FC2ブログ
リワーク・プログラム
よくよく整理してみると、MRCさんのセミナーの内容は本当に優れていました。昨日、一昨日とメンタルヘルス関連の内容で書いていますが、いずれもMRCさんのセミナーの内容を整理の上で、あれこれと自分の意見等を加えたものです。短時間のセミナーで濃い内容でした。まだ、整理しきれていない部分があるので、もう1日書いてみます。

メンタルからの復職時の判断基準の例です。

○労働者が十分な意欲を示している
○適切な睡眠覚醒リズムが整っている、昼間に眠気がない
○通勤時間帯に1人で安全に通勤ができる
○決まった日、時間に就労が継続してできる
○業務に必要な作業ができる
○作業による疲労が翌日までに十分に回復できる
○業務遂行能力に必要な注意力・集中力が回復している

もちろん前提は定時勤務ですから、残業規制等が入る状況であっても復職は可能です。ただし、定時内をきちんと働けない状況では復職は認められません。社員は労務を提供する義務を負っているわけですから。
会社はリハビリテーション施設ではありません。通勤しながら体調を整えるという発想は危険ですし、職場の周囲にも良くない影響を与える場合がありえます。

病状が安定してから、安定した通勤を前提とした定時勤務が可能な状態に戻れるように、自宅療養中に体調を戻すことが必要です。まず、規則正しく起きて、食べて、寝ることが大切です。そして模擬通勤も必要です。規則正しい生活リズムを取り戻し、通勤と定時勤務に耐えられる体力・集中力・思考力の回復を確認することが必要です。このような復職準備のためのプログラムをリワーク・プログラムといいます。

リワーク・プログラムは会社が作成し、社員も十分に納得の上で実施します。そして、これらをパッケージにしたサービスを提供する機関も出てきています。その場合にはさらに再発予防のためのセルフ・ケアの指導や、病状の改善状況のチェックもパッケージに入っていたりするので、より安全です。

そうしたトライアル期間を経て、ようやく復職認定がなされます。なお、リワーク・プログラムは「労働」ではありませんので、無給であり、労災保険もききませんので注意が必要です。逆にリワーク・プログラムの中で実際の仕事をやらせてはいけません。

主治医の「就労可」の診断書は、あくまでも病状が安定して就労が可能になったことを指しているだけであり、定時勤務を保証するものではありません。「就労可」の診断書が出たら、リワーク・プログラムを設計して、自宅療養期間中にしっかりとリハビリ生活を過ごしてもらうことが大切です。

《2011年9月29日》 いつもに増してあわただしい期末です。無事に10月を迎えられるように皆、頑張ってます。
スポンサーサイト



【2011/09/29 23:33】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |