「酒場学習論」当選通知をお送りしました
5月19日(日)開催予定の経営学習研究所sMALLラボ企画「酒場学習論」には、大勢の皆様にご応募いただきました。本当にありがとうございます。

定員を大幅に超えるご応募となりましたため、厳正な抽選を実施させていただかざるを得ない状況となり、多くの方にお断りメールをお出しせざるを得ない状況となりました。1人でも多くの方をお招きしたいのですが、「まるます家」様の2階の床が抜けてしまってはいけませんので、人数を厳格に限らせていただかざるをえませんでした。当選者の方はご都合が悪くなった場合は必ずご連絡ください。繰り上げ当選を実施させていただきたく思います。

「酒場学習論」のサブタイトルは「古今東西、人は酒場で育てられてきた」。まさに私たちは酒場というサードプレイスで多くのことを学んできました。1人酒、仲間酒、愉しい酒、哀しい酒、さまざま酒場シーンが私たちを育ててくれました。居酒屋は「屋」つまりあくまでもお店を指しますが、酒場は「場」なのです。5月19日(日)は赤羽の「まるます家」様という最高の場をお借りして、MALLを開催します。

昨日、打合せにお邪魔してきました。メニューを決め、レイアウトを決め、呑みものを決めました。メニューは予算の許す中で「まるます家」様の自慢の品を並べたいと思います。呑みものはオペレーションも考慮の上で、ジャン酎モヒートを中心とさせていただくこととなりました。メニューと呑みものを決めなければならないので、たくさん試飲と試食もしてきました。
当たり前ですが、プロジェクターがないので、当日のプレゼンは摸造紙紙芝居プレゼンとなります。箸袋にも手をかける予定です。当日まで、また企画をあれこれ考えたいと思いますので、参加者の皆様、愉しみにしていてください。また、大変申し訳ないのですが参加が叶わなかった皆様、今後のMALLの企画にご期待願います。実は昨晩、もう1つ、まったく違う酒場企画を思いつきました。ただ、こちらはさらに収容人員が少なくなりそうなのですが……。

当日は2階を貸し切ります。昨日、2階の窓から撮影した写真です。赤羽の街は「馬鹿祭り」で大変な騒ぎになっていました。なかなか店までたどりつけない状況でした。

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1階はもちろん通常営業です。早めに来た方は1階で呑んでいるというのもありですね。メインスピーカーは「古典酒場」の編集長にして酔女なる名刺を持ち歩く、倉嶋紀和子さん。倉嶋さんの普段とは違う顔にも迫りつつ、酒場での学びを皆で深めたいと思います。MALL理事も大半が参加させていただきます。当日の段取りは今日現在、以下のようになっています。

・宴とフリートーク
・イントロダクション ~あらためてMALLへようこそ~
・東京酒場ストーリー:『古典酒場』編集長編集長・酔女 倉嶋紀和子
・宴という名のダイアローグ
・倉嶋紀和子という生き方:聞き手 植田亜紀子(メイン種目:日本酒)・佐伯和則(メイン種目:テキーラ)
・キャリア論の立場から「倉島紀和子」を語る:法政大学大学院 政策創造研究科准教授 石山恒貴
・学習論の立場から「酒場」を語る:インテリジェンスHITO総研 研究員 田中聡
・ダイアローグという名の宴
・ラップアップという名の中締め

また、注意事項(=参加条件)として下記を連絡させていただきました。注意事項の1は、ワークショップとしてはなかなかお目にかかれない注意事項だと思います。

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1.本ワークショップは、企画構成上、登壇者も進行者も運営者もすべて呑みながら進行させていただきます。これを不謹慎だと感じる方はご参加をご遠慮ください。また、「愉しく呑める」ことを自認される方のみご参加ください。当日の泥酔もご遠慮ください。

2. 本ワークショップの様子は、予告・許諾なく、写真・ビデオ撮影・ストリーミング配信する可能性があります。写真・動画は、経営学習研究所、ないしは、経営学習研究所の企画担当理事が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。参加に際しては、上記をご了承いただける方に限ります。

当日、皆様にお会いできますことを楽しみにしています。

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また、6月22日に次のsMALLラボ企画を予定しています。テーマは「普段とは少し違った視点で就職活動を一緒に考えてみませんか」です。今の就職活動の問題を「時期論」で解決できるというわけがあるはずなく、まったく違った角度から考えられないかと思います。すでに魅力的な6名のスピーカーに登壇をお願いしています。リリースは来月の半ばくらいかと思います。

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【2013/04/29 22:40】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
辞令交付、和田さん、MALL、風邪ひき、そして辿りつくのは…
金曜日に新卒新入社員に配属を伝えました。

まあ、悲喜こもごもなのですが、よく担当者がフォローをしてくれています。
今年は、辞令交付の前に30分くらい時間をもらい、珍しく自分の話をしました。私は自己開示があまり得意な方ではなく、自分のことを語ることはあまりありません。たまたまその前々日に和田裕美さんに来ていただき、新入社員向けにお話をしていただいたのですが、和田さんが語った社会人になりたての頃のお話に影響を受けたのかもしれまません。

自分の話をすると、やっぱり企業人の職業キャリアってブランドハプンスタンスセオリーそのものだなという感じがします。そして、配属、異動というものがそれを演出します。新入社員には「自分の配属が最高の配属だ、自分の上司が一番の上司だ」といって話を終えました。初任配属は一生で一度きり、そして実際に配属された部署以外で展開されるパラレルワールドの結果は誰も知り得ませんから、配属されたところが頑張らないともったいないですよね。私たちにとっては、新入社員に「自分の配属が最高の配属だ、自分の上司が一番の上司だ」と、そんな気持ちになってもらうのが、いってみれば親心です。

この1週間はかなり新入社員研修に立ち会ったのですが、自分にもとてもプラスになりました。まだまだ社会人としては知恵も経験もない彼ら彼女らが、自分たちなりに覚悟を決めて配属先に飛び込もうとしているわけです。知恵も経験もある(ただし少し肉体的には衰えつつある)自分が、負けてはいられません。まだまだ覚悟を決めてやることはたくさんあります。最後は風邪引きで体調的にはヘロヘロでしたが、いろいろな元気をもらった1週間でした。

3月、4月は人事の仕事が目茶目茶忙しい時期です。今回はそれに比べていろいろと飛び込みがありました。12月が師走であるなら、この時期は師が二人三脚で爆走しているようなものです。なんとか倒れながらもゴールのテープを切って連休に突入したという感じですが、今日は起きてみたら、床についてから10時間がたってました。睡眠は最良の薬です。体調もだいぶ回復しました。

和田裕美さんのお話は、トラブル発生のために最初の15分くらいしか聴けませんでした。ここ数年は毎年恒例で新入社員研修の後半に来ていただいているのですが、今年も新入社員以外の希望者も多数聴講していました。

そのわずか15分の中から、素敵だと思った言葉を。

「楽しいと思って会社に行けば、絶対に成果が出る。嫌だなと思って会社に行ったって、成果は出ない」

ほんとにそうです。会社だけじゃありません。すべてにそうです。では、どうやれば楽しくなれるか。これには全員に通用する方程式はないので難しいです。でも、この言葉を思い出すだけで少し違ってきそうですね。

「アウトプット先のイメージを意識しながら話を聴くと、聴き方が全然違ってくる」

ブログを毎日書いていた頃、インプットするものすべてにアウトプットをイメージしていました。最近は、呑気なペースでしか書いていませんから、確かに緩んでいます。同じ話を聞いて「面白かった」で終わる人、「面白かったから誰かに伝えよう」まで思う人、確かに「聞く」の質に差がつきます。

新入社員研修もあと3日。彼ら彼女らの日報メールが夕方に大量に送られてくるのもあと3回です。あとは自分でやるしかないですね。実は同じことを自分にも言い聞かせて、少し気合いを入れています。

そんな昨晩に経営学習研究所のラーニングイベントがありました。企画タイトルは「多様な社員を『講師』に育てる仕組み」。ソフトバンクさんの研修内内製化への取り組みがテーマです(詳しくはツイッターでハッシュタグ#malljpをご覧ください。人材教育さんがかなり細かいツイートをしてくださっているので概要がわかります)。ラインの人に講師をお願いする際に、いわゆる丸投げをするのではなく、徹底的に共同作業をします。そこにおける人事の役割はというと、社内講師の伝達スキル、演出スキル、対応スキルの各面において質を徹底的に高めるのです。コンテンツは社内講師が担うとして、デリバリーの質は人事が担保するということです。これ凄いです。何か凄いって、スキルを教える人は、当たり前のことでが教えられるだけのスキルを持っているということです。つまり、人事はデリバリのプロ集団にならなければならないということです。

人事がデリバリのプロ集団になる効果は研修内製化だけにとどまりません。人事が担うべきコミュニケーション・エンジンの役割を果たすためにも、大きな効果を発揮するはずです。

などと、体調不良の中でときどき控室で休憩をとりながら考えていました。

自分はデリバリーや場づくりのプロフェッショナルにはとてもとてもなれていません。自分のメンバーもまだまだ育てきれていません。では、今の自分の価値は何か、当社の人事の価値は何か、そして欠けているものは何か。おそらく新入社員が自らに悶々として問いかけているようなことを、自分もいつになっても問い続ける必要があるようです。

今週、いろいろあって感じた最後の言葉は、あまりに月並みなのですが「初心忘れべからず」でした。

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【2013/04/27 21:59】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
人を「学び」にいざなう「健全なる危機感」
「人はどうすれば学ぶようになるか」。とても難しい問題です。たまたま、先日、このテーマに近い領域で社内で議論をしました。

比較的これまでの日本企業では、会社が育成マップをつくったり、育成計画をつくったりと、育成というのは会社が投げ掛けるものだという発想がありました。新卒採用の面接でも「御社ではどのような教育制度、研修制度がありますか」などと呑気に聞いてくる学生がちらほら見られます。実に牧歌的です。

さて、すでにここまでにいくつかの単語が出てきました。「学ぶ」「育成」「研修」「教育」。この4つの単語のうち、「学ぶ」だけ主体が異なります。例えば会社と社員でいえば、「育成」「研修」「教育」の主体は「会社」、「学ぶ」だけは主体が「社員」です。
ところで、主体と客体からなる対義語というのが世の中にたくさんあります。「買う」「売る」、「寝る」「起きる」、「あがる」「さがる」………。では、「学ぶ」の反対は……。

「育成する」「研修する」「教育する」、いずれも反対語のようにも感じますが、私の感覚からするとあまり反対語としてフィットしません。希望的観測も入っているのかもしれませんが、「学ぶ」というの主体だけでやれてしまう要素が強い言葉のように思います。ですから、対義語は不要なのです。つまり、誰かから「学ばされる」ものではなく、「自ら」学ぶという要素が言葉自体に内在されているのではないかと思います。

ですから、育成マップをつくったり、育成計画をつくっても、「学ぶ」気持ちを呼び起こすのは難しいものです。自己からの欲求が必要です。もちろん、整った育成マップがあったり、育成計画があったりした方が欲求がおきやすいという人は少なくありません。でもそれって「学ぶ」のではなく、「勉強する」のに近いように感じます。

で、冒頭の問に戻ります。「人はどうすれば学ぶようになるか」。

私は一番の答えは「健全な危機感」の存在だと思っています。

人類が火を起こすことを学んだのも、石を削って武器をつくることを学んだのも、集団で動物を追い込んで狩をする方法を学んだのも、農耕を学んだのも、いずれも生きていくための「健全な危機感」が存在したからでしょう。もちろん「危機感」が健全な状況を超えることもあります。例えば、肉食恐竜が襲ってきたときです。もう、学んでいる時間などないですから、逃げる以外にはありません。ですから、「健全な」も学びを呼び起こすためには大切な要素です。極限状況まで詰められると、これは「学ぼう」という気持ちよりも、「逃げよう」という気持ちに傾斜してしまうのは、恐竜時代も現代も同じことです。

自分が経験をしていない仕事に直面し、自分の力でそれを乗り越えようと「自分ごと」で仕事をとらえたときに、おそらく人は仕事の中で多くのことを「学ぶ」のではないでしょうか。というか、仕事から逃げさえしなければ、学ばざるを得なくなるといえます。真剣に仕事に向き合おうとするのであれば、仕事が求められるレベルと、今の自分のレベルとの間の「差」を補うために、「学ぶ」しかないわけです。

よい学びをしている人は、これを刹那的に合目的的にやっているというよりも、無意識に近未来予測をして、「健全なる危機感」を自分のものにして、ごく自然に「学ぶ」という行為につなげているのではないかと思います。刹那的、合目的的な動機による「学び」はどちらかというと「学び」ではなく、「勉強」と呼ばれるタイプのような気がします。「受験勉強」などがその代表例です。

さて、禅問答のような考察を重ねてきましたが、「学ぶ」という言葉はかくも曲者なわけです。「曲者」ワードは人事の世界にはたくさんありますが、よくよく注意をしなければなりません。

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【2013/04/26 12:22】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
新入社員研修の日報
新入社員研修で毎日、日報を書いてもらっています。

日報はメール本文で書き、ちゃんとあいさつ文とかを入れて、ALL新入社員のメーリングリストに送信します。そのメーリングリストには人事関係者も入っています。人事関係者は1人がそれぞれ3人の新入社員を受け持ち、その日の日報を確認して翌朝までに返信をします。新入社員自身が送る日報は全員に共有されますが、返信は本人だけに送られます。

日報への返信は、添削になったり、指導になったり、アドバイスになったり、共感になったり、叱咤になったり、もういろいろです。結構、気合を入れて返信をするので3人に戻すだけでも、かなり骨が折れます。担当者は1週間でローテーションします。今月一杯、続けますので、新入社員は4週間、4名の人事関係者から、日報を通じて個別指導を受けることになります。日報メンターのようなものです。

人事担当者には、細かい指示はせず、意図的にあまり統一はさせていません。ですから、新人からみると週がかわって担当者が変わると、結構、指導のされ方や意見の内容が変わるので戸惑うところもあると思います。でも、これ自体もまさに社会です。すべての先輩が同じことをいうとは限りません。ある先輩のいったとおりに仕事をやっていたら、別の先輩に怒られたなんてこともあるかもしれません。そこで、指導の矛盾を恨んでもし方がありません。その中で自分がどう判断をするかです。新入社員研修中もできるだけ、「綺麗にデザインしない」ことが大事だと思います。綺麗にデザインしないためには、十分すぎる担当者をアサインしないというのがコツです。十分すぎる担当者がアサインされると細部に渡るまできちっとした研修をやってしまいます。下手をすると新入社員からお客様意識が抜けないほどに。ということで、担当者は大変な日々を送るのですが……。

ここのところは自分が担当する新入社員分の返信を送ってから、帰途につくという日々が続きました。最寄り駅についたときには、もう終バスがないので、自宅までテクテクと徒歩で帰ります。その道中で、自分の担当外の新入社員の日報をスマホで読みます。日々、少しずつですが成長が感じられたり、まだまだお客様気分だなと思ったり、おっこれはあいつが昨日の日報で何か指導したなと感じたり、夜道で1人盛り上がります。

新入社員研修も3週目を終えました。当社の場合は次の金曜日にはいよいよ配属発表があります。1人ひとりの日報もかなり引き締まってきました。構成などは読みやすくなってきたのはいいのですが、文章量が初日の数倍のボリウムになってきました。先週5日のうち2日は、徒歩で自宅に帰るまでに読み終わらないという事態にもなりました。対応はなかなか大変ですが、嬉しい悲鳴でもあります。

