラーニングイノベーション論」の課題図書の中から、たぶん課題図書にならなきゃ読まなかっただろうなという3冊をセレクトしました。完全に理解はとてもできなかったものの、ちゃんと当日までに読んで臨んだ自分を偉いと思います(人間、生きていくためには、自分で自分を褒めることはとても大事)。 人事の書棚から:073 「パフォーマンス・コンサルティング」 「会社は、我々人材開発部門に対して、会社が本当に必要としているものを要望してこなかった。会社は、人材開発部門が提供できると思うものを実施するよう言っているのだ。その結果、その指示のもとにおこなっているトレーニングは、効果がなく、必要のないもので、高くつくことが多い。ときには害になることさえある。我々は、頼まれたことだけ、すなわちトレーニングを実施することだけ行っている。言いかえれば、頼まれていないこと、つまり職場におけるヒューマン・パフォーマンスの改善は、やっていないのである」。 このような現状を否定し、「人材開発部門の『機能』はヒューマン・パフォーマンスの変革にある」と、人材開発部門の機能を再定義することから始めている本です。そんな人材開発担当者に必要な知識、スキル、思いとは何でしょうか。 とっても素敵な話じゃないですか、これ。この本、サブタイトルがすべてを語っています。
人事の書棚から:074 「組織開発ハンドブック」 ビジョンと目標を掲げても結果がいつも出せていない組織、そんな「不実行組織の14の特徴」とは。 ①高い目標はあるが、戦略がない。 ②組織の目標と現場の目標がつながっていない ③意志の強い人材が少ない ④リーダーが組織の目標や戦略を説明しきれていない ⑤管理職が組織の目標や戦略を現場に翻訳して伝えていない ⑥幹部が課題の適切な切り分けをできず、丸投げだったり取り残しがあったりする ⑦ある課題を「やり遂げる」ことなく、次の課題に取り組もうとする ⑧目標が未達に終わっても仕方がないと多くの人が思っている ⑨未達になりそうな時、皆で必死に知恵を出す場も雰囲気もない ⑩課題の実行は誰がいつまでにするのかが決まっていない ⑪進捗管理の仕組みがなく、期末に目標未達が判明する ⑫実行し成果を出すことと、報酬・昇進がリンクしていない ⑬縦組織の目標だけが強調され、組織横断的な課題は取り残されている ⑭目標達成のヒントとなる社内外のベストプラクティスの共有が行われていない このうち3つ以上の特徴が当てはまる組織は要注意だと本書では指摘しています。実行の阻害要因となっているものを特定し排除する努力をすぐに行わなければ、継続的に目標を達成していくことは不可能だと断言をしています。 これに関して、トップのなすべきこととしては、 ①ビジョンは自分で策定する ②実行の文化を築く ③だれがいつ何をするのかを徹底的に聞く ④コミュニケーションの基本に立ち戻る ⑤自分自身のエゴに気づく ⑥対話の場にする そして、中間管理職がなすべきこととして、 ①企業ビジョンを腹に落とし、自分の言葉で語る ②チームを作る 一般社員のなすべきこととして、 ①ステークホルダー分析をして巻き込む ②上司をマネジメントする それぞれがそれぞれの立場で機能を果たさなければいけません。………長くなりました。
人事の書棚から:075 「戦略サファリ」 結構、いろいろな人から名著なので読むべしと紹介されるのですが、どうもしっくりと頭に入りませんでした。「サファリ」と称していますし、戦略を類型化してそれぞれを動物に例えているようなので、楽しく読める本ではないか…との先入観で入ってしまうのがよくないのでしょうか。 帯に「戦略論を集大成したパノラマ」とありますが、そのとおりで戦略論の歴史を10の切り口に区分して、相互に関係させながら解説しています。 その10の切り口とは次のとおりです。目次からの安易な抜粋ですが……。 ①デザイン(コンセプト構想プロセスとしての戦略形成) ②プランニング(形式的策定プロセスとしての戦略形成) ③ポジショニング(分析プロセスとしての戦略形成) ④アントレプレナー(ビジョン創造プロセスとしての戦略形成) ⑤コグニティプ(認知プロセスとしての戦略形成) ⑥ラーニング(創発的学習プロセスとしての戦略形成) ⑦パワー(交渉プロセスとしての戦略形成) ⑧カルチャー(集合的プロセスとしての戦略形成) ⑨エンバイロンメント(環境への反応プロセスとしての戦略形成) ⑩コンフィギュレーション(変革プロセスとしての戦略形成) いずれにしても、戦略の切り口は多様であり、普遍的な正解などないこと(だから私たち企業人の存在意義があり、また私たちが頭を使わなければならないこと)、人事セクションが戦略貢献を目指すのであれば、経営者及び戦略策定部門と同様に(対等に)言葉とフレームワークは扱える方が良いこと、は改めて実感します。
《2010年6月29日》 母の誕生日。今年は1人で過ごしているのですが、私ができるたのは電話だけ。カバーしてくれる人に感謝。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
