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認知的徒弟制
東京大学の中原淳先生の最新著書「職場学習論」を読んで、「認知的徒弟制」という言葉を初めて知りました。

学習主体の熟達プロセスについていっているのですが、このプロセスには次の4つの外部介入の在り方があるというモデルのようです。

①モデリング……熟達者が模範を示し、学習者はそれをみて真似ること。
②コーチング……熟達者が手取り足取り学習者を指導したり、助言したりすること。
③スキャフォルディング……自分でできることは学習者に独力でやらせてみて、できないところだけを支援すること。
④フェイディング……さらにだんだんと支援を少なくして、学習者を自律に導いていくこと。

なるほど、まさに新人育成のプロセスです。

今をさかのぼること25年前、私が新卒新入社員として配属された営業所に初出勤した日、営業所長からいただいた訓示の中で「うちは徒弟制度で新人は育てているから、とにかくついて来い」と言われたことを今でも覚えています。あれこれ窮屈に感じることもありましたが、私が作る入社当時を表すレゴ(「works100号参照」(?))は、むせかえるほど濃厚な人間関係にあふれています。そして象徴的なのは自動車のレゴ・パーツで、営業同行の車中で学ぶことの多かったこと。何といっても上司や先輩と相対での密室ですからね。特に私は静岡・神奈川担当でしたから、走行距離は平均200キロ強、時間もたっぷりありました。時にはお客様を乗せて走ることも。

当時の営業所長は、モデリングという言葉も、コーチングという言葉も、スキャフォルディングという言葉も、フェイディングという言葉も、当然知りもしなかったでしょう。でも、本当に完成された徒弟制度だったなぁと今から思うと感じられます。
私の社会人としての基礎(行動様式も思考様式も)はここでできたと思っています。
本当にありがとうございます。

《2010年11月16日》 先月はこんなに忙しい月はないなぁと思っていたら、今週のこの激しさは何だ。


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【2010/11/16 23:10】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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