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集団浅慮
昨日ご紹介した「社会的手抜き」に続いて、今日は「集団浅慮」についてです。

「集団浅慮」というのは、メンバーの意識が集団の維持に集中するあまりに(まとまりがよくなる、凝集性が高まるというプラス面はあるのだが)、問題解決の質が低下し、あげくの果てには浅はかで愚かな決定がなされることがあるという、集団における現象のことです。

たまに、場の流れでなんであんな結論になっちゃったんだろうということってありませんか。例えば強烈なリーダーがいて、そのリーダーに従い、和を壊すことを恐れ、中途半端な内容で安易に妥結した結論に飛びついてしまうようなことって。

「集団浅慮」が発生しやすい状況として、下記のようなことがあげられていました。

・集団のまとまりが強い
・外部からのアドバイスや情報がない
・アイデアの再検討や対案の可能性が考慮されない
・即断即決を求められるなど、集団が高いストレスにさらされている
・力の強いリーダーが存在する。

つまり、まとまりのいい集団ほど危機が大きいわけです。どうも、過去に不祥事を起こした企業の多くがこれにあたるのではないでしょうか。

「集団浅慮」状態に陥っている組織の症状としては、以下のようなものがみられます。

・力の過信 ~自分たちが失敗するはずがないという楽観的な見方が強まる
・決定の正当化 ~都合のよい情報だけにたより、外部の声に耳を貸さなくなる
・同調への圧力 ~集団の雰囲気を壊すような発言はタブーになる
・自己検閲 ~メンバーが異議や異論を自ら控えてしまう
・全員一致の幻想 ~他の誰もがそれに賛成しているように思えてくる
・集団維持への固執 ~好ましくない情報から集団を護ろうとする「お目付役」が出てくる。

大丈夫でしょうか、皆さんの組織は。
集団としてのまとまりのよさは大切なのは間違いないですが、それが故に「集団浅慮」に陥るリスクをはらんでいることを特にトップは理解している必要があります。

まとまりのいい会社ほど腐るのも早い、集団に対する忠誠心が高いからこそ不祥事に手を染めてしまう、そんなことは確かに言えますね。

《2010年8月29日》 今日のスーパーバイザー養成講座も深かった。心地よい徒労感です。終了後、中目黒に向かい、早くから飲んでいる高校の仲間に合流。ロンドンから一時帰国した奴を迎え撃ちます。聞けば、今年は卒業30周年とかでホームカミングデーがあるとのこと。卒業時に申し込むのを忘れたので同窓会に入っていないので、私には案内きてませんでした。2軒飲んで、終電チョイ前で帰宅。短い週末、おしまい。


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【2010/08/29 22:57】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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