当社では5月2日で新入社員研修を終えます。夜道で日報を読まなくてもよくなる日が近づいています。その日にはしっかり前を向いた気持ちで送り出します。それが私たちの仕事です。

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【2013/04/21 11:14】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
『普段とは少し違った視点で、就職活動を一緒に考えてみませんか』~予告編
経営学習研究所(MALL)で私が主宰するラボsMALLラボでは、ただいま5月19日開催予定の「酒場学習論」の申し込み受付中です。実は先ほど確認したところ、既に定員をかなり上回る方の応募をいただくというありがたい状況になっています。

さて、sMALLラボでは、次の企画も決まりました。リリースはまだ少々先になりますが、こちらで先行的に概要を書かせていただきます。

タイトルは『普段とは少し違った視点で、就職活動を一緒に考えてみませんか』。

新卒採用をテーマに取り上げます。開催予定日は6月22日(土)。2014年度の大手企業の選考が一段落ついた頃でしょうか。

新卒採用でいえば、「4月解禁」論が最近は出てきましたね。いつも強い違和感があるのですが、どうして「時期論」が問題を解決するという短絡的な発想になるのでしょうか。

そもそも、どうも就職活動についての論議では「ひとごと」の論調が横行しているように思います。

就職活動の長期化批判、就職活動の早期化批判、学生の大手志向批判、親の過剰な関与批判、企業の横並び思想批判、大学の授業内容批判、対大学のキャリア教育批判……とにかく「批判」ばかりが不思議なほど渦巻いているのがこの世界です。

自らは傷つかず汗もかかない立場から、批判を繰り広げているだけでは、何かを変えてやろうという「うねり」はけして生まれません。もちろん「時期論」だけで何かが解決すると勘違いしていては何も始まりません。
あと、就職活動論議で何とかしなければならないのは、誰もがしたり顔で自分たちの時代を基準にものを語ることです。ビジネスの世界ではありえないことです。20年前の自動車産業はこうだったと今の自動車産業にモノ申して何の意味があるのでしょう。今、を正確に理解せずしてまっとうな議論はできません。

でも、すでに局所的な素晴らしい「うねり」はさまざまなところから出てきています。当日はいくつかの現実の「うねり」を皆で共有しながら、「自分ごと」としてこの問題をとらえ、自分は自分のフィールドで明日から何ができるのか、に思いをめぐらせる時間にできればと思います。

さて、そんな「うねり」の1つである辻太一朗さんの「NPO法人 大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会」についてもこのブログで何回かご紹介しましたが、辻さんがその思いを本にされました。NPO法人の名前も長いですが、本のタイトルも「なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?」と長いです。辻さんのいう、学生・企業・大学の3者間の負のスパイラルについて詳細にかつわかりやすく書かれています。6月22日(土)には辻さんもお招きしていますので、お楽しみに。

なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?
(2013/03/29)
辻 太一朗

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【2013/04/14 21:25】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
イノベーションの大敵は窮乏生活
『イノベーションの大敵は窮乏生活』

ちょっと前の日経新聞で読んだ、ローソンの新浪剛史社長の言葉です。
さらに次のように続いています。

『過去数年、世界が激変する中で、多くの日本企業はコスト削減にまい進し、投資は控え、万一に備えてバランスシートに現金をせっせと貯めこんできた』。
『そろそろこのマインドセット(心構え)を前向きに切り替え、積極的にリスクを取る時期にきている。そこから新しいイノベーションや成長の芽が生まれる』。

コスト削減だけでは新たな創造がないのは当然です。しかし、組織にとってコスト削減は永遠に追い続けなければならないテーマです。コスト削減の取り組みをやめてはいけません。

