FC2ブログ
ダイアローグ・もやもや
キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成・認定講座が終了して早や10日。リフレクションというか復習というかをちょっとずつはしています(といってもブログに向かうだけなのですが…)。

話は横にそれますが、ここ2年間ほど、中原淳先生のもとで学ぶことも多く、相当に影響を受けています。

元に戻って、スーパーバイザー養成・認定講座では、渡辺三枝子先生にいろいろとハッとするようなご指摘をいただきました。渡辺三枝子先生からのご指摘の中で、中原淳先生のワールドでしばしば出てくる言葉が出て来たケースを2つ鮮明に覚えています。お話になられた内容は逐語をとっているわけではないので、曖昧に私が再構成していますが、その2例をご紹介します。

【ダイアローグ】について

******************************************************************************
「共有」という言葉はきらい。「対話」をしてほしい。
コミュニケーションよりも、ダイアローグが必要。
コミュニケーションは伝えること、ダイアローグはそれぞれ新たな視点を見つけていく。
ダイアローグのためには、自分の中に考えがないとできない。
******************************************************************************

たぶんクラスの中で、「ちょっと共有したくて」などと誰かが気軽に発言したことに対してのコメントだったのでしょうか。ダイアローグは昨年の人材育成業界の流行語大賞の上位に間違いなく入る言葉だったと思いますが、一般庶民への伝道師的立場を担われたのは、中原先生と長岡先生でしょう。「企業と人材」が2008年4月5日号で「ダイアローグ」を特集した時には、ピンのこなかった人も多かったのではないかと思います(そんな中で、ダイアーグ・イン・ザ・ダークってなんと1999年からやってるんですね、すごい)。

コミュニケーションは単に情報の伝達、ダイアローグはそれにとどまらず「新たな視点」を見つけていく。コミュニケーションは人間でなくてもできるかもしれませんが、ダイアローグは人間にしかできません。それも、自分の中に考えや思いがあ人間にしか。

【もやもや】について

******************************************************************************
キャリアカウンセラーが、「もやもや」という言葉で逃げないでほしい。
カウンセラーの仕事はクライアントのそれを明確にする支援をすること。
カウンセラーが「何となくもやもやとしたクライアントでした」では、何も支援はできない。
「もやもや」に対峙して、それを明確にしていく努力を放棄してはいけない。
******************************************************************************

中原淳先生の慶應MCCでのラーニングイノベーション論では、多くの気づきとそれに基づく学びがありましたが、結構、多くの人が洗礼を浴びたのは、「もやもや」と「くるくる」だったのではないかと思います。
研修の効果を考えるとき、研修ベンダーは研修終了後のアンケートの全体集計が5段階評価の4を下回ることは、営業上の必要から避けなければなりません。一般的に4を下回る研修は「不合格」とみなされていますから。そのためには、研修終了後に受講生が「すっきりと」「何かを学んだ」「やったぁ」「ありがとう」という感覚を持つことが大切です。で、おのずとそんな研修設計になります。
それは知識を得るタイプの学びではよいのでしょうが……。誰かから知識をさずかって「すっきり」!!ではなく、すっきりとしない研修で学んだ内容について、研修終了後も何度も何度もリフレクション・反芻しつつ、その「もやもや」感の中から気付きと成長を得るようなタイプの学びでなければ、今や知識の伝達以上のことはできないのではないかというのが、「もやもや」の投げかけです。
で、そんな投げかけ自体に「もやもや」する受講生たち。いつしか「もやもや」という言葉は、学んだ内容をリフレクションしつつ自らの考えと思いを深めている状況を指すようになります。
でも、キャリアカウンセラーが「もやもや」に逃げてはいけません。「もやもや」した悩みをもってどうにもならずにカウンセラーの前にきているクライアントに対して、カウンセラーはその「もやもや」に輪郭をつくってあげるお手伝いをします。ですから、キャリアカウンセラーは常日頃から、物事を「もやもや」で片づけないような習慣をつけることが求められます。
確かにラーニング・イノベーターとしての私たちも、ちょっと「もやもや」という便利な言葉を安易に使い過ぎていたかもしれません。予定調和的な「もやもや」では、既に「もやもや」ではありませんし。

《2010年9月28日》 日中の仕事も濃厚でしたが、夜も濃厚。慶應義塾大学丸の内シティキャンパスにて、ラーニングイノベーション論のOB会、学びYa!。途中で抜けて、日暮里へ。10年来の仲間との特別な会。それから気づいたらスカイツリーを見上げて横になってました。で、今も深夜に「てっぺん」みてます。


ビジネスブログ100選
blogram投票ボタン  
↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
スポンサーサイト



【2010/09/28 23:19】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |