経営学習研究所の新イベントです。
MALL初の女性限定企画。あの野村さんも交えての「Lカレッジ MALL版」です。 お申し込みは、以下からどうぞ。絶対、元気をもらえる企画ですよ。 MALL働く女性ラボ申し込みサイト 私は男性ですが、理事の特権で遅刻オブザーブをしたいとたくらんでいます。 MALL:働く女性ラボ<Lカレッジ>×WORKSIGHT LAB. 第1回「ロールモデルってそばにいる?」 ================================================== MALL:働く女性ラボ<Lカレッジ> × WORKSIGHT LAB. 第1回「ロールモデルってそばにいる?」 2012年12月15日(土) コクヨ株式会社 品川エコライブオフィス5F ================================================== 遊び友達はいる。悩みを話せる友達もいる。 でも、働く自分の成長や夢を真剣に語り合ったこと、・・・あったかな? 仕事で輝く自分を実現するために情報収集、意見交換、人脈づくりの場を提供することで、 一人ひとりの成長支援をしたい。それが働く女性のための「Lカレッジ」です。 参加した皆さまが、あったかで、ぽわ~ん気分になりつつも、 「明日から、もう少し頑張ってみよう!」という気持ちになっているような、 まるで温泉帰りのようにほっこり、つるん、ぷるん状態で会場をあとにしていただける。 そんな場づくりをめざしています。 経営学習研究所 (Management Learning Laboratory : MALL)の働く女性ラボ<Lカレッジ> は、12月15日(土)に第1回「ロールモデルってそばにいる?」を開催いたします。 第1回目は、「働く女性の24時間」(日本経済新聞社刊)の著者であり、多くの女性たちの取材を通して得た知見やご自身の経験から、働く女性にエールを贈ってくださっている野村浩子氏をゲストスピーカーに迎えます。 スパークリングワインを片手に、示唆に富むお話を伺った後、参加者皆さまでのダイアローグで、元気になっちゃいましょう! ■ゲストスピーカー 野村浩子(のむらひろこ) 日経BP社 日経マネー副編集長 62年生まれ。84年お茶の水女子大学文教育学部卒業。 就職情報会社ユー・ピー・ユーを経て、 88年、日経ホーム出版社発行のビジネスマン向け 月刊誌「日経アントロポス」の創刊チームに加わる。 95年「日経WOMAN」編集部に移り副編集長に、 2003年1月から編集長。 2006年12月、日本初の女性リーダー向け雑誌「日経EW」編集長に就任。 2007年9月、日本経済新聞社・編集委員。 2012年4月より現職。 著書に「働く女性の24時間」(日本経済新聞社刊)。 ■共催 経営学習研究所 働く女性ラボ コクヨ株式会社 WORKSIGHT LAB. www.worksight.jp ■日時 2012年12月15日(土)午後3時00分 - 午後6時00分まで 開場は2時30分から ■募集 女性限定で48名さま ■会場 コクヨ株式会社 エコライブオフィス品川 5F http://www.kokuyo.co.jp/creative/ecooffice/access/ 〒108-8710 東京都港区港南1丁目8番35号 エコライブオフィスは5Fにございます。 1Fより、係りの者がご案内いたしますので、 時間に遅れないよう会場にお越しくださいますようお願いいたします。 なお、開演後は、エントランスが閉まっております。万一遅れてご到着の場合、当日掲示されている連絡先まで電話をお願いします。 ■参加費 お一人様2,500円を申し受けます ※釣銭のないようご用意いただきますようお願いいたします 会場には、スパークリングワイン、ワイン、ソフトドリンクと 軽食をご用意しております ■スケジュール(予定) 14:30 会場 15:00 経営学習研究所のとは(経営学習研究所 代表理事 中原淳) 15:10 コクヨ株式会社 WORKSIGHT LAB.のご紹介 15:15 働く女性ラボ「Lカレッジ」について(板谷和代) 15:20 野村浩子氏による講演 16:10 休憩 16:20 ダイアローグ 17:20 前向き宣言と相互支援 17:40 ラップアップ 17:50 終了(予定) ■参加条件 下記の諸条件をよくお読みの上、参加申し込みください。 