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人事の書棚から052-054
「人事の書棚から」を続けます。
明日はGCDFの継続学習会、年に1~2回は必ず設定されている慶應義塾大学の高橋俊介先生の講演です。タイトルを見る限りでは、新ネタっぽく楽しみです。私はたぶん受付か会場整理係のお手伝いをしていると思います。ということで、今日は前夜祭で高橋俊介先生の特集です。

人事の書棚から:052 「人材マネジメント革命」

まだワトソンワイアットの代表を務められていた1994年当時の書籍です。カパーに顔写真があるのですが、失礼ですが今とはまったく別人の面影です。私は発刊後、即購入して読んだ記憶がありますが、当時としては極めて衝撃的かつ正当な内容であり、大いに感化を受けました。今でこそ誰もが普通にいいますが、「自由と自己責任」という言葉と概念を人事の世界に持ちこんだ初めての書籍だそうです(一橋大学の守島先生からの受け売り)。
本書の中で、人事部門の再構築について言及されている部分があるのですが、一言で言うと「制度の番人」から「マネジメントのプロ」への変革です。本書発刊後16年が経過し、ワールドカップもオリンピックもあれから4回開催されていることになりますが、このような変革ができている人事部は極めて少数でしょう。日本企業低迷の要因はここにも必ずあります。

人材マネジメント革命―ポスト終身雇用 自由と自己責任の新人事戦略人材マネジメント革命―ポスト終身雇用 自由と自己責任の新人事戦略
(1994/09)
高橋 俊介

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人事の書棚から:053 「キャリアショック」

これは2000年の本です。今ではかなり当たり前になっていることが、2000年ではまだ近未来の話でした。私がキャリアカウンセラーの資格GCDFを取得したのが2003年、取得番号はまだ400番代であり、2000年時点ではまだキャリアという言葉が今のような感じでは流通していなかったといえます。その時期に出された本ですから、それこそかなりショッキングです。日産自動車がルノー傘下に入り、ゴーン改革が進み始めた頃から、この現実は確実に浸透してきました。本書でのキャリアショックの定義は、「自分の描いていたキャリアの将来像が、予期しない環境や状況の変化により、短期間のうちに崩壊してしまうことをいい、変化の激しい時代に活きるビジネスパーソンの誰もがそのリスクを背負っている」とされています。さらに「変化の時代には、個人が自分のキャリアの将来像を明確に描くことは不可能であり、しかもキャリア構築は予定通りにはいかない。であるならば自分にとってより好ましい変化を仕掛け、キャリアショックに備える行動を取らなければならない」と続き、これができる力に「キャリアコンビタンシー」という造語をあてはめています。そして、今はまさにこれらはすべての日本人ビジネスパーソンにとって現実になっています。

キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?
(2000/12)
高橋 俊介

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人事の書棚から:054 「スローキャリア」

次は2004年の本です。高橋先生のいうスローキャリアとは、目的合理性、上昇志向、見た目の効率性といったことを一旦横に置いてキャリアについて考えるということであり、田舎に住もうとか、金を稼ぐこと自体を否定するとか、出世はゆっくりとかいう意味ではありません。スローフードが食事そのものを楽しむといった概念を内包しているのと同様に、仕事を手段として考えずに、仕事そのものを楽しむといったことにもつながります。キャリア形成を単に上昇志向や目標としてとらえずに、日々の仕事のたゆまぬ積み重ねだと考えるわけです。キャリア形成を合理性と効率でとらえずに、これをやって何のためになるのかではなく、目の前の仕事そのものにはまりこむことにより、それが得られると考えるわけです。
私は自分で自分のことをスローキャリアを実現している超ハードワーカーだと定義していますが、ちょっと言いすぎでしょうか。

スローキャリアスローキャリア
(2004/07/24)
高橋 俊介

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《2010年6月2日》 今晩はヤエクラというチームで広尾にて会食。とても素敵な新店開拓です。さまざまな会社の人事の皆様中心の会ですが、出会ったのはラーニングバー後の本郷三丁目のチムニー。それ以来、4回目の集合です。首相が退陣しても私たちの日常は続きます。


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【2010/06/02 23:12】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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