またまた間があきましたが、「人事の書棚から」続けます。間隔が開いてきたので、なかなか100冊を超えませんね。
どうして始まっているかがどうしても気になる方は5月5日のブログを。 人事の書棚から:070 「カウンセリングテクニック入門」 GCDFでもお馴染みのメリーランド大学の大谷先生の著作です。以前に協会主催の継続学習でお話を伺いましたが、「カウンセリング・スキル」を「クライアントの行動変革、クライアントの意思決定、クライアントの現実・自己受容を援助する対人関係を中心とした複数の意図的な技術」と明示された上で、個々の単語について以下のような注釈をつけていたのが印象的です。 「対人関係」……アドバイスであれば、対人関係は不必要。一方的な立場でもできる。カウンセリングでは関係構築が不可欠であり、最も重要なのはいうまでもない。 「意図的」………条件・場所・クライアントに合わせて「意図的」に行うのがカウンセリング。運を天にまかすものではない(ドキッと来ますね)。 「複数」…………複数のスキルを適宜、使い分けることがカウンセリングの醍醐味。 複数のスキルを瞬時に使い分けるトレーニングをメリーランド大学の大学院の授業などでは徹底的にやるそうです。ちょっとなかなかついていけないところもありますね。本書はややとっつきにくいところもありますが、じっくりと読んでいけば結構、頭に入ってきます。ヘルピングの段階を上げたい人には必読書かもしれません。
人事の書棚から:066 「生きていくことの意味~トランスパーソナル心理学・9つのヒント」 ヒント1 どんな時も、人生には意味がある ヒント2 人間の生死の意味は宇宙の自己進化の流れの中にある ヒント3 弱音を吐き、助け求めるのも、1つの生きる「能力」である ヒント4 弱い私、ぐずな私、どんな「私」も大切な私 ヒント5 悩みや問題は人生の大切なメッセージ ヒント6 人間関係のトラブルは「もう一人の自分」の仕業 ヒント7 「病気の気持ち」「症状の言い分」に耳を傾ける ヒント8 昏睡状態は、人生をまっとうする最後のチャンス ヒント9 この世での宿題を全部すませたら、私たちはからだを脱ぎ捨てる ハッとくる言葉があれば、「人生で起こることは、どんなことにも意味がある」ととらえるトランスパーソナル心理学の門を叩いてはいかがでしょう。内なるすべてのメッセージに耳を傾けながら…。
人事の書棚から:067 「トランスパーソナル心理学入門」 ということで、興味を持たれた方にはこの本です。トランスパーソナル心理学は、心と体にとどまらず、魂やスピリット(精神)の次元までを含んだ、真の意味での全人間的存在を扱う心理学です。 「今の自分は、はたして本当の自分なのだろうか」「自分がわからない、自分が本当に何をしたいのかがわからない」という純粋な問いを端緒に、自己探求の旅、心の旅をする中で、「私はいったい何のためにこの世に生まれてきたのか。この世に生まれてきたからには、やはり何かやるべきことが、生まれてきたきことの意味のようなものがあるはずだ。では、私がこの世に生まれてきたことの意味、私の本当の生きる意味とは何なのか。それを知りたい」という人生の問題への究極の問いに人はぶつかります。そんな問いに正面から向き合おうというのが、トランスパーソナル心理学なのです。 なんて自分自身も生半可な理解しかできていない私が、半端な説明をしても伝わらないと思いますので、興味のある方は自ら紐解いてみてください。
《2010年6月28日》 お好み焼き協会セミナー。大盛況かつ、大変な好反響でした。なかなかネットワーク化されていない世界なので、このような取り組みに意味があります。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
と因果関係でものをみようとするのは私たちの「スキーマ」です。
スキーマがあるからこそ、私たちは効率的な人生を送れているのですが、時にこれが解決を遠ざけることがあります。 因果関係的アプローチでは、何か悪いことが起こった場合には、その原因を探し出して原因を取り除けばいいんだというように考えがちです。つまり、因果関係でものをみるというのは、過去にあったことに目を向けることに他なりません。例えば、転職した新しい職場の上司があわなくてつらいという問題があるとき、因果関係にとらわれている限りは、いつまでも苦しみにとらわれてしまいかねません。 これに対してキャリアカウンセリングでは、未来に目を向けることを大切にします。過去に存在する原因を探し出して取り除くというアプローチではなく、自分の前に広がっている自分が選択可能な未来に目を向けることです。キャリアカウンセラーはそのお手伝いをします。 【過去の関連ブログ】 2008年04月05日 「スキーマ」って 《2010年6月23日》 朝の8時から始まって、夜の8時半までお昼も含めてまったく途切れずに会議の日でした。こうなるとトイレにいく暇がなくて困ります。で、残業を始めていたのですが、効率があがりません。そんな時に飲もうよというお誘いの電話があると、明日のことは顧みずに仕事をやめてしまうあたり、まだまだ若いです。明日は早起きしないっと。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