方や「積極的にリスク」をとることは大事でも、「全面的にリスク」をとることはできません。それでは経営ではありません。

一番の問題は、ゼロから100への針を常に振り切ることと、選択をしているようでしないという選択をしてしまうことです。

どうにもならないので、投資はすべてやめて、コスト削減のみに注力しようというのは、100からゼロに振り切る思想です。そして、そのコスト削減を全部門一律10%やろうというのは、選択をしているようでしていない選択そのものです。何も考えていないといってもいいでしょう。でも、意外とこういうこと、やっていませんか。

経営とは、判断もしくは決断と、選択の連続です。経済環境が悪かったことを背景に、コスト削減にとにかく注力すればいいという「選択をしているようでしていないという選択」に逃げ込んでいた企業も、さすがに環境の責任にできない状況になってきました。今こそ、選択が大切な時です。

今日も5名の内定者を会社に呼んで会いました。新卒採用で内定を出した学生については、必ず間をあけずに来社してもらい、私自身が会うようにしています。
私たちの希望は、彼ら彼女らが受けているすべての企業から内定をとって、その上で最終的に当社に来るという選択をしてもらえることです。複数の内定を首尾よくとれた学生は学生で、選択をしなければならないという大きな試練に直面します。人の意見や世間の評判ではなく、自分の意思で明確な選択をするように促します。そのための材料は提供しますが、無理には誘いません。当社にくるにしても、こないにしても、きちっと自分で結論を出せた学生と話していると、いい学生に内定を出したと安堵します。自ら選択ができない人には、大きい仕事はできまませんから。

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【2013/04/12 20:30】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「酒場学習論 〜古今東西、人は酒場で育てられてきた」(5/19) ~経営学習研究所(MALL)
経営学習研究所sMALLラボが、昨秋のドラムサークルに続いて送る第2弾「酒場学習論 〜古今東西、人は酒場で育てられてきた」(5/19)の申し込み受け付けを開始しました。

非営利型一般社団法人「経営学習研究所」、略称「モール」(MALL : MAnagement Learning Laboratory)とは、実務家と研究者による「全く新しいイニシアチブ」です。MALLは、経営・組織・学習に関する研究・実践の普及・振興・研究を行うために実務家と研究者がつくった新たな組織です。 具体的には、実務家と研究者の協働によって「経営」「組織」「学習」に関係するセミナー、シンポジウム、ワークショップを開催していきます。私たちは、「モール」という名前どおり、社会を「学びのショッピングモール(縁日)」のようにすることに貢献したいと思います。 「企業・組織の中の学習」を活性化することはもちろんのこと、組織外に出ても、様々な人々が自分の知識・専門性を高めるために、様々に集えるような「場」や「タネ」を仕掛けていきたいと考えています。 ほんの、ちょっとだけ大げさにいいますと、「日本を学習大国にする」これが、私たちの「志」です。http://www.mallweb.jp/

そしてMALL理事は1人ひとりがラボを持ちます。今回は、sMALLラボの主催企画となります。お申し込みは、MALLのwebページから。ここでは、案内文を転記します。

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MALLが「酒場」に飛び出します。
古今東西、人は酒場で育てられてきた。「酒場学習論」inまるます家@赤羽
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古今東西、人は酒場で育てられてきました。酒呑みであれば、誰しも何か酒場での学びを語れるのではないでしょうか。

学びの「場」はさまざまなところにあります。私たちが膨大な時間を過ごす「職場」。職場は働く場であるとともに、学びの場でもあります。当研究所の中原代表理事は、著書「職場学習論」の中で職場での学びを探求しました。多くの企業人にとっては「酒場」は「職場」と「家庭」の間にあります。そこは憩いの場であり、懇親の場であるとともに、内省の場であり、そして学びの「場」でもあります。仲間とプロジェクトの打ち上げで交わした杯(さかずき)、上司に悩み事を相談した場末の酒場、明日を語りながら夜を明かしたあの店、仕事を振り返りつつ1人で呑んだあのカウンター。あなたにもそんな記憶がきっとあるはずです。

今回のMALLはそんな「酒場」に焦点を当てます。いわゆる「呑みにケーション」的な見地からの「酒場」だけでなく、「酒場」という「場」自体の魅力を改めて参加者の皆様と一緒に味わいたいと思います。

