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日本キャリアデザイン学会 第2日目
日本キャリアデザイン学会の第8回研究大会が終了しました。初めて半分裏側から学会に携わりましたが、もすごく多くの方が早くから準備され、討議されてきた集大成としての2日間であることが改めてわかりました。また、発表者・報告者の皆様にとっても大切な場であることがこれも改めてよくわかりました。

「グローバル時代のキャリアデザイン~その原点から未来へ~」なるタイトルが決まり、内容も詰めつつあった時期に大震災が発生し、内容についてはかなり見直しがかかりました。しかし、震災というテーマも日本にとってグローバルを考えるにあたってある意味では適した機会なのかもしれません。

いろいろと整理をして残しておくべきことが多いのですが、今日は閉会式の余韻を受けて、閉会式で渡辺三枝子先生が話された内容から残しておきたいと思います。あまりちゃんとメモをとっていないので、お話の内容から私が受けた印象の整理になりますので、ちょっと趣旨は違うかも…。 

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キャリアデザイン学会ができた当初、どうやったらキャリアデザインが、キャリア教育が上手にできるのかという「HOW TO」を求める方々もかなり入ってきた。しかし、この学会の目的はそこではない。どうやったらいいのかではなく、どうして必要なのか、なぜそういうことがいわれるのかといった、もう1つ根っこにあるものを多様な人たちが議論をして、その先を考えていく場がここだ。

そのためにも、個に注目して個に徹底的に向き合う必要がある。そして、それによって全体が見えてくる、何か普遍的なものが感じられてくる。

個に向かい合うというのは、学生の話をただ聞くということではない。自己分析ばかりしていては、世の中の変化が見えなくなるということもある。しばしば個と社会現象は対立的にとらえられることもあるが、けして切り離せないものでもある。学生の話を聞くといっても、ただ聞いていては何だかわからなくなるということがある。心のケアは確かに重要だ。でも、それはいったい何のためにやるのか、も忘れてはいけない。就職支援とキャリア支援は確かに別物かもしれない。しかし、それは連続的なものだ。何にしても、一面的にシンプルに考えればよいわけではない。今、大学で行われている表面的なキャリア支援が、若者の早期退職を誘発している恐れはないか。

仙台のある学校関係者が語っていた。「今は日本中がとても関心を持ってくれて支援をしてくれている。でもこの関心もいずれ消えていくだろう。その時こそ我々の勝負の時だ。それからが本当に復興への取り組みの重要な仕事が始まる」。
この先、何年続くかわからない復興への取り組み、そしてこれを機会に私たちは何らかのパラダイムシフトを起こすことができるのか。キャリアデザイン学会の役割は、その先を皆で考え、そして関与していくことだ。

来年の学会は東北地方で開催する予定です。

《2011年10月2日》 シンポジウムと閉会式の会場が寒かったので、喉がちょっと痛いです。
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【2011/10/02 21:15】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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