またしばらく空きましたが、「人事の書棚から」です。週に2回くらいやるのがいいですかね。
どうして始まっているかがどうしても気になる方は5月5日のブログを。 人事の書棚から:065 「働きがいのある職場づくり事例集」 サブタイトルは「社員満足度を高める11社の仕組み」。2008年秋に日本経団連出版から発刊されています。「働きがい」は最近の人事施策における1つのキーワードになっている感じもしますが、本書は働きがいのある職場を実現させている11社の事例集です。それぞれ角度は違いますが、具体的に参考になる事例が並んでおり、予想以上に良い本でした。ここで取り上げている11社とは、キャノン・グーグル・テルモ・サトー・堀場製作所・日本ユニシス・日本化薬・NTTデータ・SAPジャパン・東急コミュニティ・ジョンソンエンドジョンソン、です。
人事の書棚から:066 「たった三行で会社は変わる」 「働きがいのある職場づくり事例集」でも紹介された株式会社サトーで取り組んでいる「三行提報」について、同社を率いてきた藤田氏自身が綴った本です。 「三行提報」とは、一言で言うと《3行=127文字》の短文テキストで全社員が記名式にて社長宛に毎日報告をあげるというものです。ポイントは、全社員から日常不断に満遍なく吸収する不偏性・継続性・透明性です。内容は、気付き・思い・意見・提案・報告・不満等なんでもOK。日々上がってくる1700通をトップが読める数である30~50通に仕分ける秘書室の担当がいるそうですが、その選択ポイントは「語尾が能動的であるか」「具体性があるか」だそうです。提出率はなんと99.6%。提出内容によってポイント化され、それを積算して年に2回の賞与に反映、「三行提報」で0~10万円程度の賞与差はつくそうです。また、提出していないと昇格昇進にも響くとのこと。重要な案件は何度もあがってくるのでわかるとか、毎日あげなければいけないので苦し紛れにクレーム情報なんかもどんどんあがってくるとか、毎日トップに短文に整理して報告をすること自体が社員の育成につながっているとか、いろいろな副次的効果もあるようです。
人事の書棚から:067 「働きがいのある会社~日本におけるベスト25」 今年度はワークスアプリケーションズがNo1になったGreat Place to Workの1年前の日本国内ランキング25社の紹介も含めて、GPTWランキングについて説明をした本です。このランキング、当社の参加も考えたのですが、結構な費用が参加するにはかかることと、上位ランキングに入らないと具体的ランキングのフィードバックがもらえないという話を聞いたので、今年も躊躇の上で見送りました。でも、「働きがい」という従業員目線の数値でのランキングがあるというのは良いことですね。
《2010年6月22日》 夕方から来月頭に予定している研修の打ち合わせ。外部講師にお願いをするのですが、私のやり方は相手のコンテンツ1つ1つに注文をつけて最適なオリジナルを作っていただきます。また、それが可能なベンダーを選択します。開講から終講まで、1つ1つのコマに質問攻撃で自分の理解を深め、そのプロセスにて相手にもこちらの思いを理解していただきます。ですから、このプロセスを経て研修をお願いしたベンダーさんとは深い共感関係が生まれます。なんとか成功させたいです。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
約1週間ぶりですが「人事の書棚から」続けます。細々とですが、まだしぱらく続けますね。
どうして始まっているかがどうしても気になる方は5月5日のブログを。 人事の書棚から:064 「絶妙な「報・連・相」の技術」 モチベーション・アップ株式会社の丸田社長の著作です。「報・連・相ポスター」で有名な会社ですが、「報・連・相」をさらに深堀した本です。ちなみに、「報・連・相ポスター」は私の部署にもしっかりと貼っています。 本書の前書きには、こんな素敵なフレーズがあります。 ************************** 「仕事ができる人は、楽しんでいる。できない人は楽しんでいない」。 では、仕事ができるって、具体的に何ができること? 一言で言えば、「周囲の人たちの力を借りて成長し、その人にしかできない仕事を成し遂げる人」です。 ************************** そのための基本ツールが「報・連・相」なんですね。 《過去の関連ブログ》 2008年02月04日 『「相談」~ホウレンソウから』 2008年02月05日 『「報告」「連絡」~ホウレンソウから』 2008年03月11日 『「報連相ポスター」って知ってます?』
人事の書棚から:065 「魔法のようなオフィス革命」 素敵なタイトルですね。日本コムシスの五反田のオフィスでクリエイティブ・オフィス化を実現させた潮田氏と、東京工業大学の妹尾先生の共著です。日本コムシスのオフィスを昨年に見学させていただく機会がありましたが、そこかしこで対話が生まれる工夫が上手にされています。クリエイティブ・オフィスは、単に働きやすさを訴求するものではありません。妹尾先生のいう「文脈の多様性」のお話は、そのとおりだと感じます。興味のある方は、以下の過去の関連ブログをご覧ください。 《過去の関連ブログ》 2009年03月22日 パラダイム・シフトとオフィス・レイアウト 2009年03月23日 「文脈の多様性」が競争力を創る
人事の書棚から:066 「目に見える議論」 サブタイトルは「会議ファシリテーションの教科書」。慶應義塾大学丸の内シティキャンパスでもファシリテーションの講座を持たれている桑畑氏の著作です。それにしてもビジネスパーソンが会議に費やす時間の長いこと。本書では会議の本質を、?コラボレーションの場、?時間節約の仕組み、と整理していますが、これがなかなか実現されていない会議が世の中の大多数なのでしょう。これだけの時間を費やすからには、会議のプロのようなメンバーが現れてもいいですね。
《2010日6月17日》 本日、クレディセゾン様の労働組合の皆様に当社の事業戦略と人材戦略についてのお話をさせていただきました。その前後は内定者行事、いいメンバーが確保できています。初顔合わせから、同期力形成の仕掛けもいろいろ。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
6月も半ばです。あと半月で今年も半分終わってしまいます。早い!
半月に1度の振り返りです。5月5日から始めている書棚にある本の振り返り企画が細々と続いています。5月、6月はいろいろと勉強会も多く、また日曜日に通っているキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座の負荷もあり、インプットはするものの整理をしきれないものも少なくありません。仕事もかなり忙しくなりつつあり、プライベートでもバタバタしており、深刻なる時間不足が続きますが、しなやかに頑張っています。 6月1日 人事の書棚から 049-051 6月2日 人事の書棚から 052-054 6月3日 人事の書棚から 055-057 6月4日 ヒューマンキャピタルの視点 6月5日 イブニング・ダイアローグ 6月6日 復元力と慎重性 6月7日 お客様のニーズに振り回される営業マン 6月8日 標準的年代価値観 6月9日 人事の書棚から 058-060 6月10日 人材育成「退国」から「大国」へ 6月11日 人事の書棚から 061-063 6月12日 目標管理制度を考える~SHRM研究会から 6月13日 働くことは楽しい 6月14日 5つの軸と10のエッジ 《2010年6月15日》 業務終了後、丸ビルにて清宮さんの会社の「質問会議セミナー」。事例はキリンビール。キリンビールさんの取り組みは以前から「凄いなぁ」と思っていたので、ご担当者からお話を聞けてよかったです。昨秋のワークプレイスラーニング後の怪しい飲み会でお会いしていたのですが、そのままご連絡もせずにおりました。行動指針あたりの話をまた伺いたいです。清宮さんとは昨年にSFCのインターンシップ説明会で初めて出会い、激しいインパクトをいただきました。それにしても「質問会議」、使えそうですよ。真剣に取り組もうという会社が多く集まっており、こちらも気合が入りました。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
1日あきましたが、また「人事の書棚から」続けます。
どうして始まっているかがどうしても気になる方は5月5日のブログを。 人事の書棚から:061 「仕事で「一皮むける」」 金井先生の2002年の著作です。金井先生のキャリア関係のお話で良く出てくる概念としては、キャリアドリフトと節目でのキャリアデザインのお話と、この「一皮むける」経験のお話はとてもインパクトがありますね。関西経済連合会が実施した「豊かなキャリア形成へのメッセージ~経営幹部へのインタビュー調査を踏まえて」というプロジェクトにおける経営幹部へのインタビューがベースとなっており、「一皮むける経験」こそが最大のキャリアチャンスだとされています。「一皮むける経験」とは言い方を変えれば「修羅場体験」なのかもしれませんが、これは間違いなく事実です。適切な時期にこれを得られた人は、本当に得です。ただ、そこから逃げてしまう人もいます。 本書で取り上げられている「一皮むける」経験のパターンは以下のとおりです。昨年、私も初転職しましたが、これもなかなか一皮むける経験ですね。 ①入社初期段階の配属・異動 ②初めての管理職 ③新規事業・新市場のゼロからの立ち上げ ④海外勤務 ⑤悲惨な部門・業務の改善と再構築 ⑥ラインからスタッフ部門・業務への配属 ⑦プロジェクトチームへの参画 ⑧降格・左遷を含む困難な環境 ⑨昇進・昇格による権限の拡大 ⑩ほかのひとからの影響 ⑪その他の配属・異動、あるいは業務。
人事の書棚から:062 「見どころのある部下支援法」 「ワークス人と組織選書」の第1弾3冊のうちの1冊です。第2弾も出ましたね。 見どころのある部下を次のリーダーに育て上げることが組織としては大切ですが、「経験学習」に着目してこれを扱っています。本書でも「リーダーを育む8つの経験」というのが明示されていますが、以下の8つの経験だけで、いわゆる「一皮むけた経験」の8割以上を占めているといいます。何となくこれ以外の2割って一体何があるのかなというくらいの網羅度ですが、テーマ的に金井先生のご指摘とかなり重なります。 ①初期の仕事経験 ②上司から学ぶ経験 ③人事異動の経験 ④プロジェクト型の仕事経験 ⑤管理職になる経験 ⑥海外勤務経験 ⑦立ち上げの経験 ⑧修羅場の経験
人事の書棚から:063 「部下を動かす人事戦略」 金井壽宏先生と高橋俊介先生という豪華ペアでの2004年の本です。改めてパラパラと読んでみて、お二人が同年齢だというのを知りました。お二人ともそれぞれのパターンでとても若々しいです。この本での主張を一言で説明している個所を抜き出すと「世を騒がす流行や万能薬に踊らされない、また、外発的報酬の虜にはならない自律的で自分らしい生き方、働き方のすすめ」となるでしょうか。実は、「世を騒がす流行や万能薬」を深夜まで残業して自社に取り入れてしまったのが人事部であり、「外発的報酬」を大切なものと勘違いしてしまったのも人事部なのです。まだ、気付いていない会社はさすがにないですよね。
《2010年6月11日》 遅れて品川のパルテノペに。知っているメンバーが辞めるのはさびしいです。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
リクルートワークス研究所の発刊する「Works」誌が創刊100号を迎えました。
創刊1995年といいますから、15年間の歴史です。この15年間、日本の人事界はあまり良い時代だったとは必ずしもいえません。そんな中で、真面目で真摯な編集姿勢、そして商業主義から離れているからこそ可能なセンスの良い紙面構成と表紙を貫いてきた姿勢にはとても共感が持てます。あとは、ネットで全体を公開していることと、データの検索もかなりやりやすくなったことも好感点です。以前にこのブログでも書きましたが、人事関連誌紙は多くあるものの、人事担当者は「Works」「人材育成」「労政時報」の3誌さえ読めば基本的に十分です。というか3誌を熟読するだけでも結構なボリウムです。 で、100号のテーマですが、『人材育成「退国」から「大国」へ』。表紙には以下のような文字が並びます。 「人は育つのか。育てるのか。日本企業の復活への道は、その議論から始まる」。 今年ワークス研究所はこのテーマを追いかけるそうです。 それにしても、さすが100号。実に力が入っています。ほかにも充実した読み物がいくつもありますが、印象的なのは大久保所長が6連続対談をこなされていることです。仙石由人、野中郁次郎、金井壽宏、守島基博、松沢幸一、藤田晋と、実に相手も魅力的です。 序盤で1つ現場人事マネージャーによる座談会があるのですが、光栄なことにこれに参加させていただきました。ファシリテーターは東京大学の中原淳先生。そして、例によって冒頭ではレゴブロックを使ったワークです。 今回のレゴ・ワークは2回やり、最初は「バブル期前後の職場の人材育成をレゴで表現する」。そして2回目は「バブル期前後の職場の人材育成をレゴで表現する」。ラーニング・バーの古くからの常連の方は、どこかで経験した機会もあるかと思いますが、このレゴ・ワークは自らの中にある経験を「かたち」として表出化して、それをもとに具体的な語り合いをする仕掛けです。レゴには人形のパーツや、自転車のパーツ、タイヤのパーツ等、様々なパーツがあります。小山編集長も入って6名でこれらのパーツをフルに活用してレゴをそれぞれ作りましたが、なかなか面白いものです。Works誌にはおのおののレゴの写真が綺麗に掲載されています。それにしても、自分のレゴ・ワークが写真で全国公開されるとは考えていませんでしたが。 この座談会でも、やはり「人は育つのか。育てるのか」は大きなテーマになっています。座談会のタイトルは『バブル期と現在の人材育成を比較。「村的」育成から「仕組み化」に注力した20年』となっています。私は座談会の中で昔の職場を「小宇宙のように自分の生活のすべてが内包されていた」というような表現をしましたが、自分と職場が融合していたような感覚があります。そんな中では、人事部が関与しないところで、人は育ちます。人を育てます。間違いなく、今の自分があるのは、あの時のあそこにいたからだと思っています。その時の人を育てる手法が良いとか、良かったとかいっても基本的には何もなりません。変化した環境の中で今、何をやるのかが大切です。 ただし、ノスタルジーの対象としてでなく、もう戻ることのない成功サンプルとして過去をみるのはOKです。おそらく過去から最初に学べるのは、人事部があれこれ考えても、最も接点のある場所がその気にならないとなかなか染み込まないという当たり前の事実ではないでしょうか。 《2010年6月10日》 南砂町からもスカイツリーが見えるんですね。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
