FC2ブログ
「非正規雇用」という言葉
「非正規雇用」という言葉があります。
ちょっと機会があって、このテーマで話をすることになったので、いろいろと思いを馳せています。

正確な「非正規雇用」の定義があるのかどうか知りませんが、日本語的には「正規雇用」の対語でしょう。「正規雇用」とはおそらく期間の定めのない雇用契約を結んでいるいわゆる正社員のことでしょうから、期間を定めた契約を結んでいる人のすべてが「非正規雇用」になるのでしょう。契約社員、嘱託、パート、アルバイト、派遣社員などが対象になります。

「正規」とは「正規品」なんていう言葉もありますが、ネットの大辞泉で確認すると「正式の規則。また、それに基づいていること」とあります。となると「非正規社員」というのは、正式の規則に基づいていない社員ということで、まるで不法労働者みたいな感じです。

「正規社員」「非正規社員」という言葉には、明らかな社会的な価値観が反映されていますね。

例えば、「非正規社員」の有効活用、といったことを考えると、これらの人を真に戦力化するのであれば、それはある意味、そのビジネスに関しては「正規社員」だということでしょう。「正規」「非正規」というのは、いうまでもなく正社員中心主義の日本における差別的な思想がベースになった言葉です。

ビジネス視点で考えれば、雇用形態はビジネスモデルと密着に関係します。「非正規社員」の有効活用を考える際も、その活用方法の珍しさ・新奇さに関心を寄せるのではなく、その事業がどのようなビジネスモデルとなっており、それに対応した雇用形態・モチベーション施策がどのように考慮されているのかをよく考えないと、ポイントを見誤ります。

本来であれば、ビジネスモデルに適した雇用形態を柔軟に企業が選択できるような労働法制が整備されれば、新規雇用が創出され、雇用は拡大するはずです。

派遣法の改正論議に見られるとおり、昨今の世の中の流れは、正社員中心の差別的な身分制度をさらに強化しようとしているようにしか感じられず、ダイバーシティ施策に結構な国家予算を投入している国として、きわめて不思議な感じがします。

《2010年10月21日》 博多・名古屋・大阪と続いたお好み焼き協会・ぐるなびコラボセミナーも今日の東京会場で最終回。次はいよいよ第2回お好み焼き検定です。


ビジネスブログ100選
blogram投票ボタン  
↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
スポンサーサイト



【2010/10/21 23:43】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |