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ヒューマンキャピタルの視点
ここ数年、毎年、慶應義塾大学SFC研究所キャリアリソースラボラトリーのスーパビジョンに参加しています。

これは、慶應丸の内シティキャンパスで開催されるキャリアアドバイザー養成講座アドバンスコースを卒業した人に参加権利が与えられる年間6回からなる講座で、花田光世先生が主宰されています。

今年度の初回は5月15日に六本木のアカデミーヒルズで開催されましたが、タイトルは「キャリアアドバイザー活動の現状と今後の展開:ヒューマンキャピタルとライフキャリア」、何のこっちゃかわかりますか?

キャリアアドバイザーを組織の観点からみるにあたっては、ヒューマンキャピタルの視点からみることが大切だという話になるのですが、一般的にはキャリアアドバイザーを個人の視点からみる流れが強い中で、組織の視点からの見方を整理することは非常に大切です。組織の視点からのキャリアアドバイザー価値を説得できなければ、新規にキャリアアドバイザー制度を導入することはできませんし、企業業績が傾いた時期にはまず最初に予算をカットされかねません。あえて財務チックな説明にチャレンジされているのも、組織の視点からの説明に必要であり、効果的であるという側面もあるのではないかと感じます。

ただ、1日あれこれと講義を聞いただけでは、ふわっとは入ってきても、説得の論拠に使えるほどクリアに理解できたとは言い難いです。まぁ、数年前を思い出しますが、花田先生の説くキャリアアドバイザーとキャリアカウンセラーの違いをそれなりに理解することに1年かかったことを考えれば、こんなものかもね~とのんびり構えていますが。
また、この視点はまだまだ花田先生の中でもまだまだ発展途上中のようですので、次回に配布されるPPT集では相当にシートの内容が入れ替わっていたりするかもしれません。ただ、慶應湘南藤沢キャンパスの授業のタイトルを「人的資源管理論」から「ヒューマンキャピタル論」に変えたといいますから、これは極めて真剣です。

ある企業で財務の人にこの話をしたら、資本の論理は人にあてはめるものではないと強いブーイングがあったそうです。キャリアカウンセラー的な立場をとれば、なおさらそうかもしれません。そんな考え方をするのが嫌だからキャリアアドバイザーをやっているという人も少なくないかもしれません。しかし、資産価値を現金化するという観点に立つと話は違ってみえるのではないでしょうか。

個々人の固定資産をいかに流動資産化するか、本当に使える資産化するか、というところにキャリアアドバイザーが関わりを持つことは、組織の視点からやはり大切なことのように感じます。

流動資産とは、いうまでもなくすぐに発揮できるもの、すぐに現金化できるものです。そして資産価値が最大限に高まるためには、どのような局面でも自分を発揮できる、すなわち人間力・キャリアコンビタンシーそのものがより大切になります。スキル・知識・マーケットバリューばかりを重視した世界とは異なります。一見は流動資産にみえるものの、棚卸資産、売掛金のような現金化できない恐れがあるものも少なくありません。スキル・現有能力・それに基づく名声などは、そんなものに分類される可能性があります。いずれにしても、将来に自分たちが生み出すことができる価値を通して、今の自分の資産価値をみる見方が大切になります。

と、つらつらと書いてきましたが、やはり書きながら理解度の浅さが再認識されます。ただ、何かを書き残す場合、何がわかっていないかを確認するために書き残すのだという裏の狙いがあります。頭の中で考えているだけの時とは、何かが変わります。

《2010年6月4日》 仕事がばたつき、CDCの例会には出られず、それでも終了後の飲み会に22時頃にかけつけました。仕事を離れて仕事の分野で語れる仲間を持つのはありがたいことです。


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【2010/06/04 23:34】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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