6月に入っても五月雨的に続いていますが、「人事の書棚から」です。
どうして始まっているかがどうしても気になる方は5月5日のブログを。大した理由ではありません。 人事の書棚から:058 「知的生産性向上システムDIPS」 1992年の発刊です。一大DIPSブームを巻き起こしましたね。私が以前いた会社では、管理部門でDIPSをトライアル導入し、特に人事は全員で組織導入しました。トリンプさんなんかでは今でも続いているという2時間は電話にも出ずに集中して仕事をする「マックス2の原則」だとか、「緊急性分解理論」「創造のサンマル行動」「ゴール明示の原則」「雑用優先の法則」「防衛のサンマル行動」「ターゲット明示の法則」「5つのPの定理」「HIROENの視点」、いずれも今でも間違いなく使えます。思えば日本企業の知的労働者の生産性は、1992年当時から哀しいことにけして向上はしていないように感じます。 いずれにしても、DIPSノートを使用していた頃が懐かしいです。今の業務管理もスタイルは少し違いますがDIPSの精神を受け継いでいます。
人事の書棚から:059 「仕事のための12の基礎力」 2004年の発刊です。ワークス研究所の大久保所長の著作です。大久保所長、「Works」100号ではなんと怒涛の6連続対談をこなされています。本書が出たのは、経済産業省から「社会人基礎力」の概念が提示されたのとほぼ同時期のことではなかったかと思います。その後、多大な予算を投入したこともあり(河合塾さんがなかり儲かったのでは)「社会人基礎力」の概念の方が一般的になりました(サイトはちょっと前にひっそりと閉めたそうですね)が、納得性としてはこちらの方があるかなと思っています。 ちなみに本書でいう12の基礎力とは、以下のとおりです。 反応(リアクション)力、愛嬌力、楽天力、目標発見力、継続学習力、文脈理解力、専門構築力、人脈開拓力、委任力、相談(カウンセリング)力、教授力、仲介調整(コーディネート)力。 個人的には「愛嬌力」というのがとても大切だと思います。いかがですか。
人事の書棚から:060 「心理学的経営」 1993年の発刊です。17年前!です。当時の人事測定研究所(HRR)社長であった大沢さんの著作です。個人的に人事測定研究所(HRR)という会社は大好きでした。SPIを始めとしたアセスメントを日本に確立させた集団といってもいいでしょう。もともとリクルート系ではありましたが、その後リクルートに合同されて今日に至っています。バブルの最盛期には、安比高原でのゴルフ付き合宿なんかもありましたね。まぁ懐かしい。多面評価のMOAなんかも真っ先に導入してみたりと、いろいろ一緒にやった記憶があります。 本書で紹介されている心理学的見地からとらえた、モチベーション・マネジメント、外的報酬・内的報酬の概念、リーダーシップ論、MBTI……、ほとんどの概念は今の人事管理では極めて普通に取り扱われるようになっているものばかりです。その意味では、今あらためてパラパラと読み返しても基本的テキストとしてはとても有効です。 21世紀はやっぱり心理学の世紀なのでしょうか。
《2010年6月9日》 「Works」誌100号、いよいよ発刊されました。まだパラパラと見ただけですが、『人材育成「退国」から「大国」へ』という極めて意欲的な一冊。中原先生とのレゴ遊び、じゃなくて座談会に参加させていただいています。こんな一冊に参加できるなんて幸せ。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
今日も粛々と「人事の書棚から」を続けます。
当初の動機は5月5日のブログを。ほんとに大したことはないんですが。 今日は今通っているキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座のメタンルヘルス関連の講座で課題図書となった書籍から3冊を紹介します。いずれもちゃんと読みましたよ。 人事の書棚から:055 「ストレス心理学」 人事の仕事をしているとストレスモデルについての通り一遍の知識はつきますが、改めて体系的にかつ学問的に学びなおせる本でした。しかし、課題図書になっていなければ、おそらくけして読まなかっただろう…とは思いますが。少なくともけして一般書的ではありません。これが課題図書の効果で、昨年度に通ったラーニングイノベーション論でも、普通これは買わないよなという課題図書をいくつも読むことができました。 ストレッサー、認知的評価、コーピング、ストレス反応、ソーシャルサポート。これらから整理されるストレスモデルの考え方は、研修なんかの場でもきちんと説明してもいいことかと思います。やや複雑には感じますが、論理的に整理されたものの方が人は受け入れやすい傾向もあるように思います。
人事の書棚から:056 「図説精神医学入門」 これは版形が大きく、電車の中なんかでは読みにくいのですが、会社のデスクに置いておいて何かの時に参照にするという用途には向いています。タイトルのとおりに精神医学の広範囲な概念が図説されています。章分けはいろいろな概念がごっちゃになっており、少し理解しずらいところがあるのですが、実はこれがまさに精神医学の世界であり、症状=病名という感じの一対一対応というのができないところが、この分野の難しさでもあります。結構、網羅的に学習したい人にはいいんじゃないかと思います。最後に簡単に理解テストもついています。
人事の書棚から:057 「チーム医療のための最新精神医学ハンドブック」 「図説精神医学入門」より少し敷居は高くなりますが、こちらも辞書的にも使える本です。 身体疾患を抱えた患者の心理的ケアを、身体科のスタッフと協力しながら行うという「リエゾン精神医学」という言葉もありますが、何と言っても精神と身体は不可分のものです。自分の父親のここ数カ月の病状をみていてもまさに実感します。そこでどこまでチーム医療ができているかは、患者にとっては非常に大きい影響があります。さらには、高齢者の場合は社会福祉士などを通した介護との連携の問題があります。これらは個々の心ある人が懸命の努力によって結びつけてくれていますが、まだまだ仕組みとしては不十分に感じられます。そんな心ある人にたまたま行き当たることがなければ、周囲の苦しみは続きます。
《2010年6月3日》 gcdfの継続学習会。慶應義塾大学の高橋俊介先生です。私は今回も小1時間ほど早く赴き、受付係のボランティア。受付にいると、懐かしい人にいろいろと会えるのがメリットです。最近特に意識しているのが、「一粒で二度美味しい行動」。単にセミナーを聞きに行くだけでなく、受付の手伝いをすることで得られることは大きく膨らみます。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
「人事の書棚から」を続けます。
明日はGCDFの継続学習会、年に1~2回は必ず設定されている慶應義塾大学の高橋俊介先生の講演です。タイトルを見る限りでは、新ネタっぽく楽しみです。私はたぶん受付か会場整理係のお手伝いをしていると思います。ということで、今日は前夜祭で高橋俊介先生の特集です。 人事の書棚から:052 「人材マネジメント革命」 まだワトソンワイアットの代表を務められていた1994年当時の書籍です。カパーに顔写真があるのですが、失礼ですが今とはまったく別人の面影です。私は発刊後、即購入して読んだ記憶がありますが、当時としては極めて衝撃的かつ正当な内容であり、大いに感化を受けました。今でこそ誰もが普通にいいますが、「自由と自己責任」という言葉と概念を人事の世界に持ちこんだ初めての書籍だそうです(一橋大学の守島先生からの受け売り)。 本書の中で、人事部門の再構築について言及されている部分があるのですが、一言で言うと「制度の番人」から「マネジメントのプロ」への変革です。本書発刊後16年が経過し、ワールドカップもオリンピックもあれから4回開催されていることになりますが、このような変革ができている人事部は極めて少数でしょう。日本企業低迷の要因はここにも必ずあります。
人事の書棚から:053 「キャリアショック」 これは2000年の本です。今ではかなり当たり前になっていることが、2000年ではまだ近未来の話でした。私がキャリアカウンセラーの資格GCDFを取得したのが2003年、取得番号はまだ400番代であり、2000年時点ではまだキャリアという言葉が今のような感じでは流通していなかったといえます。その時期に出された本ですから、それこそかなりショッキングです。日産自動車がルノー傘下に入り、ゴーン改革が進み始めた頃から、この現実は確実に浸透してきました。本書でのキャリアショックの定義は、「自分の描いていたキャリアの将来像が、予期しない環境や状況の変化により、短期間のうちに崩壊してしまうことをいい、変化の激しい時代に活きるビジネスパーソンの誰もがそのリスクを背負っている」とされています。さらに「変化の時代には、個人が自分のキャリアの将来像を明確に描くことは不可能であり、しかもキャリア構築は予定通りにはいかない。であるならば自分にとってより好ましい変化を仕掛け、キャリアショックに備える行動を取らなければならない」と続き、これができる力に「キャリアコンビタンシー」という造語をあてはめています。そして、今はまさにこれらはすべての日本人ビジネスパーソンにとって現実になっています。
