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物言わぬ傲慢な国、日本
昨日の続きですが、○人会でのIMD日本代表高津さんからの「グローバルビジネスで通用するリーダーを育てる」。この会、講演者の話のあと、それと同じくらいたっぷりとディスカションの時間をとるのが特徴ですが、その最後の締めくくりをファシリテーターの永礼さんがいつも綺麗にされます。今回はさらにそのあと、高津さんが付け加えた印象的な内容を書き残しておきます。

昨日のブログにも書いたとおり、1951年の時点ですでに白州次郎氏が日本人がより全地球的な視野を持つ必要性を指摘していながら、今日にいたるまでこの分野でほとんど成長をできていないのはなぜだろうというのが問いです。

その原因は日本の国の大きさにつきるという話です。日本は十分な規模の国内マーケットを持ち、そのバイイング・パワーを背景に経済成長を遂げてきました。そのマーケットは均質で単一でした。そんな環境で生きてきた日本人は、「日本流」ということに何も疑問を抱かない民族になりました。例えば、欧州の国、また韓国などは、日本ほどの大国でないことが幸いして、このような意識は持たずに、よりオープンマインドで、ある種の健全なマイノリティ感・アウエー感を感じつつ、他の国のやり方をリスペクトできる柔軟性を持ち合わせた国家になりました。北欧国家などはその典型なのでしょう。

巨大な島国根性です。これは非常に傲慢なことです。けして他国に威張り散らす傲慢さではありませんが、まさに静かなる傲慢といえましょう。

世界にこれに似た国がもう1つあります。アメリカです。アメリカもずっと大きすぎる国として存在してきました。ですから、日本と同様に他の国のやり方をリスペクトしない、傲慢な国になりました。そして、物言わぬ傲慢な国である日本とは違う、物言う傲慢な国になりました。

グローバル化とは、この傲慢さから離脱して全地球的な発想をできるようになることではないでしょうか。そしてそのためにまず取り組むべきは、語学教育ではなく、ダイバーシティの問題のように思います。

《2011年11月23日》 朝から活動量が多く、あわただしい日でした。やっぱり、アース・ウインド&ファイアーです。


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【2011/11/23 23:55】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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