メインゲストは不定期誌『古典酒場』の編集長をつとめる倉嶋紀和子氏。『古典酒場』は日本の文化ともいえる名酒場を丁寧に取材し、ストーリー性を持って読者にその魅力を伝えている知る人ぞ知る人気誌です。倉嶋氏から東京の魅力的な酒場の紹介をいただいた後、学びの場としての「酒場」をちょっと皆で科学します。
本企画は「Learning Bar」の裏返しです。「場」つくりの道具としてのアルコールを上手に活用して学びの場を演出してきたのが「Learning Bar」だったとすると、「学び」という題材を活用して、アルコールを愉しむ場だとご理解ください。ですから、メインゲストをはじめスタッフ一同ものっけから呑みながら進行を司りますことをあらかじめご了承ください。

こんな企画に、素晴らしい会場を提供いただくのが赤羽の超人気酒場「まるます家」様。朝9時(!)の開店から一日中、お客様が途絶えない名酒場です。当日はこちらの2階を貸切で使用させていただきます。「まるます家」自慢の料理を愉しみながら愉しいお酒をいただきながら進めていきます。MALL史上、もっともアルコール摂取量が多いワークショップになることは間違いあまりません。

■主催
一般社団法人経営学習研究所sMALLラボ

■協力  
「まるます家」
『古典酒場』

■日時
2013年5月19日(日)12時から14時45分まで(終了時刻は前後します)
開場は11時30分を予定しています。
会場後、開始時刻まで会場にて経営学習研究所各理事がお迎えします。

■会場
まるます家 東京都北区赤羽1-17-7 03-3901-1405
http://r.gnavi.co.jp/6267441/map/
当日は2階を貸切で使用します。1階は朝9時より通常営業をしていますので、ご迷惑にならないように2階におあがりください。

■参加費・定員
お一人様6000円を申し受けます。
なお、会場は木造建築2階のために、建物構造上の制約から限定30名までの募集とさせていただきます。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお、本ワークショップは、企画構成上、登壇者も進行者も運営者もすべて呑みながら進行させていただきます。これを不謹慎だと感じる方はお申し込みをご遠慮ください。また「愉しく呑める」ことを自認される方のみご参加ください。当日の泥酔もご遠慮ください。

■メインゲスト 『古典酒場』編集長・酔女 倉嶋紀和子さん
『古典酒場』編集長。熊本県生まれ。お茶の水女子大学大学院卒業。三度の飯より大好きな酒の本をつくりたい、と2007年4月に『古典酒場』を創刊。2009年に会社を独立し、株式会社クラシマ・プロダクツにて、引き続き『古典酒場』を刊行中。東京を中心に、老舗の銘酒酒場や大衆酒場に特化した飲兵衛のための情報を発信。実際に呑んで味わって満足のいく酒場のみを掲載するため、刊行ペースは、ゆるゆると、不定期刊。泥酔しては記憶喪失、そんな日々の呑んだくれ生活を綴った「古典酒場編集長酔いどれブログhttp://ameblo.jp/kotensakaba/」を運営中。自著本『Tokyoぐびぐびばくばく口福日記』(新講社刊)も発売中。

■内容
・イントロダクション 〜あらためてMALLへようこそ〜
・東京酒場ストーリー:
  …『古典酒場』編集長編集長・酔女 倉嶋紀和子
・宴という名のダイアローグ
・倉嶋紀和子という生き方:
  …聞き手 植田亜紀子(メイン種目:日本酒)・佐伯和則(メイン種目:テキーラ)
・キャリア論の立場から「倉島紀和子」を語る
  …法政大学大学院 政策創造研究科准教授 石山恒貴
・学習論の立場から「酒場」を語る
  …インテリジェンスHITO総研 研究員 田中聡
・ダイアローグという名の宴
・ラップアップという名の中締め