人事の書棚から:054 「スローキャリア」 次は2004年の本です。高橋先生のいうスローキャリアとは、目的合理性、上昇志向、見た目の効率性といったことを一旦横に置いてキャリアについて考えるということであり、田舎に住もうとか、金を稼ぐこと自体を否定するとか、出世はゆっくりとかいう意味ではありません。スローフードが食事そのものを楽しむといった概念を内包しているのと同様に、仕事を手段として考えずに、仕事そのものを楽しむといったことにもつながります。キャリア形成を単に上昇志向や目標としてとらえずに、日々の仕事のたゆまぬ積み重ねだと考えるわけです。キャリア形成を合理性と効率でとらえずに、これをやって何のためになるのかではなく、目の前の仕事そのものにはまりこむことにより、それが得られると考えるわけです。 私は自分で自分のことをスローキャリアを実現している超ハードワーカーだと定義していますが、ちょっと言いすぎでしょうか。
《2010年6月2日》 今晩はヤエクラというチームで広尾にて会食。とても素敵な新店開拓です。さまざまな会社の人事の皆様中心の会ですが、出会ったのはラーニングバー後の本郷三丁目のチムニー。それ以来、4回目の集合です。首相が退陣しても私たちの日常は続きます。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
はい、6月になりました。3日ぶりではありますが、まだまだ書棚には本が並んでいるので続けます。
当初の動機は5月5日のブログを。大した話ではないですけど。。 人事の書棚から:049 「経験からの学習」 神戸大学の松尾睦先生が、小樽商科大学時代に書かれた本です。このブログでも何度か取り扱ったCDC(キャリア・ディベロップメント・コミッティ)という実践コミッティのメンバーで学会で何か発表しようと思い立ち、「大学生はいかにして学生時代に社会人基礎力を身につけるのか」といったテーマの素人研究をしていた際に出会った本です。松尾先生のこの本との出会いが、研究の方向性を明確にし、研究を最後まで導いてくれました。この本と出会わなかったら、京都産業大学まで発表に行けなかったかもしれません。コルブの経験学習理論もこの本で初めて知りました。松尾先生と一度お話をしてみたく、小樽まで行こうかなぁなんて思ったりもしていたのですが、その後に何度か勉強会でご一緒させていただく機会があったり、ありがたいことに学会での発表内容をお読みいただき、ブログでコメントをいただいたりと、つながりをつくらせていただくことができました。私の部屋の書棚にある本には、松尾先生のサインをいただいています。とても素敵なお人柄の方です。
人事の書棚から:050 「不機嫌な職場」 ちょっと辛いけどとてもキャッチーなタイトルですよね。昨日紹介したワークス・シンポジウムでも活躍されていたジェイフィール関連本です。サブタイトルは「なぜ社員同士で協力できないのか」。そして、帯には「あなたの職場がギスギスしている本当の理由」とあります。ちなみに不機嫌な職場とは、こんな職場。 ○「皆のために」と一生懸命頑張ったのに反応が薄い。 ○熱意を込めて書いた提案メールにレスポンスがない。あるいは冷ややかな反応ばかり返ってくる。 ○何回頼んでも、誰もきちんと対応をしてくれない。 ○そのくせ、一方的な指示を出してきて、こちらが対応をしていないと、キレる。 ○ランチタイムは社員同士ばかりでつるんで、派遣社員やパート社員は蚊帳の外。 ○イライラした空気が職場に蔓延し、会話がない。 ○困っていても、「手伝おうか」の一言がない。 ○「おはよう」等の挨拶もなく、皆淡々と仕事をはじめる。 ○新しいことに参加してくれない。 ○隣の席にいる人とも、やりとりはメールのみ。 効力感と認知がこれをぶち壊すはずです。一人ひとりの立場でぶち壊しましょう。
人事の書棚から:051 「あたたかい組織感情」 「不機嫌な職場」同様にやはりジェイフールの著作ですが、こちらは野田稔先生が書いています。「不機嫌な職場」と「中堅崩壊」という前著2冊を受けて、その再生のために第6の経営資源である「組織感情」に着目した本です。ある期間以上、社会人を経験し、複数の職場を経験した人であれば、「組織感情」というものが間違いなくあることは実感されていると思います。そして、「組織感情」の在り方によって、生産性は大きく違い、人の心の落ち着きや満足度は大きく違うことも実感されていると思います。本書の最後には、ジェイフィールさんが広めようとされている「リフレクション・ラウンドテーブル」の解説があります。興味のある方は、時折無料の体験セミナーをやられていますよ。
《2010年6月1日》 本日は雇用均等法施行25周年記念日だとのこと。ということで、夕方から厚生労働省の皆様を囲んだ勉強会。終了後はもちろん懇親会ですが、素敵な勉強会がまた育っています。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を |
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