申し込みと同時に、諸条件についてはご承諾いただいて いるとみなします。 1.本ワークショップの様子は、予告・許諾なく、写真・ビデオ撮影・ストリーミング配信する可能性があります。写真・動画は、経営学習研究所、ないしは、経営学習研究所の企画担当理事が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。 参加に際しては、上記をご了承いただける方に限ります。 2.欠席の際には、お手数でもその旨、 info@mallweb.jp まで(松浦)ご連絡下さい。 応募者多数の場合には、繰り上げで他の方に席をお譲りいたします。 3.応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。11月29日までにお申し込みをいただき、30日には抽選結果を送信させていただきますので、ご了承ください。 以上、ご了承いただいた方は、 下記のフォームよりお申し込みくださいますようお願いいたします。 それでは、皆様とお会いできますこと愉しみにしております! ================================================== 企画:経営学習研究所 理事 板谷和代 ================================================== |
土曜日の朝、起こされた電話は前職時代に20年ほど前に担当していたお客様からのものでした。ちょっといろいろと悩むこともあり、アドバイスを欲しいとの話でした。今更、俺に…という気もしないでもないですが、反面、実に光栄なことでもあります。毎年、賀状のやり取りは続けているので、何度も転居しても連絡先はご存知だったわけです。
だからということでもないですが、ちょっと仕事について整理してみようと思うことがあり、その中で営業が絶対に商談で意識しなければならないことについて整理をしてみました。まあ、商談の場というよりも、事前のことになるのかもしれませんが。 これは2つです。 1.予習 2.お土産 「予習」は当然のことです。お客様の貴重な時間をいただくのですから、徹底的に下調べが必要です。これはお客様との商談だけでなく、社内の会議などでも同じことです。予習の善し悪しで商談の相当部分が決まります。 「お土産」というのは、2つの意味があります。まずは「お土産」を持参すること。貴重な時間をいただくのですから、何か一つでもいいので相手が「意味のある時間だった」と感じるだけの「お土産」を提供するのです。そのためには、相手が今、どんな状態であり、何を考えているのかを推察する必要があります。これも「予習」です。 そんな「お土産」を渡して、相手に満足をしていただくことができれば、すならず次回商談を得ることができます。そして、2つ目のお土産です。これはお客様から頂戴する「お土産」です。つまり、次回までに●●をやっておいてくれとか、次回には●●について提案してくれというような「お土産」です。これを持ち帰ることができて、初めて商談は意義あるものになります。 「予習」と「お土産」。簡単なようで難しいものです。単純なようで、ちゃんとやっているか否かで大きく差がつくものです。 |
本日、にっぽんお好み焼き協会が主催する第4回お好み焼き検定初級検定を東京と大阪の2会場にて実施いたしました。毎年この時期に実施しています。欠席率2%未満、皆様、大変によく事前学習しておられ、この分ですと大半の方が合格されるのではないかと嬉しい悲鳴です。今回実施した初級検定は、きちんと事前学習をされればけして合格は難しくありません。そして、初級をクリアされた方は、2年に1度の上級検定にチャレンジする権利を勝ち取れます。今年はスキップの年でしたので、来年は上級検定も実施予定です。こちらの合格率は大幅に下がりますが、合格者は佐竹会長が直々に美味しいお好み焼きを焼くノウハウを伝授する上級合格者特別実技講習にご招待いたします。途中からはアルコールも入ってオコパ状態になりますが、間違いなく美味しいお好み焼きを焼けるようになります。今年の初級合格者には、是非、また来年、上級検定の会場でお会いしたいと思います。
それにしても、仕事でもないのに仕事と同じようなプロセスを踏む必要のあるこの協会ビジネスを手伝うのって何が原動力でしょうかね。「越境学習」の観点からでは、なかなか容易に説明ができません。でも、こんなに多くの受検生に喜んでいただけること、ある分野の一人者の皆様と何かを創り上げること、それも今までにない何かを毎年変化させて創り上げていくこと、こういうことが本質的に好きなのだとは思います。 お好み焼き協会のフェイスブック・ページ。動画も入って、かなり賑やかになりました。是非、お時間のある際にご覧ください。 ![]() |
野口先生と山中先生のメンタル・コンシェルジュの今期最後のセミナーがありました。最後はやはり花田光世先生の登場です。自分としては、非常に染み入る話が聞けました。また、今後の指針も少しできたような気がします。ただ、すべてが上手に一つにつながりません。そんな中ではありますが、少しリフレクションがてら、整理をしてみたいと思います。
テーマは「キャリアスリップをいかに乗り越えるか」。このお題は野口先生が花田先生につきつけたとのこと。 結婚や出産、引越し、子育て、ポストオフ、体調不良、シニア層、親の介護…、けして想定外ではないのかもしれないのですが、予定を立て切れていなかった事態は、必ず誰の身にもいくつかは発生するといっていいでしょう。 例えば、若者が入社1年目や2年目で辞める、いつの時代も最大の理由は「こんなはずじゃなかった」という奴です。つまり、リアリティショック。自分の思っていることと、実際との相違を受け止められきれないわけです。 ある意味では、先にあげた「キャリアスリップ」物のイベントも、リアリティショックだといっていいのかもしれません。そういうことはあるとは思っていたけど、実際に起こるとね、ということです。 「キャリアスリップ」の根底にはある特定のキャリア観がある、と花田先生は指摘します。それは「外的キャリア」へのこだわり。大きな責任、重要な仕事、高い給与、偉い立場、そんなものに価値を置き、そういった序列上、上へ上へと進むことを目指す、そんなキャリア観です。 「キャリアアップ」という言葉は「外的キャリア」へのこだわりを前提にしています。「キャリアアップ」の反対語を「キャリアダウン」だとすると、「外的キャリア」へのこだわりの強い人であれば、「キャリアダウン」と「キャリアスリップ」は極めて近い意味合いを持ってしまいます。「キャリアアップ」を求めるキャリア観であれば、「キャリアスリップ」は必然的に厳しい局面に自分を追い込みます。 逆に「内的キャリア」に視点を置いた場合、「キャリアアップ」にあたる言葉は、花田流にいえば「キャリアストレッチ」です。キャリアの観点で自分の幅を広げていくわけですから、外的キャリア的にはネガティブな事象が起こっても、それは見方によっては「キャリアストレッチ」の可能性を秘めた機会でもあるわけです。 では、「キャリアストレッチ」の反対は何かというと、それは「現状にとどまること」だと花田先生はいいます。「外的キャリア」的な観点での評価としては、ダウンであろうがアップであろうが、そこにとどまらずに自分の状態を「キャリアストレッチ」できるか、ダウンであればあるほど、気持ちの持ち方で「キャリアストレッチ」ができる可能性があるわけです。 なんだかんだいっても日本企業は、「外的キャリア」で社員をモチベートしてきました。「外的キャリア」に基づいた「キャリアアップ」を目指す価値観をつくり、「キャリアアップ」が望めない層がいかにモチベーションを落とさないかに腐心してきました。例えば、役職につけない人を専門職として処遇するなどといった施策がまさにこれです。 長くなりましたので、明日はこの続きを企業における視点でもう少し整理してみます。 ![]() |
昨日のブログに対して、野口さんからコメントをいただきました。コメントというよりも、返信をいただいたような気分がします。過分な反応をしていただいて、とても気恥ずかしい感じすらします。
「明日備(あそび)」という言葉は、とても今の自分にしっくりときます。そんな言葉が離れて10年以上たつ野口さんから今、届くなんて本当に不思議なことです。この言葉、上手に広めたいなぁと思ったりもします。 そして、改めて過去の自分に負けないように、もっともっと頑張ることがたくさんあると認識しました。実はこの週末、社会人に出て以来、1枚も捨てたことのない名刺交換をさせていただいた方々の名刺を大量に捨てました。数千枚に及ぶかと思います。20代の営業時代に交換した名刺が大量に有りましたが、ちゃんと顧客別に並んでいました(今の自分からは考えられない几帳面さです。昔は本当のA型だったんです)。そして、自分で関心したのは、どこのユーザーもほとんど社長の名刺があること。トップメーカーという自負を先輩たちに強く持たせていただいたこともあるかと思いますが、とにかく商談は社長とするのが基本でした。決裁者と商談をしない営業は営業ではないのです。そして、現場や他の納入業者から裏をとるというのも大切なことです。もちろんその頃の私が担当していたのは、ナショナルユーザークラスではなく、地場の食品メーカーです。それでも自分の親父以上の年齢の人に気後れせずにチャレンジしていました。やるな、昔の自分。 とにかく過去の自分に負けないように。いろいろなものに慣れっこにならないように。何となく日々を過ごしてしまわないように。ただ、あの頃とは自分の年齢も違うので、今の自分なりのやり方で負けなければいいんです。 それにしても、離れていても刺激を与えてくれる元後輩の皆さんに感謝。そして、ご無沙汰している皆さんにたまにはリアルにも会わないといけないですね。 |
スコラ・コンサルタントの野口正明さんが、ブログでここのところ「明日備(あそび)」について、連続的に語っています。一番最初に「明日備」について読んだのは、スコラ・メールニュースでのコラムなのかと思いますが、まだスコラさんのサイトにバックナンバーが掲載されていないので、野口さんのブログの『なぜいま「明日備(あそび)」か』と語ってる日の分をご覧ください。
そして、今日発売の「企業と人材」にも出稿されているそうですが、残念ながら定期購読していないので、誰かからコピーさせてもらわないとです。 「明日備」という言葉を私は知りませんでしたが、江戸時代から綿々と伝わる言葉のようです。ネットで検索をすると結構、いろいろな方が蘊蓄を述べています。「働く」が「傍を楽にする」から来たのと同様に、「遊ぶ」は「明日備(あそび)」、すなわち明日に備えるから来ているということになるのでしょうか。明日も「傍を楽にする」ことに精を出せるように、その原動力として語らいや芸事に興じる、そんなことです。 さて、野口さんですが、私は一時期、机を並べて仕事をしていました。あの頃のあの食品会社ので一緒に働いていた人は、少数ではありますが、外に出てキラッと輝く仕事をしています(少数というのは、外に出た人自体が少数という意味です…)。 私は28歳まで営業をやり、人事部に移ったのですが、今の自分の基礎のほとんどは20代の営業時代につくられたと任じています。ある意味、質・量ともにハードに働いていましたが、よくよく考えると「明日備(あそび)」の要素に満ち満ちた日々でした。 毎晩、営業から戻った先輩と「残業食」を食べながらするバカ話。今から思うと貴重な時間です。週に何日、社内飲みをしていだでしょうか。牧歌的にしばしば経費も使えました。若いうちから、それなりの店に活かせてもらうのも将来に向けた大切な「明日備(あそび)」だったのだと思います。行ったこともない店で接待なんかできませんからね。いろいろな先輩が仕事帰りに営業車でゴルフの練習に連れて行ってもくれました。これは仕事なのか、遊びなのかの区別がつかない時間帯も実に多くありました。ワークとライフは、バランスをとれるような相対した存在ではありませんでした。仕事の中に遊びがあり、遊びの中に仕事がありました。 月曜日に予定しているセミナーの準備が間に合わないとなると、週末に夫婦で準備に駆け付けたりもしました。そのあとには、先輩が「ご苦労さん」とおごってくれました。別に家族で働く必要なんかないんですけどね。お客様の忘年会などの企画にも、まだ小さい子供まで連れて家族でお邪魔したこともありました。組合主催のイベントも家族連れでした。休日に後輩が尋ねてくるのも普通でした。いずれにしても、家族に対して仕事がブラックボックスになることもないといった効果は間違いなくあったと思います。 