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■参加条件

下記の諸条件をよくお読みの上、参加申し込みください。 申し込みと同時に、諸条件についてはご承諾いただいているとみなさせていただきます。

1.本ワークショップは、企画構成上、登壇者も進行者も運営者もすべて呑みながら進行させていただきます。これを不謹慎だと感じる方はご参加をご遠慮ください。また、「愉しく呑める」ことを自認される方のみご参加ください。当日の泥酔もご遠慮ください。

2. 本ワークショップの様子は、予告・許諾なく、写真・ビデオ撮影・ストリーミング配信する可能性があります。写真・動画は、経営学習研究所、ないしは、経営学習研究所の企画担当理事が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。参加に際しては、上記をご了承いただける方に限ります。

3.欠席の際には、お手数でもその旨、 info [あっとまーく]mallweb.jp(松浦) までご連絡下さい。 繰り上げで他の方に席をお譲りいたします。 参加可能人数が限られた企画になります。欠席の際は他の参加希望者に迷惑のかからないように、必ず事前連絡をお願いいたします。

4.人数多数の場合は、抽選とさせていただきます。
4月25日(木)まで にお申し込みをいただき、
4月29日(月)には抽選結果を送信させていただき ますので、あしからずご了承下さい。

以上、すべての項目にご了承いただいた方は、下記のフォームよりお申し込みください。
皆様とお会いできますこと愉しみにしております!

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【2013/04/08 06:58】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「空間亀裂」フィリップ・K・ディック著 創元SF文庫
フィリップ・K・ディックは、1982年、私が大学生の時に亡くなりました。社会学部を卒業する際の卒論のタイトルが「日本SF史」であるくらいSF好きで、SF小説を読み漁っていた頃です。ディック作品は、ハヤカワSF文庫、創元SF文庫からも多数発刊されていましたが、1987年に幕を下ろしたサンリオSF文庫から21冊と大量発刊されています。なかなか新刊本で購入る資金力がなかった高校生・大学生時代は、古本屋を歩いて、見つけ次第、購入していました。

既に30年以上前に亡くなった作家ですから、新刊本というものを読むことはできません。でも、海外作家については未訳本というものが少なからずあり、ディック本も没後に細々と未訳本が発刊されています。そして、ごくわずかですが未だに未訳のままの作品が残っています。

長らく未訳本でいたということですから、必ずしも評価が高くなかった作品なのだろうと想像が容易につきます。しかし、ディック作品には強烈な固定客が多数いますから、出せば出したでそこそこは売れるだろうとも想像がつきます。そんなこともあり、忘れかけた頃に、新たな未訳本が世の中に出て、私たちファンを楽しませてくれるというのが、もう30年間も続いています。

未訳本だけでなく、ディックの短編が没後に次々と映画化されています。
「マイノリティ・レポート」「ペイチェック 消された記憶」「スキャナーダークリー」「NEXT」「アジャストメント」「クローン」「スクリーマーズ」、そして昨年リメイクされた「トータルリコール」。まだまだ私たちはディックの新しい世界を味わうことができるのです。

さて、本作品ですが、人口爆発に悩む近未来の世界。生活ができない人々はコールド・スリープを選択して凍民となり、いずれくる他惑星への移住が叶う世界を待っています。そんな中で、異世界との時空の切れ目が見つかります。まさにタイトルとおりの「空間亀裂」が現れるわけです。アメリカ大統領選におけるメディア戦略合戦、著名医師のスキャンダル、未だ残る人種差別、人工冬眠と臓器移植、売春人工衛星、北京原人とのコンタクト、惑星のテラフォーミング、といった具合に、あれやこれやとエピソードやSF的ガジェットが投げ込まれます。チープ感に溢れ、箱庭的ご都合主義が満載ではありますが、久しぶりに読む「新作」、いにしえのSFのテイストに満ち溢れ、けして駄作でも問題作でもありません。1ページ1ページを愛おしく読み終えることができました。

空間亀裂 (創元SF文庫)空間亀裂 (創元SF文庫)
(2013/02/27)
フィリップ・K・ディック

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【2013/04/07 09:12】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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