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組織活性化って何だろう?~HRカンファレンスから
2月16日に開催された日本の人事部主催の「HRカンファレンス」での東京大学の中原淳先生の基調講演内容を簡単に記録に残しておきます。

テーマは「組織活性化って何だろう?」。ちょっとドキッですね。

さて、最初の投げかけは「皆さんの会社・職場は組織活性化していますか?」。
そして活性化していると思った人、していないと思った人はその理由を整理するとともに、組織活性化している組織・していない組織の具体的な光景をイメージします。そんなことについて、ウォーミングアップがてら周囲の皆さんとディスカッション。ちょっとラーニングバーっぽい仕掛け。

そしてつかさず、組織活性化とはマジックワードであるとの指摘が。

なぜ組織活性化という言葉が、わかったような、わからないような言葉なのか。それは、この言葉自体がメタファだから。果たして、組織が主語となり活性化したり、活性化しなかったりするのでしょうか。そうそう「組織」に関する言葉が主語になった時点で、そこには曖昧な逃げが入り込む余地ができています。

組織が「よし俺は不活性化してやるぞ」とぐれるわけではありません。組織ではなくより具体的に、個人もしくは複数の個人を主語にして考え直す必要性を中原先生は指摘されます。具体的に何が問題なのかをしっかりと把握して分析する必要性を指摘されます。このあたりが実務どっぷりだと忘れがちなところです。

なるほどなるほど、こうなると「組織活性化」も実は完全な思考停止ワードなのです。

組織活性化というゆるっとした概念をベースに、それに対する打ち手をすぐに考えようとするから施策はからまわりします。それって個に落とすと、誰のどういう問題なのか?を具体的に考える必要があります。組織が活性化していないというだけでは、問題点の把握としてはあまりにも不十分であり、そのレベルで出す対応施策では単なるイメージの産物でしかないわけです。

中原先生をはじめ、大学の先生とお付き合いをしていて、共通してすっげーなぁと思うことが2つあります。

専門性とかそういう当たり前のことを別にしての話ですが、1つは実務家がどっぷり仕事をしていると忘れがちな、うわっとするような切り口を提供していただけること、そしてもう1つはものごとを鮮やかに整理して、その整理の中から新たな価値を見せてくださること、です。

中原先生のラップアップはまさに後者の代表です。毎回、やられたと感じます。逆にいうと、このあたりが実務家としての自分の欠点だということでもあります。そして、そんな欠点を認識しているから、外に出ているわけです。自社の実務の中で泳いでいると新たな切り口をなかなか発想できないことを認識しているので、業務上としても越境の必要性を感じているわけです。新たな切り口を提示してくれる先生たちは、けして問題を解決にまでは導いてはくれませんが、私たちが解決を考える糸口は間違いなくもたらしてくれます。

これでまた1つ、自分における越境学習の正当性が整理できました。「組織活性化って何だろう?」という話をきいて、越境学習の整理ができる、これがまた外に出て非日常で考える面白いところなのだと思います。

《2011年2月19日》 特例子会社の採用面接。前回から気づいていたのですが、障害者雇用の採用面接は、新卒の採用面接に比較して圧倒的に面白い。言葉は悪いですが、仕事としてはまさにそうです。どうしてなのかは分析しきれていませんが、リアルな対峙がすごくあるからではないかと思います。面接の中で無駄な時間が少ない。新卒採用面接では、学生が「説明のための説明」「質問のための質問」をしてくるので、本質的に使えない時間がかなりできてしまうのです。そんな時間はまさにつまらない時間です。結果、リアルな対峙が弱くなります。当たり前ですけど、リアルな対峙ができたなという人の方が、圧倒的に内定率は高くなります。そりゃそうですよね。リアルな対峙をしないと、よくわかりませんから。



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【2011/02/19 22:32】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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