あらためて、野口さんのブログから少し引用してみます 『ここで江戸時代にいきなり話を転じたい。当時の日本は経済的には停滞期にあったが、人々はどうも豊かな文化生活をエンジョイしていたらしい。彼らにとっての「働く」とは、「傍(はた)を楽にする」活動であって、人の価値は、地位の高さや財産の大きさよりも、どれだけ人様や世間の役に立っているかで見られていたというのだ。そして、夜はせかせか残業することもなく、明日も傍を楽にする行ないの原動力として、語らいや芸事に興じ、それを「明日備(あそび)」と呼んだ。 私はこれから日本企業が目指す世界はこれだ!と直観した。「明日備(あそび)」を、現代版のビジネスとして再定義できないか。たとえば「明日備(あそび)」を、「明日の準備」と「あそび」の掛け合わせと捉える。組織や事業の未来を創造するための「明日の準備」には、目の前の結果を追いかけるサイクルからいったん離れ、自由に発想し挑戦することに心底夢中になれる「あそび」が必要だ、と私は思う。』 私の捉えている「明日備(あそび)」と野口さんのいう「明日備(あそび)」とは、たぶん少し違う意味なのかもしれません。 昨今、HRの世界で取りざたされている「越境学習」というのも「明日備(あそび)」の1つと考えていいように思います。私は最近はよく「越境学習」の一人者といったようなちょっと不本意(?)な呼ばれ方をすることもありますが、「明日備(あそび)」の一人者であれば、ちょっとはいいかなぁという感じもします。 「遊ぶ」ことと「明日に備える」ことがそこそこイコールになる生き方、またそれが結果的に仕事のパワーになるような「明日備(あそび)」方。そんなことができると実に素敵ではないかと改めて思います。いうまでもなく「明日備(あそび)」はクリエイティビティの源でもあるはずです。 野口さんと一緒に過ごした食品会社の東京営業所のOB会が先日ありました。 私が20代の6年間を過ごした職場です。「しあわせ会」と呼ばれ、毎年この時期に開催されています。 参加者の最高齢は93歳のMさん、私は営業OBとしては最年少です。そして営業OBでは大勢の参加者のうち、60歳未満はわずかに3名だけ。65歳くらいではまだ若造といった感じです。そう、このOB会には会社を辞めないと入れないわけで、私たち3名以外は皆さん定年退職をされた方ばかりなのです。遠い昔の20代に6年ほどいただけでそんなお仲間に入れていただけるのは実に光栄な話です。 ハードワークには自己消耗的なハードワークと、「明日備(あそび)」的要素のあるハードワークがあるように思えます。このOB会に集った方々は、ある意味では「明日備(あそび)」的要素のあるハードワークを堪能された皆様だと実感します。その違いは何か、これは時間を少しかけて考えてもいいテーマではないかと思います。 私が入社当時のA所長もいらしていましたが、なんと80歳になったといいます。思えば私もあのときのA所長の年齢に近づいています。その日も煙草をふかしながらお酒を飲まれていたのですが、今ではこういう機会以外ではあまり煙草も酒も以前のようにはやらなくなったとか。でも、年をとって具合が悪くなったときに健康のために辞めるものがないと医者も困るだろうから続けているんだと素敵な理屈をこねておられました。そういうとこの方、20数年前には「煙草をやめる奴は意志が弱いねえ」と禁煙する人に向かっていってましたっけ。営業の必須科目のゴルフ、酒席、麻雀だけでなく、落語にウクレレ、実に「明日備(あそび)」に満ちた方です。 「明日備(あそび)」というやまと言葉、ビジネスのスタンスを見直すために役立ちそうな気もします。ただ、これがあまりに合目的的に使われては面白くありません。ワーク・ライフ・バランスの強要に少し何か違うなと感じている人達は、ワーク・ライフ・インテグレーションとか、ワーク・ライフ・フュージョンとかいう言葉を使っていますが、「明日備(あそび)」、これはいい響きです。ただし、往々にして「明日備(あそび)」は家庭の外にありがちですので、ここには注意が必要です。 「傍楽(はたらく)」と「明日備(あそび)」。この両輪をどう回していくか。なんか愉しい気分になりますね。 |
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