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「キャリア妨害」 菊池達昭著 東京図書出版
すごいタイトルですね。

NECの人事から某大学に転身された菊池先生の某大学での奮闘記になります。菊池先生には京都産業大学で開催されたキャリアデザイン学会の際に、私たちの発表の司会者とコメンテーターをしていただいたご縁があります。

菊池先生は、民間人からの転身者としてある公立大学(誰が読んでも一瞬でどこだかわかりますが…)のキャリア支援室の責任者を6年ほどつとめられました。

ある種、批判本、暴露本ともいえなくないのですが、真摯な筆で「これがおかしい」というシンプルなことを実経験を交えて書き連ねておられます。「前例主義」「形式主義」「性悪説」「人件費はタダ」「コスト意識ゼロ」といった言葉が随所に頻出し、いかに職員がまっとうに仕事をしていないか、やるべきことを単に先送りしているか、新しいことをやらないために膨大な仕事をしているのか、ということを切々と訴えています。もちろん真偽のほどはわかりませんが、なるほどねぇと感じるところは多々ありました。

ただ、気をつけなければいけないのは、それでは民間がすべてうまくできているかという点です。私たちもちょつと間違えると、本書の内容まではいかないにしても「前例主義」「形式主義」「性悪説」「人件費はタダ」「コスト意識ゼロ」をベースにした仕事をしかねません。おそらくそういった仕事は楽であり、リスクをとらなくてすみやすいのでしょう。また、大学においては、1人ひとりの職員の問題以前に、単年度予算などの仕組み的な問題点も多々あるでしょう。いずれにしても、あまり垣間見れない世界の内容を書き連ねていただけたことは意義あることとして、大学の方からの反論であるとか、変えるべき仕組みについての建設的な議論であるとかが生まれてくると素敵だと思うのですが、それはなかなか難しいと本書を読むと素直に感じてしまいます。それにしても、人をここまで憤らせるだけの何かがあったことだけは間違いないですね。

キャリア妨害キャリア妨害
(2011/05/17)
菊地 達昭

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《2011年8月15日》 久しぶりに出身地である北海道に来ています。千歳から、支笏湖経由で札幌に入りました。支笏湖は小中学校の頃によく来ました。雰囲気は変わりません。チップがやたら高級になっていました。夜はすすきののはずれのお店で美食三昧。通風の薬を大量に持ち込んできています。



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【2011/08/15 23:55】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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